新型ＰＨＶの電費は本物か！？ 編

　新型ＰＨＶの電費も、寒さと一緒にどんどん下がって、今は雪もあり５．１ｋｍ／ｋｗｈまで低下、充電後の走行距離も６０ｋｍを切ってしまった。

　しかし、夏は、エアコン有りでも燃費が良く、６３ｋｍ先の目的地までＥＶのみで到達できるほどだった。(夜 ２～３ｋｍ程度の残距離を残す)

　新型ＰＨＶの電費は、平行２軸ＴＨＳⅡとワンウェイクラッチによるもので、瓢箪から駒とも言える性能を発揮している。(個人的見解)

○ＥＶの燃費と実際
　各社の表示電費と実際の電費を確認すると現実が分かる気がする。
　正確な計算ではなく、ネットや想定の電費となる。

　　　　　　　　　　　　　表示電費　　　　　　　実際電費
　リーフ…　　　　１０　　　ｋｍ／ｋｗｈ　　　８．５ｋｍ／ｋｗｈ程度
　FIT EV･･･　　　１１．２５ｋｍ／ｋｗｈ　　　９．５ｋｍ／ｋｗｈ程度
　i-MiEV(Ｘ)･･･　１１．２５ｋｍ／ｋｗｈ　　　７．５ｋｍ／ｋｗｈ程度

　また、ＨＰを散策すると、i-MiEVはカタログ電費を超える距離を走っている事もある。
　重量も、１．４～１．５トン程度と、大きさが違う割に電費は変わらない。

○ＥＶの電費追求
　ＥＶはモーター直結である以上、ちょっとやそっとで電費が上げられないようには思う。
　燃費追求では、新型ＰＨＶにように空力を上げるのが一番効果があるように思う。
　また、タイヤの設置面積や幅が燃費を左右していることも事実だ。
　それを踏まえると、軽四でＥＶを作るのが一番効率が良いとも考えられる。

○新型ＰＨＶの効用？
　HV用に開発さえたＴＨＳだが、エンジンをカットすれば、そのままEV用の変速機としても利用可能と思われる。
　ＭＧ２はＳＣ巻きで、正確なステッピングができる。しかし、集中巻きより出力が落ちるため、ツインモーターとなっているようだ。 また、最高１３，９００ｒｐｍもの回転数となるようで、リー○よりかなりの高回転だ。
　それに対して、ＭＧ１(発電モーター)は、集中巻き？で、トルク感のあるモーター特性になるのだろう。
　この２つの特性の違うモーターをＴＨＳマジックで動力配分すれば、１０ｋｍ／ｋｗｈ超える電費となっても不思議はない。

◎まとめ
　ＥＶのワンモーターで走行速度全域を効率よくカバーすることは難しいのでは無いだろうか！？
　異端とも思える新型ＰＨＶだが、その秘めた性能はワンモーターより高いとも言える。(個人的見解)
　しかし、今後、更にＥＶ燃費を追求するには、タイヤの高燃費性能が必要になる。　
　今の新型ＰＨＶの燃費は、タイヤ性能による効果も大きいのだから。

◎参考
○【記載訂正】 新型プリウスの２軸ＴＨＳⅡについて思うこと
https://minkara.carview.co.jp/userid/1813900/car/1346045/4385329/photo.aspx

○第１回 トヨタのハイブリッド その１
http://do-yoimanokuruma.com/SP/HV/02.html

○人気の電気自動車６車種で最も燃費（電費）が良い車種は？
https://www.tainavi-switch.com/contents/34668/