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元ELPのKeith Emerson訃報に関する続報 その２です(T_T)

英国のタブロイド紙Daily MailやAP通信等複数のメディアが、一緒に暮らしていた日本人パートナーである川口真理さんに、おそらくメールと思われますがインタビューを行った様で、その報道内容が日本のメディアにも翻訳、引用されています。

川口さんは3月11日の午前1時30分頃、California州Santa Monicaの自宅に戻ったところ、Keithの遺体を発見したということです。死亡推定時刻は明らかにされていませんが、発見時間が東日本大震災からちょうど5年めの3月11日で、東日本大震災から程なく追悼メッセージと復興への願いとして書き下ろし楽曲を寄せて、強い心を持って立ち直ることを願っているとしていたのに、ちょうど同じ日に自ら命を断って発見されるとは何とも因果な感じがします。

川口さんによると、やはり自殺の原因はフォーカル・ジストニアにあった様で「ここ数年、右手と右腕に問題を抱えていて、数年前に病気の筋肉を取り除く手術を受けたのですが、彼の右手の痛みと神経の問題は悪化していきました」と語っています。

フォーカル・ジストニアはピアニスト等楽器を使うミュージシャンの職業病とも言われ、原因不明で治療法が確立されていません。日常生活に全く支障が無く、演奏時に突然障害が現れる場合から、重度になると痛みを伴い動作が不自由になっていく様です。

そして、日本でコンサートを行う予定となっていて、彼をサポートするバックアップのキーボード・プレイヤーまで雇っていたのですが、彼は自らの演奏を心配し悩んでいたと語っています。そして日本でのコンサートを最後に引退しようと計画していたのとの事です。

KeithはWeb、SNS等の批評にも目を通しており、昨年コンサートをやった際にミスタッチが多かった事から、「もう演奏するのを止めて欲しい」「みじめな姿を晒さないで欲しい」といったようなコメントを目にして気に掛けていた様です。

Keithは完璧主義者で、万全な演奏ができないという考えが彼を憂鬱かつ、ナーヴァスにし、不安にさせていた、ファンをがっかりさせたくなかったのですと語っていました。

また、AP通信のインタビューに、Keithは常に音楽のことを考えていた、いつだって音楽のことが頭にありました。寝ている時でさえも、彼は音楽のことを考えていたと言っています。時々、彼は起きて、作曲しようとしていた。そして、それらはすべて美しいものだったと。

しかし、元々はフォーカル・ジストニアの悪化とはいえ、結果として日本公演での演奏がプレッシャーになって自殺の原因になってしまった事は実に悲しい事ですね。しかも遺体の発見されたのが東日本大震災が起こった3月11日とは・・・。



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追加情報

川口真理さんがFBで、英国のタブロイド紙のインタビューに答えたら有る事無い事めちゃくちゃに書かれたと怒って落ち込んでいました。
周りから英国のタブロイド紙なんて、みんなそんなもんだから気にするなと慰められていました。

という事で、上記の内容にはだいぶ誇張が含まれていそうです。

あしからずm(_ _)m