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2010年03月07日 イイね!

神殺の聖槍  62(最終回)

        第7章   聖具の鉄工鍛冶   11 
 
 
 
 「出たアルな、将来のお子ちゃま王妃確定のお姫様。」
 
 麗華がウラッコ姫をしれっとした目で見ながらそう言う。
 
 「だっ誰がお子ちゃまだっちぇ、こう見えても予は19なるじょ!」
 「え~!!?」×6
 「ちょっと待つじょ。貧乳娘に驚かれるならまだしも、何でお前らまで驚くんだじょ?」
 
 ウラッコ姫らと一緒に追いついたシルビアやルーチェらまでも驚いていた。
 
 「なんという驚愕の事実なんでしょう!?」
 「オイ、シルビアは私の年の事知ってるはずだじょ。変なリアクションしないで欲しいじょ。」
 「ちっ、ご存知でしたか。」
 「ちっ、って何だじょ、ちっ、って!?」
 
 ところで説明はどうなった?お子ちゃま姫。(爆)
 
 「では、話を始めるじょ。」
 
 ウラッコ姫と侍従長シルビアのつまらん言い争いも終わり、ようやく本題に入る。
 
 「彼女・アルピーヌは実はレオーネ…いや、アルファード・バレスティーネの秘書であったじょ。」
 「え~!!」×6
 
 再び、回りがざわめく。
 
 「そして、2人は更に離せぬ秘密が。陰で2人はアツい抱…」
 
  ぼかっ!
 
 そこでウラッコ姫の頭をはたかれるツッコミが入る。
 
 「痛い、何するんだじょ?」
 
 ツッコんだのは他でもないシルビアであった。
 
 「姫が話すと余計ややこしくなるので、私が説明します。」
 「う~、ここからがいいトコだったのにぃ~。」
 「お黙り!」
 「う~。(しゅん…)」
 
 姫はシルビアが本気で怒ったら怖いのを知ってるので黙る。w
 
 「では、ご説明しますね。」
 
 シルビアが簡潔にまとめた話をしてくれる。
 
 アルピーヌはアルファード・バレスティーネがバレスティン帝国にいた頃の部下であった。
 それこそ闘いの中でアルファードの傍に1番多くいたのが彼女であったと言っても過言ではない。
 だが、去る戦いで彼女が怪我を負い戦場に一緒にいなくなった時からすべての歯車が狂う。
 挙句の果ての結果がアルファード・バレスティーネ本人の行方不明から最終的にバレスティン
 帝国の滅亡までに発展する。
 
 だが、アルピーヌ自身は戦いに身を置くアルファードよりも普段の何でもない時の彼の方が
 好きであったので、バレスティン帝国が滅亡した事には賛成であった。ただ1つの願いは
 行方不明になったアルファードがどこに消えたのか?死んだのなら本当に死んだ証が欲しい。
 出ないと自分自身の踏ん切りがつかない。だが、最近名を変えたレオーネという人物がどうやら
 アルファードではないかという情報を得て、色々捜査をしていった所、今の状況に辿りついた、と
 言う訳だった。
 
 「バレスティン帝国の復活はこの異世界において何の必要もなく逆にこの異世界に災いを
  呼び起こすだけです。それを私は見過ごすわけにはいかないと思ってます。そこで、
  私達が結集して今この異世界にある災いの権化の1つダイムラークライシスを打倒する!
  これこそが命題なのです。みなさん、どうか一緒に戦って欲しい。」
 
 悲痛な叫びと最大限のお時儀を持ってお願いをするアルピーヌ。
 
 「…。」
 「…。」
 「…仕方ないアルな。」
 
 一同黙って考えてた中で1番最初に声を発したのは麗華だった。
 
 「ねえ、レオ…いえ、アルファードならアルって呼び名ででいいわね。」
 
 麗華はキリッとした様子で今やアルファード・バレスティーネと呼ばれるレオーネの元に来る。
 
 「麗華…。」
 
 レオーネの元に来た麗華はじっとレオーネを見続ける。そして起こした行動が
 
 パシン!
 
 レオーネのほっぺたを思いっきり叩く麗華。
 
 一同、あまりの事に言葉も出ない。
 
 「アルっ!」
 
 麗華がレオーネをアルと呼ぶとその顔を両手で抑え、麗華も前に引きよせる。
 
 「れ、麗華…。」
 
 2りの顔がかなり近い。まだ、お互いじっと見てる。そしてアクションが!?
 
 ちゅっ♥
 
 ナント、顔を近づけた麗華がアルファードにそのままキズをしたのだ。
 
  
 え、ええええ!?
 
 これには他の一同も驚くばかりであった。
 
 「れ、麗華…どうして?」
 「今までガマンしてたけど、あの女の登場ではっきりわかったの。私の気持ちが。」
 「まさかお前…」
 「そう、その答えが今のキスよ。」
 
 「そうか。では俺もはっきりとしないとな。」
 「れ、レオ…じゃない、アル。」
 
 アルファードの取った行動は意外にも近づいた麗華の両腕を持ってそっと離す。
 
 「レ…アル、なんで?」
 
 今にも泣きそうな表情だが、そこをぐっとこらえて引き離す理由を尋ねる。
 
 「…うん、気持ちはしっかりと伝わった。そして、嬉しかった。」
 
 その言葉の瞬間麗華の表情が和らぐがまたキリッとする。
 
 「それだから、一緒にいれない!」
 「それだから?」
 「ああ、それだから、だ。」
 「…そっか。それを聴けてよかったわ。」
 
 麗華はアルファードが麗華に対してどう思っているか理解出来たので、気持ちはまだ揺らいで
 いるが納得は出来た。
 
 つまりアルファード、いやレオーネとして麗華と一緒にいた時の気持ちは麗華と一緒であった、と
 そうレオーネも麗華に対して愛情を持っていた事を。♥
 だが、レオーネからアルファードになりこれから彼が向かう先に自分を巻き込む事を良しとしない
 結果が先の返事だったからだ。
 
 麗華の中に愛する人の為に死ぬという考えは全くない。麗華の考えはがむしゃらでも一緒に
 生きていく事こそその人を愛する考えであるのだ。そして、レオーネがこれから向う先は
 ほぼ死が隣り合わせの所だ。麗華も一緒に行ってそれを打破する考えもあるがレオーネ自身が
 愛する人にその火中の中に一緒に栗を取りに行く考えは全くない。
 その地点でお互いの意見が違う。そしてその食い違いは決して埋まる事のない隙間でもあった。
 
 「俺を拾ってくれてありがとう。もし、俺がのたれ死ぬ寸前、麗華が俺を拾ってくれなかったら、
  今のこの時もお互いの気持ちもなかっただろう。でもこの気持ちを持てた事を誇りに思う。」
 
 レオーネとしての最後の言葉は感謝の言葉であった。
 
 「さよならは言わないわよ。私はこう見えても諦めが悪いんだからね。」
 「そうだな、お前は変わり者だからな。」
 「あんたには勝てないけどね。」
 「あはっ」
 「うふふふ。」
 
 2人は薄く笑った。
 
 「ところで麗華、お前いつも癖で出る~アルが出なくなってるな。」
 「そうよ。私が今度アルって言葉を言う時は語尾じゃなくあんたの名前として読んであげるわ。」
 「そっか。じゃ、何が何でも生きて帰らないと、な。」
 「その時、あの女の指輪を付けて帰ってきたらタダじゃすまないわよ!」
 「お~、怖っ。」
 
 2人はもう1回薄く笑い合う。
 もう、2人の中に言葉はいらない。すべてがかみ合ったからだ。
 
 「アルファード様、もうよろしいですか?」
 
 アルピーヌが2人の話が終わった頃を見計らって声をかける。
 
 「ああ。じゃ行こうか。」
 
 そう言うとアルファードとアルピーヌの2人はウラッコ姫らの元へ向う。
 
 「またね。」
 
 麗華が去りゆくレオーネに手を振りながらそう言う。
 
 「ああ、また今度、な。」
 
 レオーネも手を振りながら離れていく。
 
 「はぁ…。」
 
 レオーネの姿が見えなくなるとまず最初にため息が出た。そして、
 
  ぐちゃっ
 
 傍にいる瀕死のブリザードをふんづける。
 
 「あんたM?」
 
 麗華は予想外の言葉をブリザードに発しながら更に踏む力を加える。
 
 「…ダイムラークライシスは不滅だ。あのお方でも勝てないかもしれな…」
 
  ぐぐっ!
 
 麗華の踏みつける力がMAXになり、ブリザードから言葉が発せられる事は2度となかった。
 
 「信じる…しかないか。」
 
 涙をぬぐいながら麗華は最後に一言そう言った。
 
 
 
 
 
 
 それから2年後。ダイムラークライシスの壊滅とウラッコ姫が即位し女王陛下ウラッコが誕生すると
 いうニュースが異世界を駆け巡る。
 麗華はその報を自宅のあるチャニーナの道場で聞いた。
 
 「さ~て、今日も天気がいいわね。」
 
 そう言って道場の表門を開ける麗華。
 
 「ん?」
 
 表門を開けた所に何かがある・・・というか何かがいる、いや、倒れてる。
 
 「人…なの?」
 
 どうやら人であるようだ。一応、確認すべく近寄る。
 
 「全く、こんなご時世に道場の真ん前で野垂れ死になんて演技でもないわ。」
 
 ブツクサ言いながら倒れてる人を確認する。
 
 「…。」
 
 その人を見た瞬間、麗華の顔色が変わる!
 
 「ぷっ、最初の出会いと一緒か。」
 
 その人は麗華の見覚えのある人物だった。
 
 「おかえり、アル。」
 
 
 
   -おわり-
 
 
 
 え~、半ば強引ですが、これにて【神殺の聖槍】は終了となります。(別名打ち切りともいうw)
 
 なんかあれこれやろうと試みぐだぐだになったので、すべてをリセットすべくここで終わりに
 しちゃいました。途中数カ月中断したりしてテンションを下げたのも悪いが、やはり内容が
 ごちゃごちゃになったのが問題だったと思います。無理やり続けるくらいなら終わらせよう、と。w
 
 思えば第1話は2008年9月だったのね。よくもまあ続けたもんだ。
 「エルディア蒼龍伝」は途中やめだったので、この作品は無理矢理でも終われてよかったと思う。
 納得はしてないが、ここで終わる事に後悔はない!

 ここまで観てくれた少数の視聴者の方、本当にありがとうございます。
 
 ちなみに、次回作品も予定してます。(爆)
 まだやんのか?と言われそうですが、趣味なんでやります。w
 
 学園モノをやろうかと思ってますが、けいおん!の影響をモロに受けそうなのでたぶん違う
 ジャンルになりそう。w
 
 一応、4月スタートのつもりですが、第0回としてあらすじ的なモノは今月中にやるつもり。
 では、新作が出たらまた宜しくお願いいたします。m(_ _)m
Posted at 2010/03/07 18:55:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【自作小説】神殺の聖槍 | 趣味
2010年02月23日 イイね!

神殺の聖槍  61

 

        第7章   聖具の鉄工鍛冶   10
 
 
 
 「封印されたあなたのその人格がまた出てきてしまいましたか。」
 
 レオーネの攻撃に待ったをかけたその女性はゆっくりとレオーネと麗華の所に近づく。
 
 「ナ、ナゼオ前ガココニイル?」
 
 レオーネが麗華に向けて振りかざしていた腕を下ろしながら言う。
 
 「その人格が自分の身内に害を及ぼす事になるのなら、いっそ無くしてしまった方がいいようね。」
 「フザケルナ、コレハオレノ人格ソノモノダ。」
 「いえ、その人格が起こした事が原因でバレスティン帝国は滅んだのを忘れたのですか?」
 「な、なんですって!?」
 
 レオーネととある女性のその言葉に驚く麗華。
 
 (一体、どうなってるアル?)
 
 麗華は今何がどうなってるのか皆目見当が付かなかった。
 
 「れ、麗華さん。」
 
 そこにカルディナが痛む身体を圧して麗華に声をかける。
 
 「ちょ、カルディナ、あんた何無理してるアル。今は動くべきではないネ。」
 「昔、聴いた事がある。伝説の槍を片手に1つの国を占めた男の話を。」
 
 かつてバレスティン帝国は一度反乱が起こりその為4つの小国に分かれて内戦状態だった。
 その内戦状態は50年続いたのだが、それを再びまとめたのが他でもないレオーネの祖父
 グランドボイジャーこと第11代ボイジャー・バレスティンであった。
 
 破壊王と呼ばれた祖父の血が隔世遺伝で掘り起こされた結果がこの変化であるようだ。
 
 「いずれにしても、今はあの女性に託すしかないようです。」
 「う、うん…。」
 
 麗華とカルディナは2人を見守るしかない自分に腹を立てつつも見守っていた。
 
 
 「笑止。アト1回我ガ血ガダギレバ再ビ破壊王トシテ我ガコノ異世界を牛耳ルノダ。」
 
 レオーネ、いや今はアルファード・バレスティンは高笑いをかますのだった。
 
 「仕方ありませんね。では、最後の手段ですわ。」
 
 謎の女性がそう言うと、何やら持っている武器を取り出す。
 
 「ナ、ナゼオ前ガソレヲ持ッテイルノダ!?」
 
 その女性が取り出した武器を見るやレオーネの顔色が変わる。
 
 「そりゃそうよね。あなたの持つロンギヌスの槍の唯一の弱点・聖杯武器(グラール)ですものね。」
 
 ロンギヌスの槍は通称「聖槍」と呼ばれいわゆる男性のナニに例えられる事があり、
 それに対して、通称「聖杯」と呼ばれる器は女性のナニに例えられる事がある。
 今回の場合はそれが器ではなく武器として登場するのだが、形としてはロンギヌスの槍の
 刃先がちょうどすっぽり埋まる形のベルを長くしたような長細い筒状のモノに取っ手が
 付いてると想像してもらえばよかろう。
 
 グラールそのものに攻撃力はない。まさにロンギヌスの槍の天敵としてのみ存在する武器である。
 
 「どう、この武器に打ち勝って私を貫けばアナタのその人格はそのままよ。」
 「クッ…。マテヨ、タカガ女ニコノ私ガ負負ケルハズガナイ。ソウ、ソウダヨナ。クックックッ。」
 「何がおかしいのよ。」
 
 レオーネの不敵な笑いが読めない謎の女性。
 
 「オ前ヲ倒スノニ何モ貫ク事固着スル必要ハナイノダ。」
 「貫く必要がない…、どういう事?」
 「ソレハコウスル事ダ。」
 
 レオーネがロンギヌスの槍を振り上げる。
 
 「オ前ヲソノママ振リ下ロシテ倒セバヨイダケノ事、死ネ~!?」
 
 レオーネがロンギヌスの槍を謎の女性に向けてぶっ叩くように振り下ろす。
 
 「そう来ると思ったわ。」
 「ナ、ナニッ!?」
 
 凄まじい勢いで振り下ろされたロンギヌスの槍をいとも簡単に避ける謎の女性。
 
 「攻撃が読めれば避ける事は可能。そして、こうすれば!」
 
 振り下ろされたロンギヌスの槍が地面に突き刺さる。それをグラールで横に降り払うと
 ロンギヌスの槍は左に弾かれる。
 
 「グッ、ソウハサセンゾ。」
 
 弾かれたロンギヌスの槍をそのまま降り戻しつつ今度は横から攻撃を仕掛けるレオーネ。
 だが、これも数少ない攻撃方法のパターンであったが謎の女性はなぜか右に避けようとする。
 
 「バカメ、ソッチニ逃ゲタノハオ前ノミスダ!」
 
 避けた先にロンギヌスの槍の勢いが付いているので、その流れで女性を突きに行ったレオーネ。
 
 「引っかかったわね。」
 
 突いてきたロンギヌスの槍の切っ先にグラールを合わせる。
 
 「!?」
 
 レオーネはその時謎の女性が何をしようとしたのかわかったが、突く勢いを止めるには遅かった。
 切っ先の先にあるグラールに向けてスッポリロンギヌスの槍が入っていく。そして、刃先が完全に
 グラールに入った瞬間グラールがするどく光を放つ!
 
 「グワ~!?」
 
 その光にもがき苦しみだすレオーネ。
 
 「ど、どういう事アル?」
 
 その光景を見守っていた麗華は事の顛末を見届けようとしたが、その光があまりにも眩しい為
 最後どうなったかが全くわからなかった。
 
 そして、その光が消えた。そこには、キョトンとしたレオーネと謎の女性が抱きついていた。
 
 「なななな、何であの2人が抱きついてるアル!?」
 
 その光景に唖然とする麗華。
 
 「あ~あ、一本取られたわね、麗華。」
 
 カルディナが残念そうにそう言うが、うつむいてクスクス笑っている。
 
 「もう、何がおかしいネ、カルディナ。」
 
 怒りながら麗華が言うが、カルディナは笑いが止まらない。
 
 「あはははは。今は私に怒ってるよりもあの2人を止めるのが先じゃない?」
 「あ、ああああ、そうアルね。」
 
 麗華はカルディナを投げ飛ばすとレオーネと謎の女性の元に駆け寄っていく。
 
 
 「い、一体どうなってるんだ…ってうわっ!?」
 
 我に帰ったレオーネが目の前にいる女性に気付きビックリする!
 
 「ようやく元に戻ったわね、アルファード。」
 
 優しい表情で答える謎の女性。
 
 「…あ~!?」
 「気づきまして?」
 「なんでアルピーヌがここに!?」
 「ようやく気付きましたか。」
 
 謎の女性をレオーネは「アルピーヌ」と呼んだ。
 
 「ああ、思い出した。アルピーヌ=ノーゼフだ。」
 「そうです、思い出してくれましたか。」
 「ああ。でも、何でアルピーヌがここに?」
 「それは…」
 
 アルピーヌ=ルノーゼフがその説明をしようとした時、麗華がレオーネに体当たりしてくる。
 
  ドン!!!
 
 麗華が思いっきりレオーネに体当たりしたので、レオーネはその勢いで数メートル吹き飛ばされる。
 
 「あいたたたた、何すんだ麗華!」
 「やっと元に戻ったアル。レオ~。」
 
  ドン!!!  ザザザ~ッ・・・
 
 再び体当たりするが今度はしっかりと抱きついていたので、麗華も一緒に吹き飛ぶ。w
 
 
 
 「あいあたたた。なぜしっかりと受け止めないか、レオ?」
 「ふさけんな。いきなり体当たりされて受け止めれるかぁ!?」
 「でも、何にしても元に戻ってよかったアル。」
 
 少し涙ぐみながらす麗華。
 
 「…すまない、麗華。」
 「レオ…。」
 
 見つめ合うレオーネと麗華。
 
 「…。」
 「…。」
 「…ゴホン。」
 「あ…」
 
 アルピーヌの咳払いでハッとする2人。
 
 「顔が赤いわよ。」
 「うるさいアル。そんな事よりさっさと手てしてもらうネ、カルディナ。」
 
 
 
 「ところで、アルピーヌ。なぜ、今ここにいるんだ?」
 「それは…」
 
 アルピーヌが説明をしようとすると、
 
 「それは私から説明するじょ。」
 
 「ウ、ウラッコ姫!?」
 
 そう、ここでウラッコ姫達がようやく合流してきたのだった。
 
 
  -つづく-
 
Posted at 2010/02/23 18:20:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【自作小説】神殺の聖槍 | 趣味
2010年02月08日 イイね!

神殺の聖槍  60

 

        第7章   聖具の鉄工鍛冶   9
 
 
 「いっ、一体レオーネさんに何が起こったのですか?」
 
 痛む身体にムチを撃ちながら、起き上がろうとするカルディナ。
 
 「な、何起きようとしてるネ、カルディナ。今は無理をしちゃだめアル。」
 「し、しかし、あの様子はどう見ても今までのレオーネとは違うではないか!?」
 「え、えっと…話せば長くなるけど、いい?」
 「いいわ、聞かせて。」
 「仕方ないわね。」
 
 麗華はカルディナにレオーネが変貌した時の話を語る。
 
 
 
 一方、その話をしてる間にもレオーネ、いや、今レオーネの中の人はレオーネではなく
 アルファード・バレスティーネだが、ブリザードとの闘いは続いていた。
 
 「はぁはぁ…。何なんだ、この男は!?」
 
 ブリザードは必死に攻撃を仕掛けるが、ことごとく跳ね返されていた。
 
 「モウ終ワリカ?」
 「くっ…。」
 
 ブリザードは焦る気持ちを必死に隠していたが、その焦りをレオーネに察知されつつあった。
 
 「終ワリナラ今度ハコチラカラ仕掛ケルゾ。」
 
 レオーネが槍を構える。その姿は威風堂々としている。
 
 (俺はこの男に勝てるのか?)
 
 焦りが頂点に達しようとしている。
 
 「くそっ、このまま終わってたまるか。」
 「ホホゥ、威勢ガイイナ。デハ、コノ攻撃ヲ受ケテモ同ジ事ガ言エルカナ。」
 
 レオーネが攻撃を仕掛ける!
 
 十六夜ノ業火! 
 
 辺りが急に暗くなったかと思うと今度は炎のオーラを纏ったレオーネが疾風の如くブリザードに
 突進的攻撃をする。
 
  ガッキ~ン
 
 ロンギヌスの槍と走馬刀がかちあうと共に大きな金属音が辺りにこだまする。
 
  パキーン
 
 音の後に何かが飛んでいく。
 
 「そ、そんなバカな…。」
 
 ブリザードが驚愕の表情を見せる。その手に持つ走馬刀の刃先が半分なくなっている為に!
 
 「貴様、我が走馬刀に何をした!?」
 
 まさか、強烈な突きとはいえ愛刀がたったの1回でパキッと折れるなんて思ってもなかったので
 突飛押しもない事を言ってしまうブリザード。完全にテンパっているのだろう。
 
 「フッ、知リタイカ?」
 
 不敵な笑いを浮かべながらレオーネが言う。完全に主導権を握ってるので、余裕な印象だ。
 
 「よ、余計な御世話だ。」
 「フッ、ソウカ。マァコレカラ死ニユク男ニハ必要ナカッタナ。」
 「くっそ~、余裕ぶっこきやがって。」
 
 頼みの綱であった走馬刀が使い物にならなくなった今、彼に勝ち目はなかったかに思えた。
 
 (くそっ、何か逆転する要素はないのか…)
 
 思わず辺りを見回すブリザード。
 
 そこに見えたのは、重症のカルディナと麗華の女性2人。
 
 (あの女2人を人質にしてしまおう)
 
 
 
 「…そうだったのか。」
 「うん。まだレオが何でああなるのかはわかんないアルが、最後は彼を信じるしかないネ。」
 
 まだ、レオーネの過去の話をしている最中であった。
 
 
 「サテ、ソロソロ死ンデモラオウカ。」
 
 レオーネがじわじわとブリザードの元に迫ってくる。
 
 「そ、そう簡単に死んでたまるかぁ!?」
 
 ブリザードがそう言うと一目散に麗華とカルディナのいる所へ猛ダッシュする。
 麗華とカルディナはまだ話に集中していてブリザードが迫ってくるのに気付いてない。
 
 (よし、先手を取った。これでこの女2人を人質に出来る)
 
 ブリザードはこれで活路が開けた!と思った。普通ならそう思って間違いなかったであろう。
 ただ、今回はその相手が悪かった、という事に気付いたのはこの後だった。
 
 「やい、女ども。大人しく人質になれ。」
 「はぁ、お前、何言ってるアルか?」
 「体中が痛い時につまらないギャグを聞かせないでくれ。」
 「…。」
 
 (な、なんだこのリアクションは。お前ら、人質にされようとしてるんだぞ。もっと人質の自覚を持て)
 
 ブリザードは何とも自分勝手な思惑を抱いていた。(爆)
 
 「お、おおお、お前ら。俺の人質になったんだ。もっと自覚を持てよ。」
 「私達が人質?わはははは。おもしろいギャグを言うアルね。」
 「くっくくく、傷口が震えて痛いではないか。」
 
 麗華とカルディナは笑いを抑えるのに必死だ。
 
 「え~い、お前ら何で笑うんだ。ここは笑うとこじゃなく恐れおののく所だろうが!?」
 
 ブリザードは緊張感のかけらもない麗華達に怒りを覚える。不条理極まりないが。w
 
 「私達が人質なんて、どこでそんなおもしろいギャグを習ったアルか。」
 「あなた、なかなかおもしろい素質を持ってますが、まだ修業が足りませんね。」
 「スガーン…。オメー達、自分の状況がわかってねぇだろう。」
 「笑いのセンスはあるが、まだ粗削りなトコが多いアルね。もうちょっと精進するアル。」
 「一度、いい師匠の元で修業を積む事をお勧めしますね。」
 
 カチン。(怒)」
 
 完全にバカにされたブリザードの怒りは頂点に達した。
 
 「もう我慢ならねぇ。縛ってでも人質にしてやる。」
 
 どこから出したのかわからないが、ブリザードの手には2本の縄があった。
 
 「おとなしくしやがれ!」
 
 麗華達を縛ろうとした時、
 
 ボカッ!  バシュ~ン
 
 まず、麗華の疾風脚を食らい宙に浮いた直後にカルディナの魔銃を食らう。w
 
 「何しようとするアルか、このスケベ野郎!」
 「全くけが人を縛ろうだなんて、男の風上にもおけませんわ。」
 「そ、そんな~ぁ…」
 
  バタッ
 
 ブリザードは色々な意味でかなりの痛手を負った。(爆)
 
 「サテ、ソロソロコッチノ相手モシテモラオウカ。」
 
 吹き飛んでぶっ倒れたブリザードの前に、今度はレオーネが!?
 
 「ち、ちょっと待ってくれ。」
 
 ブリザードは再び焦り一色になる。
 
 「貴様、今何ヲシヨウトシタカ分カッテルノダロウナ。」
 「な、何をって?」
 
  グサッ!
 
 「うぎゃぁああああああああ」
 
 ロンギヌスの槍がブリザードの右太ももに突き刺さる。刺したのはもちろんレオーネだ。
 
 「貴様、麗華達ヲ人質ニシヨウトシタダロウ?」
 「そ、そうだよ。あの女どもを人質にしたら、お前が遠慮するかと思ったからだよ。」
 
 もう完全に開き直ってしまったブリザード。
 だが、その開き直りが彼自身の命数を使い果たす結果となった。
 
  グサッ
 
 「んぐわぁああああああああああ」
 
 今度は左太ももを突き刺すレオーネ。
 
 「最後ニ何カ言ウ事ハアルカ?」
 「ちっ、何なんだよお前らは。常識がないんだっよ。おかしいだろお前ら。絶対イカレ…!?」
 
 悪態を最後まで言い切る前にロンギヌスの槍が最後にブリザードの口を貫く。
 
  ンゴガウガキゲビギ&$グダブg\… 
 
 この世とも思えない激痛とやり場のない怒りとレオーネに一言物申したい気持ちを身体全体で
 表現しようとするが、口はロンギヌスの槍が封じているので、その場でじたばたする動きだけが
 その場で表現されるだけだった。
 
 「ちょ、ちょっとレオ。もうその辺でやめといた方がいいアルね。」
 「ねえレオーネさん。それ以上は非道な振る舞いになりますわ。もうやめてはいかがかと…!?」
 
 麗華とカルディナはこの失礼なブリザードに対して悪意は持っていたが、殺すまではなかろうと
 思っていた。だが、変貌したレオーネがそれを許さない今の状況は、決してよくないと思われる。
 それを制止しようと助言しとうとした2人に向けたレオーネの目は殺人鬼に限りなく近かった。
 
 「れ、レオ、な、何アルか、その観る者をどん底に陥れようとも思えるその目は!?」
 
 言葉こそ発しないが、カルディナも麗華のと同じ気持ちだった。
 
 「黙レ!俺ノ邪魔ヲスルナ!」
 
 レオーネは冷ややかにそう告げる。
 
 「元のレオに戻ってよ。おかしいよ、今のレオは。私達の知ってるレオじゃないアルっ!?」
 「チッ、ウルサイ女ダ。」
 
 ロンギヌスの槍をブリザードに突きさしたまま、槍の手を離し麗華の前に歩むレオーネ。
 その様子はさすずめ、殺人犯が行き場のない被害者を追い詰めたかに近い雰囲気だ。
 
 「正気に戻るアル、レオ!」
 
 麗華が心に秘めた気持ちを重ねて叫ぶ。だが、その声は今のレオーネに届く気配はなかった。
 
 「お前モ死ネ!」
 
 レオーネが麗華に向かって殴りかかろうとする。
 麗華は逃げようとせず、その場で顔を覆う。身体を張ってレオーネの暴走を止めようと思う麗華の
 ささやかな抵抗だった。
 
 「おやめなさい!」
 
 レオーネの拳が麗華に当たる寸前で誰かが、大声でその動きを制止させる。
 そして、麗華とカルディナも大声のした方向を向く。
 
 そこには1人の女性が立っていた。
 
 
   -つづく-
Posted at 2010/02/08 21:42:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【自作小説】神殺の聖槍 | 趣味
2010年02月02日 イイね!

神殺の聖槍  59

 
        第7章   聖具の鉄工鍛冶   8
 
 
 
 一瞬の出来事でレオーネと麗華は状況が呑み込めなかった。
 だが、カルディナから流れ出る鮮血を見て我に還る。
 
 「カルディナさんっ!?」
 「カルディナっ!?」
 
 レオーネと麗華がカルディナの元へ駆けつける。
 
 「い、一体なぜ私は斬られたの?」
 
 カルディナはなぜ自分が斬られたのかわかってなかったようだ。
 我に還った麗華が簡潔に説明をする。
 
 「そうか。味方を盾にして私を攻撃したんだな。」
 「そうアル。痛いかカルディナ?」
 「ギリギリで急所はかわしてるから、致命傷は負ってないはずだが…やっぱり痛いな。」
 
 ふふっ、と薄い笑い声を出す。
 
 「アイツ、許さないアル。カルディナに替わって私達がやっつけるネ。そうでしょ、レオ…ってあれ?」
 
 怒りをレオーネと共に敵にぶつけようと声をかけようとしたが、麗華はレオーネの雰囲気が
 変わっていくのに、気付く。
 
 「ちょっと、レオ。」
 「…。」
 
 レオーネの返事はない。
 
 (この雰囲気、どこかで感じたことあるネ・・・どこだっかアルか?)
 
 麗華は今レオーネが感じている雰囲気を掴もうとする。だが、それがわかった時麗華の表情が
 曇っていく。そう、その雰囲気に以前あった悪い思い出が甦ったからだ。
 
 そう、それはダイムラークライシス・ジャバン支部々長チェロキーとの闘い以来の変身だった。
 (詳しくは第3章あたりを参照してね)
 
 「レオ、まさか…。」
 「…。(ピキッ)」
 
 レオーネの放つオーラが明らかに負のオーラを放ちだす。
 
 …うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお
 
 レオーネが大声で叫ぶ。
 
 「な、何だ、この雰囲気は!?」
 
 カルディナもその負のオーラを感じたようで、悪寒を覚えた。
 
 パシュ~ン
 
 レオーネからひとつの光が身体を包んだかと思うと、すぐその光の塊は空の彼方へ飛んでいく。
 
 「ドウヤラ俺ヲ怒ラセタヨウダナ。」
 
 レオーネから発せられる声がいつもと違う。
 
 「やっぱり…あの時のいつもと違うレオーネが出てきたアル。」
 
 麗華の表情が渋い。
 
 「ど、どういう事だ、麗華?」
 
 状況がわからないカルディナが麗華に尋ねようとするが、その時間を持たせてはくれなかった。
 
 「ふっ。仕留め損なったか。」
 
 レオーネ達の前にさっきカルディナに斬りかかったリーダー格の男が立ちふさがる。
 
 「お前は何者アル?」
 
 麗華がリーダー格の男に話しかける。
 
 「我が名は【ブリザード】。ダイムラークライシスに仕えし戦士の1人だ。」
 
 その男は想像を絶する言葉を言ってのける。
 
 「な、何だって!?」
 「な、何言ってるアルか?」
 「何だ、その新生ダイムラークライシスとは?」
 
 レオーネと麗華はその組織名に驚き、カルディナは意味不明な組織名に驚く事となる。
 
 「ふっふっふっ。残った2人もさっき斬ったように我が『走馬刀』によって切り刻んでやる。」
 
 ブリザードは意気揚々と刀を振り回しながら言う。
 
 ちなみに『走馬刀』とは、異世界でいうレアアイテムの武器の1つで馬が走るかのような早い
 速度で刀を動かせるサブスキルを持つ剣の一種。なお、この刀に斬られた人はそれまでの
 思い出がすべて無に帰するそうだが、死んだあとでは特に関係ないんですねど、ね。w
 余談だが、某ドラクエでいう所の『はやぶさの剣』とほぼ一緒との事。w
 
 「フッ、ブワッハハハハハハハッ。」
 
 その言葉を聞いたレオーネが突然笑い出す。
 
 「そこの男。な、何がおかしい?」
 
 ブリザードは不敵な笑いをするレオーネに少し動揺を見せる。
 
 「もう、今のレオーネじゃ何が起こるのかわかんないアル。」
 「ちょっと、麗華。一体何がどうなってるのかわかんないんだけど…」
 「え~っと…、どこから話そうか?」
 
 レオーネとブリザードがにらみ合う一方で、麗華は過去にレオーネが変貌した時の話をする。
 
 
 「随分オモシロソウナ武器ヲ持ッテルヨウダナ。」
 「な、何を言ってる、男?」
 「私ノ名ハ男デハナナイ。我ガ名ハ『アルファード・バレスティーネ』。冥土ノ土産ニ
  教エトイテヤロウ。アトハ貴様ガ死ヌダケダガナ。」
 「な、何だと!?」
 
 ブリザードは、その名を聞いて驚愕する。それもそのはず。元々、ダイムラークライシスは
 現在のバレスティン共和国の前身【バレスティン帝国】の親衛隊に端を発する組織である。
 当然、第12代皇帝エルグランド・バレスティンの息子の名は知ってるであろう。
 そして、そのその名を持つ者は建前上は行方不明であるが、すでに死んでいると思われている
 のに、まさかここでその男が目の前にいるとなれば、驚いても不思議ではなかろう。
 
 「くっ、何だこの威圧感は!?」
 
 アルファード・バレスティーネについての記述は非常に少ない。
 あるのは、ほとんどバレスティン軍の報告書の中だけだ。そして、その戦績は恐るべき戦果で
 彼が戦った後には屍の山が建立されたとの言われていたからである。
 その男が今目の前にいて自身にその槍を向けているのだ。その威圧感がどれだけのものか
 想像しただけでおしっこちびるかもしれない。w
 
 レオーネの中にいるもう1人の男『アルファード・バレスティーネ』とロンギヌスの槍とのコンビが
 もたらすものは屍の山しかない、とまで言われたかつての迷信が本当かどうかは定かではないが
 その威圧感を肌身で感じた者はその迷信を信じて疑わないだろう。それだけその威圧感に恐怖が
 追加された時の恐ろしさが物凄いモノだと言う事なのだが…。
 
 (勝てる気がしない…)
 
 ブリザードの心の中に勝利という2文字は全く思いつかなかった。思いつくのは『死』のみだ。
 今、ブリザードは止めようもない震えが全身を震え上がらせている。
 もちろんそれは武者震いの類ではないのは、誰の目にも明らかである。
 
 「デハ、天国デモ元気デナ。イヤ、貴様ハ地獄ニシカ行ケヌカ。」
 
 不敵な笑いを見せるレオーネ。
 だが、ここでブリザードはある事に気が付く。
 
 (この男、本当に噂通り強いのか?)
 
 そう、確かに過去の文面にはそら恐ろしい人だと記述されているが、実際に見た者から聴いた
 訳ではない。もしかしたら、過大広告、いや、下手をしたら全くのでっちあげかも知れない。
 やってもない内から恐怖するとは、ダイムラークライシスの名折れではないか、と考える。
 
 (自分を信じればやれる!)
 
 そう思う事でこの恐怖から脱出しようと言う考えなのだろう。
 
 「ふん。実際に地獄へ行くのは私ではないと思うが、な。」
 
 結局、ブリザードは「この男ははったり野郎だ!」と信じきる事に決めた。
 
 「フッ…、オモシロイ男ダ。コレハ楽シメソウダ。」
 「死ぬのは貴様だ!」
 
 レオーネはロンギヌスの槍を、ブリザードは走馬刀をそれぞれ構える。
 
  FINAL BATTLE READY FIGHT !
 
 
  -つづく-
 
Posted at 2010/02/02 21:54:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【自作小説】神殺の聖槍 | 趣味
2010年01月27日 イイね!

神殺の聖槍  58

 
        第7章   聖具の鉄工鍛冶   7
 
 
 
 「ひとまず、工房に向かいます。」
 
 レオーネ達3人は万が一の事も考えつつ、ルーチェの工房に向かって急ぐ事にする。
 
 「私達も後から向かいます。」
 
 ヴィッツ女史も部下の出動を準備してから向かうとの事。
 
  ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ・_・)┘
 
 急いで現場に急行しようとするレオーネ達に魔の手が!?
 
 「何を急いでおる?」
 
 もうすぐ工房に着くという手前で物騒な面持ちの男5人がレオーネ達の行く手を阻む。
 
 「お前たち、誰アルか?」
 
 その男どもに向かっていきり立つ麗華。
 
 「名乗るほどの者ではない。」
 「じゃ、そこをどくアル。」
 「そういう訳にはいかん。」
 「いいからどくアル!」
 
 お互い、一色即発の雰囲気だ。
 
 「最後に忠告する。黙ってここから街へ戻れ。さすれば命だけは取らないでおく。」
 「!?」
 
 3人はその言葉で闘いを意識する。しかも、死闘を!?
 
 「返事は、『断る』だ。」
 
 レオーネが整然と答える。
 
 「仕方ない、こちらも仕事ゆえ何が何でも食いとめる!」
 
 そういうと男5人が臨戦態勢を取ろうとする。
 
 「そうはさせないアル!」
 「先手必勝!」
 「叩き切るっ!」
 
 謎の男どもが臨戦態勢に入る前に麗華とカルディナ。レオーネまでもが攻撃をかける。
 
  トリャァァ!!o(*`ω´*)θ☆)ll-ω-)ノ アベシッ
  
  魔銃光殺砲(゚Д゚)σ━00000000000━● ☆)ll-ω-)ノ タワバッ
 
  えい/_・)/D------ →;゚o゚)ヒデブッ

 
  
 「まずは3人っ!」
 
 レオーネ達は男どもが行く手を阻む輩であるのは観た瞬間容易に認識出来た。
 こう言う時は暗黙の了解で率先して攻撃する話が出来ていた。だから、先手が打てたのだ。
 
 「な、なんだと!?」
 
 こうもあっさりと仕掛けてくるとは思ってなかったらしく、驚きを隠せない男ども。
 
 「あと2人アル。降参するなら今のうちネ。」
 
 麗華がビシッと男に指を立て挑発する。
 
 「おのれ~…」
 
 焦りを見せる残った男2人。
 
 「さ~て、誰に雇われて私達を襲ったか、素直に答えていただきましょうか。」
 
 す~っと男らの前に出る。
 しかし、カルディナは先のキレた件もあって少し冷静さを欠いていたのをあとで身をもって知る。
 
 「…。」
 
 男らは無言だ。それに少しイラついたカルディナが魔銃を構えつつ男に迫る。
 
 「黙ってるんじゃないよ、お前らが何考えてんのかお見通しなのよっ!」
 
 カルディナのイライラがどんどん上がっていく。
 
 「ふっ、女。考えが甘かったな。」
 
 リーダー格の男がボソッと言う。
 
 「何ですって!?」
 
 カルディナがそう思った瞬間、もう1人の男が持っている剣を構えカルディナに迫ってくる。
 
 「死ねっ!」
 
 男がカルディナの目の前まで迫ってきた!
 
 「この~っ。」
 
 カルディナが迫ってくる男を撃つ。
 
  ズキューン!
 
 カルディナが放った魔弾が男にヒットする。
 
  (やったわ!)
 
 カルディナがそう思ったが1つだけ誤算があった。
 カルディナが仕留めた男が迫ってきた勢いで、カルディナにそのままぶつかってくる。
 
 「抱きつくな~。」
 
 一見、抱きつく形になった男を振りほどく。
 
 「あぶないっ!」
 
 そこにレオーネの声が聞こえる。
 
 何かと思いカルディナが前を見るとそこには最後のリーダー格の男が目前にいた。
 
 最初は先手を取ったレオーネ達だったが、それに安心しきって今後は謎の男たちに反撃を
 食らう形になってしまったのだ。
 先に攻めた男を盾にリーダー格の男が死角を突いてカルディナに接近したのだった。
 
   ぶしゅ~っ!!
 
 一瞬の出来事であった。
 
 リーダー格の男の持つ剣がカルディナの身体に突き刺さる!
 
 「カルディナ~!!」 
 
 辺りに麗華の叫び声が大きく響く。
 
 
   -つづく-
 
Posted at 2010/01/27 20:50:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【自作小説】神殺の聖槍 | 趣味

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