画像はWikipediaより。
「ガラケー」と言う言葉があります。
主に国内メーカーが日本における消費者の要求に応え続け、進化を続けてきた「ケータイ」の事を指しますが、ご存知の通り従来の携帯電話はAppleをはじめ、サムスン等のグローバル化されたスマートフォンの勢いに押され、多くの国内メーカーが携帯電話の市場から相次いで撤退するに至っています。
もはや、スマートフォンが普及した現在は「ガラケー」という言葉自体が死語になりつつある。。
このような日本のモノづくりが危ぶまれる象徴としての出来事は、
「ガラパゴス化」という言葉をネガティブな意味として捉えさせるに十分な衝撃を与えました。
。。しかし、日本国内で長い間一つの市場としてガラパゴス化を上手く定着させたモノがあります。
それがタイトルに挙げた
軽自動車。
先日ブログで世界的に
Cセグメントがアツイ的な事を書いたのですが、日本国内でいま一番活況だと思うのが
Kカー市場。
これほどまでにガラパゴス化を成功させたモノは他に無いんじゃないか、、と個人的には思ってます(笑)
その魅力に気付き始めたのはごく最近の事なんですが、それは妻の実家にある義父のクルマを運転させてもたった時の事です。
【三菱 ミニカ】
年式が古い上、10万キロ以上走行していた。
おつかいで家から近くのドラッグストアまで運転しましたが、
僕の中で衝撃が走りました。
いつもの住宅街が違う景色に見える!!
そう、いつもの道が広くみえるのです。普段は恐る恐る通ってた
狭いT字路もなんのその。
路肩を走る自転車を避けるのも車幅が狭い為、楽チンです。
かと言って極端に室内が狭い訳では無い。。
とりたてパワーはありませんが、
車重がメチャクチャ軽いのでキビキビ走ります。
この感動は普通車であるコンパクトカーの比ではありませんでした。
一時、今まで
何の為に苦労してデカいクルマに乗っていたのか。。
そう思ったほどです。
ご機嫌のMOTOR_MAN。
あまりの楽しさに回り道をして帰った。
ここでようやく、軽自動車が日本で必要とされる独自の規格なのだと
身を持って痛感したのです。
他の国は真似しないのかな〜?
、、とも思いましたが、こればかりはメーカーの努力だけではどうにもなりません。
やはり、法整備も含めて軽自動車の発展は世界的に評価されても良いのではないかと思いました。
更に軽自動車は進化の過程で様々なボディタイプに派生し、セダン以外でしたら大抵のジャンルを網羅しています。
ワンボックスは当然ながらオフロード車然り、トラックや
オープンカーまでも。
最近はインテリアの品質向上や装備の充実で車両価格が全体的に高くなってきているみたいで、更に軽自動車税も2014年度の税制改正に向けて値上げに踏み切りそうですが、それでもこの
取り回しの良さ・機動性は魅力です。
個人的に将来クルマを2台持てるならば、間違い無く軽自動車が1台欲しい!。。そう思いました。
アテンザの出番はかなり減ってしまいそうですがね(笑)
新型タントカスタムのインテリア。最近の軽自動車は驚くほどゴージャスになった。
昨今のシェア争いは
ダイハツ・スズキのトップ争いに加えて
ホンダが猛追。
日産・三菱も新型車(DAYS・ekワゴン)で攻勢を仕掛けています。
今まではどの軽自動車も同じに見えてあまり興味が無かったのですが、最近は各メーカーが独自の個性あふれるクルマを数多く登場させていますね。
個人的には
ホンダが一番気になっており、次いで
スズキの
グリーンテクノロジーも興味深い。。
ここまで興味があるなら、近々試乗にでも行こうかと思います!
それにしてもこんなに面白い戦いを繰り広げているのに、
マツダはOEMで細々と販売しているのみ。
現在の経営環境やこの激しいシェア争いを見たら、この市場に参入しないのが得策なのは分かっていますが。。
今のマツダが軽自動車を作ったら面白いクルマが出来そうなんだけどなぁ。。(笑)
Posted at 2013/11/02 08:13:30 | |
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