開けましておめでとうございます!
周防です!
今年もよろしくおねがいします!
元旦は鴨川から初日の出を33階から展望しまして、暖かい所で見れたのは良かったですよー!
新年早々引いたおみくじは、、、
夫婦揃って大吉(笑)
なんとまぁ、運のいい2人でありますが、よろしくおねがいします!
さて、前回私の職業であるミキサーでのお話を少ししました。
その話を少し掘り下げてお話をば。
前にもお話した通り、生コンは生物であるとお話しました。
時間経つと固まりますからー。
で、生コンって一体何処で使ってるのよー!ってお話をば。
皆さんが一番馴染み深いのは、住宅基礎かと思います。
皆さんの家の基礎に使ってます。
何故か!
基礎は基本的に現地生成です。
また、強度が必要です。まぁ、基礎ですから。
で、住宅基礎に使う強度ですが幅広く有りますが、基礎で使うスラブ(平らな基礎)の強度は240~330㌔位です。
住宅によって変わりはしますが、大まかにはその位です。
立ち上がりと呼ばれる基礎の壁みたいなのには強度が高めの280~380㌔位のが使われます。
また、最近多い立ち上がり一体型というのもあります。こちらは立ち上がりにより決まってきます。
結構強度があるんですよー。
まぁ、家を支えてる訳ですから(笑)
で、この生コン。家の生コンならこんなので住むのですが、、、
マンション、高層ビルとかになると強度は跳ね上がります。
想像しやすいものはー、、、
関東だと、、、都庁とか!
関西だとあべのハルカス?とか!
そういう高層ビルにはミキサー屋が嫌がる位の強度の生コンを使ってます。
機密情報的に正確な数値は言えませんが、4桁近い強度の物を使ってます。
かなり硬いですよー!
で、なぜミキサー屋が嫌がるのか。
ウチらドライバーの中で共通認識として硬い生コン=すぐ乾いてくっつく。
ようはスゲェミキサー汚れます、、、。
なぜすぐ乾くのか!
強度が高い生コンは基本的に生コンの中の水分量が少ないです。
そして細骨材、砂がとても多いのです。
それじゃ乾く理由わかんねーよ!って方。
重要なのは砂なのです。
皆さん、海岸には行ったことありますよね?
砂浜で、飲み物とか零すとすぐ吸収されませんか?
あれが生コンでも起きてるのです、、、。
そう、生コンの中にある砂が水分を吸っちゃうのです、、、。
なので、強度が高い生コンは以前話した60分というリミットがあっても60分経つと品質から外れることが多々あります、、、。
なかなか難しい話ですが、これはまぁ理由が有りまして、、、。
実はこの高強度の生コン。
実はJIS規格には存在しません。
何故か、、、というと、実はこの新しい規格出来てまだ新しいのです。
いつ出来たのか。
それは建築業界の安全性が飛躍的に注目されるようになったあの日です。
そう、阪神淡路大震災です。
あの時、かなりの建物とが倒壊し、高速道路さえ支柱から折れるという惨事でした。
当時の安全性からは問題無かったのですが、あの震災はキャパを超えてたようです。
そこからこの新しい規格の高強度生コンが使用される様になりました。
実際にこの前の震災ではコンクリートの建物はかなりの数が残っていたと思います。
津波を受けても、倒れることなく、たくさんの人を救ったと思います。
日本人の反省というのはとても考えが深く、将来にも対応出来ていると思います。
建物は流されてしまいましたが、基礎が残っている姿を見て、阪神淡路大震災よりは住宅基礎もしっかりしてるんだな、と思って頂けると幸いです。
建築技術が上がったというのも1つですが、皆さんの帰る家を守るお手伝いとして、私は関わっています。
今日も土曜日仕事+サロン行きたい気持ちを抑えて、生コンを運びますよ!
因みに去年話題になった杭問題ですが、、、
あれは生コン出なく設計問題なので悪しからず、、、(笑)
Posted at 2016/01/16 07:13:36 | |
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