ふーたん＠のブログ一覧

今日が祝日だということに会社の仕出給食で気づいたふーたん＠です。

この国には車が無駄に多すぎる。何らかの規制をすべきだと思う。










さてここからはタイトルの件。

リア４点のロールケージを装着したら剛性があがったという話を幾度か聞いたことがある。
当初はプラシーボ効果じゃないかと思っていたがビートのフロアパネルを見ていてふと気づいたことがある。

画像の下のほうによく錆がどうのこうの言われるサイドシルの継ぎ目があるのがお分かりであろうか。
そこからロールケージの足の部分とフロアトンネルの立ち上がっている部分に向かってフロアパネルとエンジンルーム隔壁のパネルの継ぎ目が連続している。


左右はほぼ対称の構造になっているので、左右サイドシルの割れ目を繋いだライン上にフロア（中央部分）とエンジンルーム隔壁（リアバルクヘット！？）の合わせが一直線に存在することになる。

よくサイドシルの継ぎ目が錆びるというが、フロント側まで繋がる形状のロールケージ（６点など）を入れるとこの部分の錆が出にくくなる。

以上のことからボディは、フロント側、リア側それぞれに入力のあった外力はこの部分を支点にして蝶番のような動きで撓っていると考えられる。

なお、ここにパネルの合わせを集中させている要因はおそらくクラッシュ時のボディ変形の関係だと思われる。


で、その画像のロールケージの足の部分を再度見てもらおう（見にくいし分かりにくいですが）。

ロールケージの足の部分の止め板がフロアパネルの合わせを跨いでいる。

このロールケージは止め板とフロア下の合わせ板にフロアパネルをサンドイッチして４本のボルトで固定されている。

つまりフロアパネルとエンジン隔壁の継ぎ目を当て板で繋ぎ補強しているような形状になっている。
しかもその部分をＢピラーバーで左右で繋いでいるわけだし。

さらに後ろに落ちてる２点の棒でＢピラーバーの前後の動きを規制しているわけだからそりゃ剛性が上がっても不思議じゃない。

もちろんフロントまで繋いである６点であればさらに効果が出るのは言うまでもない。



物事には必ず理由が存在する。それを考えずに無闇やたらに部品を装着しまくってこれがいいだ悪いだ言っても無意味だ。

なぜ良いのか、なぜ悪いのか、その理由理屈を考えたり検証しないパーツインプレやブログなどただの駄文か宣伝行為だ。
もっともこれについては自分も大いに反省せねばならないが。


なお、そもそもの話としてロールケージは安全性を向上させるための部品であり剛性向上は副次的効果である。

世の中には「マトモな装着方法ではない物」や、「不適切な材料のもの」やら、「安全でないバー配置の物」など、身を守れないどころかロールケージがケガの原因になるような製品も存在するので、製品選びの際にはよくよく検討しなければいけないとつくづく思います。