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Ranko Saotomeのブログ一覧

2014年03月11日 イイね!

3度目の3.11

あの日から丸3年の今日。今なお行方不明の方、避難を余儀なくされている方が数多くいらっしゃることを思うと心が痛みます。まずはここに、謹んでお見舞い申し上げ、全ての御霊へ謹んで哀悼の意を表します。


あのとき、私はまだ現場系の内勤で、唯ちゃんのごとくお茶の時間を心待ちにしながら仕事してました。そして突然の大揺れに、机の下でパソコンや書類が落ちる音を聞く以外なすすべもありませんでした。
揺れが収まり、私がまずしたこと。電気も止まった中で頼りになるのはカーナビと思い、情報を得ようとフィットに駆け込みカーナビのワンセグをつけました。そしてつけるやいなや飛び込む津波の映像。目を疑いました。これが現実なのか…やめてくれと思ったこと、悲しくなったこと、今も忘れてません。
その後すぐ家族全員の無事を確認できて安堵したこと、唯一の暖房となったストーブの炎をみながら待機していたこと、テンパっていた私に、落ち着けと専務が渡してくれたおーいお茶ホット(事務所の売り物)の温かさと味。翌日からの水くみや物資買い出しなど、インフラが整うまで先月までの愛車、初代フィットにお世話になりっぱなしだったこと。それも鮮明に残っています。

時は流れて2014年の今日。あの瞬間の時刻は平穏に流れ、静かに祈りを捧げることができましたが、復興とはほど遠い現実を目の当たりにするたび、時流に取り残されたままここまで来たような感覚を覚えざるを得ません。幸い私には大きな被害を被ることなくここまで来ましたが、家族や仕事、それまで築いてきたかけがえのないものを失ってしまった方々のことを思うと、今も胸が締め付けられます。私自身、仕事を続けて世の中の歯車を回す程度のこと以外、何もできていないと思いますし。ただ、それでも前に進むしかない。あの日旅立っていった方のぶんまで、今を生きる我々にはがんばっていく責任があると思うんです。少しでも早く、今生きるこの地が活気を取り戻すように、そして全ての方々に平穏な日々が戻るように、私も過ごしていきたいと思います。

さて、今日への祈りを捧げるためおととい、七ヶ浜町へ足を運んできました。現状を言えば相変わらず、更地が目立ちます。



これは菖蒲田浜海水浴場の遊歩道。まだ手つかずのところもあります。それでもここに来るまでに見た住宅や、道路のフェンスなどの補修工事は数ヶ月来ないうちに進み、確かに未来へと歩んでいると実感しました。震災の年の秋に初めて訪れてから何度来たかわからない神社も、静かに私を迎え入れてくれました。



初代フィットで移ろいを見続けたこの街の景色を、娘であるFIT3はどのように受け止めたのだろうか…私には知るよしもありませんが、これからも、初代フィット以上にいろいろな景色をこの子と見ていきたい。いい景色も、悪い景色も。そう思っています。



菖蒲田浜海水浴場入り口にある「祈望(きぼう)の鐘」。あの日への祈りと、未来への希望を願い、鐘を鳴らして手を合わせました。これからのこの町、ひいては東北に希望の光が数多くともりますように。これは偽らざる気持ちです。

最後に、世の中では終わったことになりつつあるような気がする震災ですが、まだ何も終わってはいない。むしろこれからが始まりですし、一番大事な時期。私もできることから、東北の復興のために力を注ぎたいと思います。
Posted at 2014/03/11 23:55:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年03月09日 イイね!

仙台モーターショーレポ、但しホンダのみ

2週間も前になってしまいましたが、仙台モーターショーに行きました。私の新車で。モーターショーに限らず、イベント関係の駐車場はミニモーターショーの様相を呈していますが、私の車はことさら目立っていました…

それはともかく、夢メッセ前の道路で渋滞の中、待つこと約30分。警備の指示に従わない車や無理な割り込みをかける車にも負けず、車を止めて中に入りましたよ。目指すブースはただひとつ。





ホンダです。ホンダのブースを見るためだけに来たと言っても過言ではないくらいに、楽しみにしていました。





まず目に飛び込んできたのがこのS660。一番つながりを感じる車はビートかもしれませんが、この車はS500の軽自動車規格版、スポーツ360というコンセプトモデルに通じるものがあります。実物もなく、残っているのは一部のパーツと図面のみという中から復刻された、あの車です。小さいながらも、走らせたら力強いだろうなあ…と感じるフォルムとデザインは両者に共通しています。
そしてNSXに通じる目つきと、がんばれば手の届く位置にいるという点で、どこか身近な存在にも思えました。実用性など置き去りにして、走りを楽しむのに特化したところにビートやNSXを作っていた90年代初めのホンダを思い起こします。

そして隣に目をやれば、




あこがれのスーパーカー、次世代NSXがいました。3モーター式ハイブリッド、そしてKB1レジェンドで培われたSH-AWDが惜しみなく投入されたという、手が届かないけれどもそれだけすごい技術が詰まっている車ですねえ。折に触れてネットやテレビで見る機会はあれど、実物を見たのはもちろん初めて。まずその目つきに圧倒されますが、引きつけられるものも感じます。プロドライバーでなければきっと性能を発揮できない車とはいえ、いつかは乗ってみたい車です。

そうそう、実はいつか乗ってみたいと思っていた車に乗ることができましたよ。運転試乗ではなく、同乗試乗でしたが、





燃料電池車、FCXクラリティです。実はホンダのブースに行ったとき、体験試乗会のお知らせを聞いたんですよ。受け付け開始が14時ということで、急いで並びましたw申し込みは先着順。乗れるかヒヤヒヤしながら並んでいたものの、なんとかぎりぎりで申込券ゲット。時間までまたホンダのブースで時間をつぶして待ってました。





乗った感覚はアコードハイブリッドに限りなく近い。しかし、静粛性はアコードハイブリッド以上のものでした。そりゃそうか。モーターのみで動くからねえ。加速感も怖くなるくらいに強い。ホンダのエンジニアさんが少し踏み込むだけで、一気に加速していきました。そして、広いです。助手席の足下は悠々と足が伸ばせましたし、後部座席も同じような感じに思いました。この技術とこの車から、アコードハイブリッドやFIT3ハイブリッドにつながっているんだなと思うと親近感もありますし、本当に貴重な体験をさせてもらったと思います。

燃料電池車は数年後に一般向けにも発売したいとのことだけど、インフラと車両価格の問題がまだ大きいですね。でも、こうした技術があってこそ、既存のガソリン車にも活かされるものがあるので、これからに期待していますよ。

…とまあ、ホンダのブースばかり見て、他の会社のブースには目もくれなかった私ですが、なかなか楽しいひとときでした。次はまた数年後かな…そのときにはどんな車で私たちをあっと言わせてくれるのか。今から楽しみです。
Posted at 2014/03/09 22:05:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ

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