ドツボ

デジアンの評判は良し悪し分かれるようですが、数日聞いてみた感想です。


まずは、フライングモールのアンプ。

中音量までで聞いていると、素晴らしい解像度と音離れそして低音をぐいぐいと鳴らすあたりさすがデジタルモノアンプって感じがします。
しかし、生音に近い音量まで上げていくと、少々うるさい。
スカクーの純正オーディオでいうなら１４くらい（笑）
俗に言うドンシャリな傾向が出始めます。
そして最悪なのが、高音。
ハイハットやシンバルの音が明らかに違う音に聞こえます。
シャンシャンが、シャリシャリといった感じでしょうか。
この部分が耳障りで、うるさいと感じる原因です。
オーディオにも慣らしが必要とか、ケーブルがとかあまり信じない自分にはどうしたものやらといった感じです。

つづいてシャープのアンプ。

こちらは、全体的にワイドレンジの高解像度な音ははじめの印象と変わらず。
使い込むうちに、フラットな味気ない音にも鳴れ、こちらが本来の音で、音楽の美しさを表現していることに気がつきます。
音質も長く聞いていても気持ちが良い音です。
しかし、やはり中域のボーカルは埋もれてしまっている印象。
今までのＡ１がＡＶアンプ特有の中域もりもりなところがあったので、それに慣れてしまっているのも原因でしょう。

Ａ１、Ｍ３１０、ＳＸ１００共にパワーアンプとしての出力はそれほど違いもなく、スピーカーを駆動するにはじゅうぶんすぎる出力です。
しかしでてくる音は三者三様。
不思議なものです。

それにしても、フライングモールのアンプの使い道が難しいです。
エッジの効きすぎた、長く聞くと耳が疲れてしまうこの音は何とかならないでしょうか。
５ｍくらい離れて直接スピーカーから出た音をリスニングポイントで聞かなければ良いのですが。
とりあえず、シャープとの聞き比べを中断して、四六時中フライングモールを再生してみようと思います。
機器の鳴らしなのか、人間のブラシーボなのか。
音が良い方向になってくれることを期待して・・・・・。