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毎度のJAIAネタです(^_^)。
4月4日にJAIA(日本自動車輸入組合)が、2014年３月度の輸入車新規登録台数を発表しました。

Volvo車の登録台数は2,108台(前年同期比+9.7%)となりました。前年3月がV40初期の登録ラッシュでハードルが高いにもかかわらず前年同期比で+10%弱の増加を確保したものの、消費税引き上げ前の駆け込み需要で大手が軒並み2〜3割登録台数を伸ばしている状況からすると明らかに売り負けている感があります。

消費税引き上げ前のキャンペーン等は行っていましたが、V40は12月の値上げと、Golf7、A-Seriesの値引き攻勢の影響で競合が厳しく、マイナーチェンジ後の60シリーズも伸び悩み気味の模様です。
 
輸入車シェアは2月の4.25%から4.31%にわずかに改善していますが、国内メーカーの逆輸入車が前年同期比▲36.2%と不振が続いており、外国メーカーの輸入車は平均で同+26.1%も販売を伸ばしているため、Volvo車はやや苦戦の状況が続いていると言えます(T_T)。

販売テコ入れのため、V40、60シリーズとCM攻勢を掛け、V40の初期需要の反動をカバーして前年割れは避ける事が出来ました。しかし、60シリーズはDrive-EエンジンのT5投入も、まださほどの成果は現れていない感じがします。

前年4月はV40の玉不足等から登録が976台に留まっていたことから、消費税引き上げも見掛け好調となるかもしれませんが、輸入車5位争いをしているBMW MINIの新型MINIの販売が開始されるので、頑張らないとまた6位に逆戻りしてしまいそうです。Volvoにはもっと頑張って欲しいものですね。

60シリーズの新エンジンT5搭載車は高い競争力を持っていると思われますが、ビックマイナーチェンジからさほど経っていない段階での投入のために十分に訴求ができておらず、非常にもったいない感じがします。
次は60シリーズのPolestar Complete Model投入、Ocean Race Edition投入などがカンフル剤になるのでしょうか。

ちなみにVWは10,333台(同+22.9%)、MBは8,726台(同+38.4%)、BMW7,341台(同+32.2%)、Audi4,111台(同+23.8%)、MINI1,870台(▲8．5%)となっており、New Model投入直前のMINIが前年割れと成っていますが、消費税引き上げ前の駆け込み需要から、輸入車大手は軒並み大幅に登録を伸ばしました。

【マーケット動向】
2014年3月
外国メーカー車　42,543台(前年同月比+26.1％)
国内メーカー車　　6,420台(同▲36.2%)
輸入車総計　　　48,963台(同+11.8%)

国産登録車　　481,039台(同+14.5%)
国内軽自動車　302,350台(同+22.4%)

外国メーカーの輸入車、国産登録車、軽自動車ともに消費税引き上げ前の駆け込み需要でいずれも2桁増と好調でしたが、相変わらず軽自動車と外国メーカーの輸入車が好調でした。

　　　　　　　　　　【輸入車シェアの推移】

（出所：JAIAデータより作成）