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当時レーシングドライバー並みの「走り」のレポートが出来る、数少ない自動車評論家（と、認められていた感のある）の岡崎宏司氏が、毎号いくつかの中古車を評価する記事。

過去ブログにも登場した'73のチャレンジャーです。
チャレンジャー/バラクーダ兄弟は、当時大型化していた他のポニーカーと比べてもかなりワイドでしたが本文ではこの事にも触れています。

新車からちょうど丸3年経った車にしては44413kmと距離は多めかも。
3年しか経ってないのに、エアコンやパワーウィンドゥのスイッチに不具合が出ていると書かれています。
こんなマイナートラブルも、今の国産車のレベルで判断してはいけないのでしょうし、当時巷では「ガイシャだから仕方ない」的な見方をされていた様にも思います。

前ブログのマスタングⅡもそうでしたが、吊り下げ式のカーステレオがダサいです（1Din/2Dinなんて規格は一切無し、こうでもするしかテは無かった・笑）

当時レーシングドライバー並みの「走り」のレポートが出来る、数少ない自動車評論家（と、認められていた感のある）の岡崎宏司氏が、毎号いくつかの中古車を評価する記事。

'74と言う事は初期型、この時点で初回の車検まで半年を残した、中古車としてはまずまずの玉と言えます（当時車検は初回から2年でした）。
マスタングⅡ、当時それなりの台数が日本にも入って来てたと思うんですが、この記事をUPした理由は搭載されてるエンジンが独フォード製のV6-2.8Lであった事なんです。
標準がピント用をスケールアップしたL4-2.3LでこのV6-2.8Lはオプション、「じつにスムーズに回る」ものの「パワー的にはあまり期待できない」と書かれています。
おそらく正規モノはV8-5.0Lのみではないかと推測されるのですが、確証ありません。

調べると当時の国産新車で200万円（210万円未満）と言えば、せいぜいクラウン/セド・グロの2.0L上級グレードか2.8LのMT車くらいしかありません。
平均的なファミリーカー、カローラ1400ハイDXセダン（5F）:85万円の時代です。
マスタングⅡギアを上級パーソナルカーとして捉えるならば、予算200万円クラスではコスモAPのREリミテッド:181万円、いすゞ117クーペXC:191.2万円（XEは210万円を超えてます）あたりが射程距離に入ります。

新車価格が300万円を下回るとは思えないし、当時の理不尽な自動車税や、本文にも書かれているようなアンダーパワー気味な性能などを考えると・・・

①車は見栄を張る為の道具に過ぎない故、一目でガイシャと判る派手さが必要
②スポーツ性は無くても構わない
③面倒なメンテナンスを要求される車種はNG
④税金などは考慮しない

と言うポリシーを持った人たちに選ばれた図式が浮かんで来ます（苦笑

'68 Pontiac GTO Judgeの広告です。

ハードトップとHideAwayHeadLamp、かっこ良過ぎです！
映像のアーチスト等判りかねますが、マッスルカー全盛期の匂いがプンプンしますね。






※動画投稿サイト変更

MF誌でも海外レポートの多い山口京一氏が、あのCHP(Carifornia Highway Patrol)
のグレンデール分署（L.Aに隣接する）、フィル・ダウンズ巡査部長のポリスカーに同乗します。

本文の抜粋・・・
「フリーウェイ進入ランプで、彼は右足をフロアに押し付ける。7.2LのスペシャルチューンのV8が凄まじい瞬発力を発し、フルサイズセダンが突進する。経済性重視の最近では、大排気量の米車でも、めったに経験できぬ加速力だが、これでも”平均的”で、『めざましいとはいえない』のだそうだ。」

「同乗パトロール後に、先月号でお見せした追尾、停車、身体検査、そして逮捕のデモンストレーション写真を撮るため、メルセデス450SLを使い、ダウンズのモナコと併走したが、ランプのフル加速流入では、さすがのシュツットガルト製のグランドツアラーも、アッという間に追いつかれてしまう。」

実際の同乗パトロールで数件の警告キップをドライバーに渡したあとで・・・

「相手が悪態をついたら、無視するに限る。彼らは私とは未知。私個人には、もともと敵意はないはずだ。彼らは彼ら自身をおこっているのだ。警官と容疑者の関係は、べつに特殊なものでないはず。人間同士の関係だ。・・・どんな人間に対しても、できる限りていねいに、同じ人間として接する。ハイウェイ・パトロールマンは、ロボットでない事をわかってもらう努力をする」

「相手が悪態をついたら、無視するに限る。・・・
いや～、なかなか凡人には出来ませんよね？僕だったらつい感情的になってしまいそうです！
ロス暴動のキッカケにもなった警官による黒人への暴行事件・・・そんな悪徳警官ばかりではない事が判りますね。

ダウンズ巡査部長、マジかっこいいです！おっと白黒のDodge Monacoも!!

デ・トマソに吸収されたマセラーティのニューモデル第一弾、と言ってもデ・トマソ ロンシャンのマセラーティ版。

さすがにエンジンはアメリカンV-8ではなくマセラーティ製DOHCが載ると書かれています。
実はこの両車共に大好きなんです・・・エロチックなクーペに弱い僕です（笑


・・・隣にはメラクがいます。