2007年02月02日
告知どおり早速始めさせて頂きます。
第1回目のタイトルは
「ブレーキ泣きについてです」
始める前に一言言っておきますが、
これから続けて書いていくつもりですが
あくまで今までの経験を基に客観的な意見と
知識を織り交ぜて話していきますので
それを踏まえてご清聴頂ければと思います。
さてブレーキをチューニングしていく上で
必ずといって良いほどこの現象は起きてきます。
確かに性能の良いものであっても純正装着であっても
起こります。
とくに純正装着のものでひどいのがランサーやインプレッサに
装着されているブレンボキャリパーのものです。
車がノーマルのものでも「キーーーーー」と鳴くのは
不快この上ないでしょう。
基本的に鳴きというのは種類として2種類に分けられています。
「キー音」と「グー音」です。
「キー音」とは皆さんもご存知の不快なもので一般的によくある現象です。
「グー音」は滅多にないのですが停止間際にグーと音がなることがあります。
この音はブレーキパッド摩擦材の出来でなる事があります。
話を戻して「キー音」はなぜなるのかと申しますと
この原因は様々なところにありますが基本的な考え方として
キーという音はブレーキから出る微振動がタイヤハウスで共鳴して
鳴くものです。
本当は凄く小さい音なのですが色々なものを伝い増幅されるのです。
よくある例としてパッドの裏側にグリスを塗って装着しますが
あのグリスには意味がありそれをしなかったが為に鳴きに繋がる事があります。
パッドのプレッシャープレート(パッドの裏金)は金属で出来ていて
またキャリパーのピストンも金属で出来ています。
ブレーキを踏むとブレーキの摩擦により振動が発生してその振動が
プレッシャプレートを伝いキャリパーを共振。
そこから音が出てローターのベンチ部分で共鳴増幅され、
さらにタイヤハウスでさらに増幅。
それが不快な音となり聞こえる。といった感じです。
それをパッドグリスは音を吸収してくれる役目を持っています。
また、これはあくまで説なのですが、
パッドグリスのように保湿性を持った物をプレッシャプレートに
塗っておくだけで水分が共鳴をおさえるのではないか?と
大手メーカーでは言われているみたいです。
キー音の原理をたとえで説明する場合黒板とチョークが例に出されます。
チョークを黒板に書く時確かに「キー」と言う音がします。
その音は黒板とチョークがこすれる時に摩擦の音でこれは微小ではないのですが
黒板から跳ね返って大きい音として反響するのです。
原理はこんなものですが対策はどーすればよいかと言うと、
ブレーキの摩擦係数を下げると言うのは究極ですが、
1、ローターの状態を良くする(研磨をする)
2、ブレーキグリスを良く塗ったりなき止めシムを装着をして振動のショックを軽減させる
3、しっかりした取り付けをする。(取り付け不十分だと鳴く可能性大)
4、ステージに合わせたパッドをチョイスする。(御利用は計画的に)
こんなとこですかな。
悩んでたら一度自分に相談してみて下さい。
以上今日はここまで。
読みにくくてすんません。
Posted at 2007/02/02 18:32:39 | |
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ブレーキうんちく | 日記