HONDA車とは言えイタリア製のTRANSALP。
パーツも当然の事ながら輸入品となるため、
未だ直っていない個所はある。
が、身体を張って守ったおかげで走行には支障がない。
とりあえず、国内で入手できる消耗部品の交換だけは済ませ
快適に走れるようには仕上げてある。
『5/1に橋△さんと予定を立てたのですが・・・』
□海くんからのメールが届いたのは2週間ほど前の事。
独りだとなかなか行動しづらい状況も
『誘われたから・・・』という大義名分があれば怖いものなし☆
コースの提案をしたのは、出発の3日前だった。
【2009年05月01日 三崎港でまぐろを食べようツーリング】
7:00 〇フジ小作店集合
・・・のはずが、朝っぱらから探し物をしていて少し遅れて
集合場所へ着くと、他のメンバーはちゃんと来ていた。
数分しゃべりこみ、簡単にコースの説明をして出発。
八王子バイパスを料金所の手前で一般道に降り国道16号へ。
横浜方面を目指す。
GW前の最後の平日で、しかも出勤時間帯とあって多少渋滞していた。
8:40 町田付近のコンビニで休憩。
普通、ツーリングというと渋滞を避け、
快適に走れる郊外をコースとして選択するのだが
渋滞を懸念して今まで避けてきていた近場を
今回はあえて選んでみた。
地図上ではたいした距離もないのに、慢性的な渋滞のせいで
乗車時間が長い為、非常に遠く感じるのがこの地域だ。
軽い朝食を摂り再び混雑する国道に乗る。
マスツーリングでは基本的にはすり抜けをしないのが我らの鉄則。
他のバイクたちがすり抜けて前に進んでゆく中、
大人しく車の列に並んでいたが、どこからか渋滞が解消され
しばらくは快適に走る事ができた。
保土ヶ谷ICの手前の新桜ケ丘インターで環状2号線に乗り換える。
住宅街、商店街を抜ける道。
2車線なのだが、左側は駐車している車両がところどころいるので
本質的には1車線の道と違わない。
道なりに走って行くと、再び国道16号と交差するはず。
が、左へ入る側道を見落とし、その1本先の134号に出てしまった。
2本の国道は、ほんの短い距離のところを並行しているのだが
ここに出てしまった事で異様な渋滞に巻き込まれ
ほぼ15分くらいをロスる。
16号に入り直し横須賀方面へ向かう。
遠い昔に走った記憶のある道・・・。
あまりにも昔すぎて周囲の状況がまるで掴めない。
10:30 横須賀市内のコンビニにて休憩。
しかし暑い。
通気性の悪いウェアの中で、身体から放出した水分が溜まっている。
神井は近場のツーリングの際には地図を持たないので
橋△氏の持つ地図でコースの再確認。
再び16号を南下し始めた。
やっぱり郊外のコースとは違い走りづらい。
クラッチ操作がやたら多くなるので
左手の握力が次第に劣化してきた。
横須賀、久里浜を過ぎたところで左側の視界に海が広がった。
しばらく三浦海岸に見とれ、また道は海から遠ざかる。
ゆったりとした坂を登り切ると、こんどはキャベツ畑が広がる。
海沿いの町に相応しくない風景なだけに
これもなかなかいい感じに心を捕えてくれた。
前をゆっくり走る車たちに追従しながら・・・
12:20 三崎港到着
予定より20分ほど遅れたが、まずまずの結果☆
さて、お昼♪
三崎港といえば、まぐろ料理の店が軒を連ねている事で有名。
他の漁港などでは何の魚をを食しようか迷うところだが
ここでは『まぐろ』と決めつけられるので選択が楽(^-^)♪
ただ、前夜にいろいろと調べてみたのだが、
『安くて美味い』店を検索できなかった。
やはり都心に比較的近い観光地価格って気がする。
『美味い店』なら確かにいくらでもあるのだが
高ければ美味いのは当たり前すぎるし、
バイク乗りは、たいてい貧乏なので安いものしか食えない。
しかもわがままなので美味いものも食べたい。
1500円がギリギリ上限にしたい。
そのジレンマを解消させてくれる店を探すのが
ある意味、ツーリングの醍醐味ともいえる。
観光客が歩きまわりそうな所に出店している店は
やっぱりそれなりの価格だ。
ちょっと裏道を探してみようか?
ひと気のない方へ歩いてみる。
こんなところとかに“穴場”ってあるもんだよね。
と話している時にメンバーの一人が見つけた看板、そして店。
おお、“穴場”っぽい!
店内はかなり狭い。カウンター席が6~7席ほど。
4人掛けの座敷テーブル席が4つあるが、
一番奥は店の備品が置いてあるので、間違いなく使えない。
シャイな感じのご夫婦で経営されている様で、
静かな店内にテレビの声がよくとおる。
店の外の看板にあったランチメニューが気になったので
3人とも同じものを注文。
いつも食べかけの画像のUPで失礼(^^;)
づけマグロの小ドンブリとマグロカツのセット(1200円)。
づけマグロは、云わずと知れた味。
マグロカツは初めて食べたのだが、柔らかくてなかなか美味だった。
ソースもこの店独自にブレンドしたものかどうか判らないが
市販のソースをそのまま使っている風ではない。
店を出て、産直センター“うらり”まで戻る。
漁港にはよくある一般客向けの市場である。
ここに着いた時から気になっていたものがある。
『世界でここだけ!』
まあ、そうでしょう。
てか、世界中に確認したかどうかが疑問です。
気になって熱い視線を送っている人はいるのだが
素材が素材だけに躊躇しているようだ。
シングル¥200 ダブル¥300 との事なのでダブルで。
ピンボケですが、『まぐろ』&『塩』ジェラート
彼らは無難に『イチゴ』&『栗』ジェラートを選択。
こんな無難なトッピングもあるのでご安心を。
味は、実際に行って確認する事をお勧めします。
味覚には個人差があるので。
僕は『悪くはない』と思いますが☆
ちなみに別の売り場では、『大根プリン』とかがある。
14:30出発 国道134号を鎌倉方面へ向かう。
あいかわらず渋滞に巻き込まれながらの走行。
お昼過ぎという時間帯もあって睡魔が心配だ。
適当なところで休憩を取らねば・・・。
葉山の御用邸の交差点で赤信号停車。
さすがに御用邸の前だけあって警官が多いな・・・。
いや・・・、一般の人たちも結構いるなぁ。
ん? TVカメラマンまで?
信号が青に変わり交差点を逗子方面へ右折。
道沿いに一般人が並ぶ。
警官がところどころにおり、白バイ、パトカーがやたらといる。
上空を見上げるとヘリコプター。
こりゃ、もしかして♪
進むにつれ、そんな光景が当たり前のように続き
国旗まで出している店もあった。
次第に厳戒態勢が強化されている雰囲気が強まったところ、
対向車線から白バイに先導された黒塗りの高級セダンの中を覗くと
天皇ご夫妻が沿道の庶民たちに手を振りながら通り過ぎた。
おお~~☆
これはやっぱりラッキーと思うべきだな♪
葉山に住まう人々には前もって情報が入るのだろう。
お出迎えに抜かりがない。
そのまま進むと左側に由比ヶ浜が拓けた。
セイルボードを楽しむ人たち。
逆光で海面とたくさんの帆がきらめく。
7月に生まれた次女の名を、このイメージでつけた事を思い出した。
15:30 七里ヶ浜 着
しばらく海を眺める。
遠くに江ノ島が見え、道路のすぐ脇を江ノ電が走る。
自分たちには比較的お馴染みの海の風景なのだが
完全にサザンの世界だな・・・。
さて、この混雑の中を16:00に出発すると
帰宅するのはかなり遅くなるだろう。
“すり抜け”決行☆
安全に目的地に着く事はクリアしたので
あとは安全に“速く”走ろう!!
途中、休憩を1ヶ所とり19:00に地元に着いた。
打ち上げは、お馴染みの焼肉屋さんで夕食を摂り解散した。
総走行距離:約200km