
いつもとはちょっと違う角度から話題にしたいと思います。
今回のネタも素人なりの考えなので、もしかしたら勉強不足で的はずれな部分もあるかもしれません。
その際はご意見、ご指摘のほどよろしくお願いします。
現在マツダはフルSKYACTIV3車種の販売が好調なのに加え、外部要因として
アベノミクス効果から
円安の恩恵を受けていて、国内メーカーの中でも絶好調でノリに乗っているメーカーと言えます。
それを分かりやすく表しているのが
株価。
↓の株価チャートは2008年〜現在に至るまでの推移です。
2012年の年末辺りから急上昇していますね。
この頃はちょうど
自民党への政権交代(第2次安部内閣発足)と
アテンザのデビューが重なります。
因みに2008年〜の大暴落はリーマンショックによる世界同時株安・超円高の影響。
その後は影響を受けた財務体質を補強する形で
増資を行いましたが、これが市場の予想を上回るほど大規模なものでそれを嫌気した株主が離れてしまい、株価は下落の一途をたどります。
さすがにその時は何処かの企業に買収されるんじゃないかと心配されるほど深刻なものでした。
。。。話が逸れましたが、現在どれ位スゴイ事になっているのかと言うと低迷期の2012年7月に株価
85円を付けていましたが、それから約1年半が経過した2014年1月には最高値
569円を記録しているのです。
実にその差は6倍以上!
非現実的な話ではありますが、仮に85円の時に
100万円分のマツダ株を購入していたら、2014年1月時点でその資産価値は
約660万円にまで膨れ上がっている事になるんです。
これはスゴイですよね。。
様々な要因がありますが、取引量を表す出来高を見ても上位ランク
ベスト10の常連となっており、世界中の投資家がマツダ株に注目している事も伺えますね。
ブログを作成していた3/3でもYahooファイナンスにランキングされていた3454件中、6位の取引量を誇る。売買代金に見方を変えても15位とコチラも上位だ。
しかし、好調なマツダ株に憂慮すべきことがあるのも事実です。
それは、
外部要因による株価の乱高下。。
どうも最近、販売や経営の実績に関係無く株価が乱高下しているように思うんですね。
もちろん大きな影響を与えているのは
為替の変動。
↓は米ドル/円の為替チャートです。
さっき載せたマツダ株のチャートと比べると。。
。。形が少し似てませんか?
月足のチャートなのでざっくりですが(笑)
このところ、アベノミクスに懐疑的な意見も出始めている事に加え、アメリカや中国の経済指標もあまりぱっとしません。
現在は緊迫するウクライナ情勢に市場は神経質になってるところです。
マツダ株も例に漏れず、上記の要因で上げ下げを繰り返している。。
活発に取引されていた頃のピークと比べると、このところ
出来高が減少傾向なのも気がかりですね。
最近、6年ぶりに過去最高の営業利益を更新する見通しで、4年ぶりの
復配(株主への配当を再開させること)も発表したばかりなのに、株価への影響は限定的でした。
つまり、それらの好材料は既に株価に織り込まれていたという可能性もあります。。
株主は、
「えーー、これじゃぁいくらマツダが頑張っても意味ないじゃん!」
って思いますよね?
もはや、日本の輸出企業は為替の変動に一喜一憂するしかないのでしょうか。
特にマツダは国内生産がメインで海外販売比率も高く、ライバル他社に比べて為替変動の影響を受けやすい企業ですし。。
ただ、さすがにマツダも為替の上げ下げを何もせずに眺めている訳では無く、そのリスクを回避する為
メキシコに工場を作りました。
今まで国内生産に拘っていただけに、これは思い切った戦略ですね。
因みに、先ほど書いた
増資で得た資金はこのメキシコ工場の建設費にも充てられている模様です。
経営・販売戦略や研究開発に大きな影響を与えるマツダの株価は一体どちらに向かって行くのか。。
今後の動向に注目です!
【追記】
このブログではマツダ株の購入や売却を勧める意図はありません。
投資は自己責任でお願いします。
Posted at 2014/03/04 12:26:28 | |
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