久しぶりにLED関連のマニアックな日記行きまーす!
皆さんオフ会などに参加すると、
「室内に日亜使うならb4ランクだよね」
とか、
「このランクの方が落ち着いてるよね」
とか、
「このランクは滅多に市場に出回らないからレアだよね、トレードしようぜ」
なんて話になると思います。
しかし、この「ランク」ってやつ、なかなか比較する機会がないので、今回きっちり撮って比べてみました。
以前アップした日亜LEDのランクの記事はログが無くなっちゃってるので、内容を簡単にまとめておくと、
・白色LEDってのは、「雷神」だとか5mm砲弾「NSDW570GS-K1」と言っても、ロットによって色味が結構違う。
・「同じ雷神なのに色がぜんぜん違うじゃないか!」ってなると困るんで、メーカーはそれらをランク分けしている。
・例えば「b4P11」ってランクなら、b4が色調(色味)、P11が光束(明るさ)を表してる。
とまぁこんな話でした。
要は色と明るさでランク分けしてるんだよ、ってことですね。
今回はその色調ランクを撮り比べてみるんですが、その前にメーカーのデータシートを見るとこんな感じで分けられています。

同じ白でも赤っぽいとか黄色っぽいとか青っぽいとかで分けられているのが分かるかと思います。
しかし図で書いても実際の色具合というのはなかなかイメージ出来ないので、今回はこの色調ランクのうちb1、b2、b3、b4、b5を頑張って入手、実際に写真撮影してみました。
撮影
条件は、全て日亜5mm砲弾「NSDW570GS-K1」、CRDにより36mAの定電流駆動。撮影はF/2.8、シャッター速度1/200sで撮影。
ホワイトバランスは撮影後のRAW現像時に環境色温度6000Kで統一。
モニタやデジカメの限界で若干色が異なるとも思いますが、そこはご了承ください。
実際の写真
↓まずb1P10ランク。これは僕のテールのバックランプ、あとナンバー灯に使われています。

かなり純白に近いイメージですが、人によっては黄色っぽいと感じるかも。
↓続いてb2P10ランク。

ちょっと赤っぽさが出ています。
↓続いてb3P10ランク。

これもほぼ純白に近いですが、b1よりは黄色みが抜けている感じはあります。
↓続いてb4P11ランク。僕のルームランプがb4ランクです。

これは随分黄色っぽく感じます。LEDにしては落ち着いた色合いなので、僕は室内に使うにはこの色が一番好きです。
↓最後にb5P10ランク。これで作ったT10をとめちゃんに上げたら「いらん!」って言われました。今はとめちゃんのお父さんがエルグランドのポジションに使ってくれています。

これも白いですが、若干青っぽさが強くなっています。
↓全部まとめて撮ってみました。

都合上、18mAの1/250sでの撮影です。
改めて見ても結構違うもんですね。
(※訂正…一番右→のLEDはb5P10ランクです。ごんめ。)
まとめ
いかがだったでしょうか。
基本的に日本人は「青っぽい白」を好む傾向が強いらしいです。
そういう方はb5ランク、僕みたいに青味が全く無いのが好きな方はb1ランク、ルームランプみたいに落ち着いた環境で使うにはb4ランクが良いかなと思います。
今回は1発ずつの点灯ですが、これが数十発まとめて発光させるとかなり違ったイメージになるので、同じ「雷神」なんかの製品を買う場合でも色調ランクに注目してみれば、思い描いた色に近いLEDを購入できると思います。
以上興味のある方の少しでも参考になれば幸いです。
補足
※電球色も買ったので撮ってみました。f4P9ランク。

電球色LEDは白に比べて若干暗くなります。
※なお今回の撮影用にまた日亜化学のLED買ったので、同じ型で色違いの在庫が300本近くになりました。
Posted at 2013/04/08 00:10:12 | |
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