F-1のねたです。
ご存じの方も多いとは思いますが、
今シーズンからF-1に復帰するMacLaren Hondaが大苦戦しています(>_<)。
前回の
第1回のBarcelona Test最終日にはFernando Alonsoがクラッシュして、大したことはないと言われていましたが、
大事を取って3日間の入院となり、最終
第2回のBarcelona Testは欠場となりました。
全く元気だと伝わってきており、コメント映像も配信されましたが、
医師の許可が出なければ開幕戦欠場もあり得るとまで言われています。
昨年のRenoultの状況に比べれば、まだかなりマシとは言われていますが、これほどまでにトラブル続きでまともにテストが出来ないようでは1年遅れて満を持しての参戦に意味が無くなってしまいます。かなり軽量、コンパクトなエンジンに仕上げており、シャシーも絞り込んだ攻めたデザインになっていてポテンシャルは高いとは言われていますが。
そして
気になるのが、MacLaren側とHonda側との温度差で、MacLaren側は十分にポテンシャルが感じられ、確信が得られているとは言っていますが、
HondaのPower UnitのトラブルでTest計画の半分も走行できていない状況にかなり業を煮やしている感じが伝わって来ています。
一方
Honda側はトラブル続きでも楽観的なコメントばかりで、あまり走行できていないが心配していない、
ポテンシャルは十分確認できているとしています。
前回
1988年〜92年にMacLaeren Hondaが圧倒的な強さを発揮していた時には、Honda側は常に危機感を持って、傍から見みるやり過ぎではないかと思えるほど勝利への執念を前面に表していた気がします。
部品にトラブルが生じた時には即に改良部品を制作して研究所の所員が部品を抱えて飛行機に乗ってサーキットまで駆けつけてきたとの話も出ていました。しかし今回はMacLarenからエンジン部品を届けるのに航空便で成田まで送るので取りに来て欲しいと研究所に連絡したら、休日だから行けないと断られMacLaren側が成田から研究所まで届けたとの話が出ていました。
前回のMacLaren Hondaの時にはまだ本田宗一郎氏がご存命で、
20年以上前で時代が違うと言われればそれまでですが、その後Hondaの会社自体はグローバルな大企業になりましたが、昨今の相次いだDCTリコール、タカタのエアバッグ問題も含め
すっかり大企業病に苛まれてしまっているのかなとも思われ、人が入れ替わって
BAR Hondaの時代の失敗の教訓も全く生かされていないのではないかと危惧されます。
Hondaの総監督も第二期前半の桜井総監督の迫力、後藤総監督の熱意は前面に伝わってきましたが、今回の新井総監督は非常に温厚な方のようで、メディアの取り上げ方の問題もあるのかもしれませんが、楽観的なコメントばかりが伝わってきて、危機感が感じられません。
しかし、さすがにFernando Alonsoのクラッシュ以降もPower Unitのトラブルが解消されておらず、Hondaからのコメントは殆ど出てこなくなりました。
最終の
第2回Barcelona Testの
初日はまたトラブルでわずか7周に留まったものの、
2日目になってようやくJenson Buttonが101周走行でき多くのデータを回収したようですが、まだまだ
やっとまともに走れただけの状態で、パーツの動きを確認しているところで、実践的な長距離テストやPower Unitの性能確認は全く出来ていません。
今年はFerrariのエンジンがかなり改善されているとか、やはりMercedesがぶっちぎりに早いとか色々言われています。
Testは残り2日で2週間後の3月13日にはAustralia Grand Prix開幕。どこまでMacLaren Hondaが帳尻を合わせてくるか、追い込みに期待したいところです。
Posted at 2015/02/28 19:32:07 | |
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