当時、僕は年に数回(一回で3~5日間) 関東や中部に出張していました。
出張と言っても何か商談をまとめる・・・という訳ではなく、メーカーさんが我々の様な地方の業者に新製品の特徴を説明し、拡販に努める為の研修に近いもの。
なので
複数の同業者同士が同じ宿に→夜は酒盛り
と言うパターンも良くあり、それは単なる「飲み会」ではなく 貴重な情報交換の場でもあったのです。
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中部地方 T市にあるシティホテル、「H」。普通のビジネスとは違って地上階には映画館やアミューズメント施設、数十階には夜景の見えるレストラン・・・若者ウケする なかなかシャレたホテルでした。
90年代の初め頃でしたか、夏だったと思います。たまたまこのHホテルに泊まり、アルコールを充填しようと付近を散策(笑)
ホテルの真ん前に小料理屋があったので、のれんをくぐりました。。。5~6人が座れるカウンターの奥に小さな座敷があるだけの こじんまりとした家庭的な店。
大将or板さんが厨房に、おばちゃんがカウンターに・・・って言うパターンの筈が、何とカウンターにはアルバイトの地元女子大生!
聞けば彼女は数週間後には海外留学するそうで、将来の夢などを熱く語っていました。
他に客は居ません、結構 話も盛り上がり 僕としては印象が非常に良かったので
「後で、部屋においでよ。向かいのHホテル、○○号室だから。」
と、誘ったのです。彼女は
「はい、○○号室ですね。じゃあ、ほんとに遊びに行っちゃいますよ。」
半分は照れて、半分は真顔で って感じで
(このコ、きっと来る。)
と、確信したのです。
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その内 カウンターの隣の席に背広の中年男が座りました。僕は彼女と、とりとめの無い話をしていたのですが、何となくその中年男も話に交わって・・・
断片的にしか思い出せませんが、彼は市の職員で部長クラス、公共工事の入札などに関する要職にあった人。
いわゆる「箱物行政」とか「贈収賄」と言った言葉を連想させ、建築/土木業者とのトラブル・住民との折衝など、かなりスリリングなお話を伺いました。
これが彼のホラで話半分だったとしても 「癒着」と言う言葉がピッタリの内容。。。僕は内心、
(新聞社か任侠団体にネタをリークすれば、彼は終わるだろうなぁ)
なんて事も思いつつ、彼の面白い話しぶりに引き込まれ意気投合?かなり酔っぱらってしまったのです。
何時にホテルに帰ったのかも思い出せません。。。彼女は?怒ったのか呆れたのか、部屋に来たのかどうかも判りません。
惜しい事しました(爆
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会場や宿泊先は時期やメーカーによって様々でしたが、K市のRホテルは定番。
P商会から来ていたK村さんとは何度もこのRホテルで御一緒させて頂きました。
K村さんは「ヌボ~」っとした小太りの男で、「昼行灯」といっても良さそうな(失礼!)存在感の無い男。
Rホテルのレストラン。朝は近所のおばちゃん連中がパートタイムでウェイトレスをしているのでしょう、皿やグラスの置き方がガサツで(笑)、K村さんとも(あのババァ!)と呟いて笑いあったものです。
そんな中で女優の比嘉愛未さんにソックリなキレイな娘がいまして、K村さんとは
「彼女、紅一点だわ」(他にもオンナ居るだろ!!・爆)
『全くですね~』
なんて話してたんです。
ところが何年か経って、K村さんとまた御一緒した時に打ち明けられました・・・
『俺、(比嘉愛未 似の)彼女と寝た。』
(あらま~、人は見かけに寄らないわ!!)
と、ビックリした僕だったのです。
K村さぁ~ん!元気ですか!?
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Posted at
2013/07/29 02:46:42