
ガソリンのオクタン価を表す記号にRONとかMONがありちょっと???でした。
そこで軽く調べてみたところ試験方法の違いでした。
つまり同じガソリンでも試験方法が異なるとその数値が変わるってことですね。
そもそもオクタン価って、ガソリンのアンチノック性(ノッキングを起こしにくい性質)を示す尺度で、0~100の数値で表しています。試験方法は省略しますが簡単に言い表すと次のようになっています。
・RON(Research Octane Number)=リサーチオクタン価:低速で負荷がかかった状態での耐ノック性を表す測定値
・MON(Motor Octane Number)=モーターオクタン価:高速時の耐ノック性を表す数値
日本国内でオクタン価を表記する場合はJIS規格によってこのリサーチ法(RON)を指します。
同じようにリサーチ法(RON)を採用している国はヨーロッパ各国。またもう一つのモーター法(MON)を採用している国はドイツ、イギリス、スェーデンなどがあります。
さてここでアメリカは?というと、北米で採用されているオクタン価はPON(Pump Octane Number)=(RON+MON)/2と言う数値で表記され、別名アンチノックインデックス・オクタン価と呼ばれているそうです。
で、日本に話を戻すとJISでは次のように規定されています。
・ハイオク(プレミアム)ガソリンはRON96以上(JIS規格/1号)、実勢98~100
・レギュラーガソリンはRON89以上(JIS規格/2号)、実勢90~91
次になぜ大衆車でも輸入車のほとんどがハイオク指定となっているのか?ですが、ヨーロッパでは日本のレギュラーガソリンよりも高いオクタン価(RON換算95以上)のガソリンしか販売されていないためだそうです。
ただ一説によると重量比によってハイオクとレギュラーを混ぜてオクタン価を95以上にしても問題ないと言うことらしい。(ん~、そうすると少しはガソリン代が節約出来そう…)
この辺でこの話は終わりにします。ってこの話、とーっても奥の深い話でございまして私の頭ではこれ以上は難しすぎます。もし興味のある方は、「オクタン価」で検索していただければもっとディープな世界に入り込めること間違いありません!!
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Posted at
2006/05/28 15:32:09