昨日は北の将軍様の誕生日

　そして今日はわたくしメの誕生日。なんと66歳になってしまった。取り敢えず還暦60歳でリセットしているので、６×６＝３６歳と言う事でどうやら青年期に達したようだ。
　メルマガや広告類のメールの中に、古い友人からの短いお祝いメールが混じっていて、有難かった。

　紀元前のお話。ノア一家と動物たちは、２月１７日に乗船を完了。天の窓が開いて豪雨となったが、箱船は５ヶ月間漂流し、７月１７日にアララト山に漂着。水が完全にひくまでには、さらに７ヶ月を要したと聖書に書いてある。

　　　この日生まれは選ばれし者と勝手に思っておこう。

　今から６６年前、まだアメリカを相手に悲惨な戦いが続いていた。最近、「富嶽」に始まり、日本の国産飛行機の開発物語を数冊読んだ。私が生まれた頃、当時の叡智を傾けて次々と名機を産み出していった技術者達、そのほとんどが２０代の若者だった。

　彼等の柔軟な発想が幾多の名機を生み出していた。敗色濃い戦況であっても決して諦めることなく、開発改良に携わった彼等。戦後の日本が驚異的に復興したのも彼等の力だった。

　面白いエピソードがある。資材も不足、ガソリンの品質も悪い、その環境の中で、従来各気筒毎に分かれていた、排気管を一本に纏め、経を絞り後方に排出させるとジェット効果で最高速度が上がった。この結果が出た以後すべてに採用された・・・。

　結構、素人的な発想ではあるけれど、これはこれで面白い。なんとなく現代の高専や工業高校のロボコン的な乗りで飛行機を開発していたのではないかと、思えたりする。

　もっとも、ロボコンで破れても命までは取られないけれど、軍用機の開発では相手に負ける事は死を意味していたので、軽々には比較は出来ない。

写真は、大工の棟梁が作った教会。洋と和が見事に調和している。