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鵲の 渡せる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞ更けにける

　　　　　大伴家持

　このカササギ、天然記念物なのだけれど、最近福岡でも良く見かけるようになった。以前は佐賀平野辺りが生息地だった。鳩より大きく、カラスより小さい。
　昔、豊臣秀吉の朝鮮出兵の折、九州在住の武将が持ち帰ったのが始まりとも言うが、彼らに国境は無いので半島から渡ってきた個体もあるようだ。

　写真では、お尻を向けている。近づけば離れる、丁度20m程の距離を正確に取っている。程よい距離を人間と取りながら生活しているのだろう。最近のカラスや鳩の厚かましさは目に余る。カササギの人間に対する距離感を見習って欲しい。