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K.K@秋山のブログ一覧

2007年02月06日 イイね!

ブレーキの知識第3回

まだ仕事してますが何か?(笑)
息抜きにいつものやついっちゃいます。

今日のお題は「ブレーキローターについて」です。
皆さんローターについて何を知ってますか?
実はローターは一概に言ってもブレーキパッドと一緒で色々と細かい
設定があるのはご存知でないかと思われます。
基本的に皆さんが知っている事っていうのは
1ピース・2ピース、CV・FCとこの程度でしょう。
しかし、ローターはまだまだ深い部分が存在します。
鉄鋼関係の仕事されている方なんかはご存知でしょうが
鉄と言うのは材質が複雑にあります。
その辺は俺もあまり詳しくはないが使われている材質は
一般的には以下の通りです。
・黒鉛CV鋳鉄
・CV鋳鉄
・FC鋳鉄

大まかに分けてこれだけこの程度はまだローターのカタログに
記載されていますが
この中でも色々と硬度があってそこがまた複雑なのです。
それは同じ材質でも熱のかけ方や冷まし方で性質が変わってきます。
それをブレーキに対して使い分けするのですがなかなかそこまで
こだわるメーカーさんも少ないと思います。
おなじFC鋳鉄でも純正と社外品で削れ方やゆがみ方は違うと思いますが
それは上記で説明の通り硬度が違うからなのです。
純正の考え方はやわらかくして割れない方向に作ります。
それは安全性を考慮しての事です。
社外は実際に割れないギリギリのところで設定しています。
なので持ちが良いのです。
上記の大まかに分けた3タイプの材質でそれぞれに性質があります。
・黒鉛CV鋳鉄→歪みや割れに強いが大変高価で作るのにリスクが高い。
・CV鋳鉄→歪みに強いがFCより高価で鳴きやすく限界は高いが限界に来ると見事に割れる。
・FC鋳鉄→国産で流通が多いので型も豊富で小ロット生産できるが高熱に弱く歪みやすい割れるときは一気には割れないので安全性が高いし安価である。

2ピースローターなどは歪みやすいのでCVで作っている事が多いのだが安いやつは大体硬度の固いFCを使っている事が多い。
よく焼入れなるものを聞いた事があると思いますが、
焼入れは買うときによく見た方が良いかと思われます。
その訳は焼きを入れる際中の部分までちゃんと火を通すのに
600度30分とか一定温度で焼入れをすれば通りますが
バーナーで炙って焼き色をつけただけの製品が良くありがちです。
焼きと言うのは本来鋳物の硬度を上げるのと熱膨張の低減させる為の
製法で表面焼きなんてものはいわば商品の見た目でしかないものです。
それを焼き入れといってるんだから詐欺まがいってことですね。
特に安い焼入れローターはその傾向があります。
一番いいのは焼きを入れずに普通のローターにする事ですね。
焼入れを買う場合はメーカーに「何度でどのぐらいの時間焼きいれたのですか?」
と聞いてみるのも一つの手ですね焦るとこ多いかもしれませんが(笑)
話変わって最近逆ベンチ何てローター多いですけどあれは面白い発想ですね。
暖まった空気でベンチから逃がすのをフレッシュな空気を逃がすのでは
効率が良いのでお勧めです。
あとAVOやプロミューとかから出ている不規則なベンチローター。
あれも理にかなってますよ。
従来のベンチローターは1直線でベンチしてますが
不規則にベンチしてますので熱膨張による規則的な変磨耗がしません。
それにより新品ローターを装着してから定番で出るジャダーが
回避できる事ができます。
なので高いのですが長い目で見れば安いかもしれませんね。

このネタ書き出すと時間があっという間に過ぎますね(^。^;)
長くなったのでこの辺で・・・
今度は短くする為に「1ピースローターと2ピースローターについて」
でいきますかな。
Posted at 2007/02/06 19:52:04 | コメント(7) | トラックバック(1) | ブレーキうんちく | 日記
2007年02月06日 イイね!

おはようございます。

今日はバタバタしてる一日ですが
気合でがんばりまっせ~~~
簡単ではあるがブログアップしました。

今日一日よろしくです。
Posted at 2007/02/06 10:19:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日常話題 | 日記
2007年02月05日 イイね!

ブレーキの知識第二回

本日のお題は「ブレーキパッド選び」です。

ブレーキパッド選びに皆さんどこをポイントに選びますか?
スペックや耐熱温度や価格帯を見て選んで入る事かと思います。
色々なメーカーから商品の説明等がパンフレットやカタログやHPで
紹介されてますけどそれって全部が全部正しい表記とは限りません。
ブレーキパッドとはとてもシビアな部分ですので説明通り選んで失敗
したかたも多いかとおもいます。
先程シビアと書きましたが何故シビアなのかと言うと
相手材(ローター)の材質の想定も考えていないし製造だって
全てのメーカーが製法の管理までしているとは思えないからです。
ブレーキパッドを製造する上で製法が大きく分けて3つやり方が
あるのって知ってますか?
多分ほとんどの方が知らないかと思います。

・摩擦材をプレスして作る製法
 これは一般的に量産メーカーが作る製法で主に純正パッドや一部
 市販パッドに使われ流通量が大量にある場合に用いられます。
・摩擦材の板を貼り付ける製法
 これは少数ロットで生産が出来るのでアフターパーツメーカー等に
 採用されています。しかし、欠点として熱に弱いですが最近は色々と
 改良がされて熱に強くなってきています。
・焼結材
 これは読んで字の如くで焼いた金属類で熱を加えたままプレスして作る
 製法です。高温に耐えるパッド(レース用や新幹線用)に用いられますが
 コストが掛かる上にロットかさむ。

以上の通りとなります。
あくまで大きく分けてですので細かくすると色々とまだあります。
話変わってよく耳にする言葉で材質の名前をカーボンパッドだとか
チタンパッドだとかってあると思いますが、
あれも勘違いしないで欲しいのが国内で売られているパッドの
ほとんどがカーボンパッドでありチタンパッドに関しては
チタンが配合している分攻撃性が高くなる事は当然の事です。
最近のパッドは全てアスベストの入っていないノンアスベストの
パッドですから補強材の役目としてカーボンが入るものです。
こういったのって皆さんそこまで知らないことを利用している
誇大広告ではないかと思います。
チタンに至っても配合すると鳴くわローターはボロボロになるなんて
硬度が高いのだからわかるでしょ。
話はそれましたけど結構良くカタログやパンフ見るだけで大げさに
書いてある事が判ります。
耐熱温度にしたって信用するかもしれませんがあれも結構いい加減に
書いてあるものです。
そもそも耐熱温度とは測定のテスト基準なんてありませんから
書き放題ですよ。
たとえテストしてたとしても皆さん耐熱温度って言うのは
リカバリー特性があるのはご存知ですか?
リカバリー特性とは一度フェードしてもまた本来の性能をどの位
発揮できるかと言うものです。
その記述がないと一回目のフェードで二回目が使い物にならない
なんてことがあるかもしれません。
現に今まで見てきたテストでそんな事が多々ありました。
それにリカバリー特性関係なくただ温度を目安に考えてみても
たとえばストリートで走る方がローター温度を何度まで上げることが
出来るでしょうか?
町乗りでいって300度峠で瞬間500度がいいところです。
勿論温度は摩擦係数と踏む時間に比例してきます。
峠走るから800度のが必要なんて考えている人いませんか?
ラシアルで800度まで上げるのはほぼ不可能ですよ。
そんなことしたらキャリパーのシールとかハブだとかがボロボロになるはずです。
そう考えると書いてある耐熱温度表記は役に立たない事になります。
ではどうやって選べばいいのかと思われますけどやはり
一番は自分と同じような走りをする方に何使っているか聞くか、
知識豊富なアドバイザーに聞くか、
全部試すかしかありませんね。
効き具合の好みもありますから一概に言葉にだまされないようにして下さい。
相談にはのりますのでお気軽に聞いてください。

またもや文才のない文で申し訳ないが第三回目お楽しみに。
Posted at 2007/02/05 18:37:38 | コメント(9) | トラックバック(1) | ブレーキうんちく | 日記
2007年02月02日 イイね!

ブレーキの知識第1回

告知どおり早速始めさせて頂きます。
第1回目のタイトルは
「ブレーキ泣きについてです」
始める前に一言言っておきますが、
これから続けて書いていくつもりですが
あくまで今までの経験を基に客観的な意見と
知識を織り交ぜて話していきますので
それを踏まえてご清聴頂ければと思います。

さてブレーキをチューニングしていく上で
必ずといって良いほどこの現象は起きてきます。
確かに性能の良いものであっても純正装着であっても
起こります。
とくに純正装着のものでひどいのがランサーやインプレッサに
装着されているブレンボキャリパーのものです。
車がノーマルのものでも「キーーーーー」と鳴くのは
不快この上ないでしょう。
基本的に鳴きというのは種類として2種類に分けられています。
「キー音」と「グー音」です。
「キー音」とは皆さんもご存知の不快なもので一般的によくある現象です。
「グー音」は滅多にないのですが停止間際にグーと音がなることがあります。
この音はブレーキパッド摩擦材の出来でなる事があります。
話を戻して「キー音」はなぜなるのかと申しますと
この原因は様々なところにありますが基本的な考え方として
キーという音はブレーキから出る微振動がタイヤハウスで共鳴して
鳴くものです。
本当は凄く小さい音なのですが色々なものを伝い増幅されるのです。
よくある例としてパッドの裏側にグリスを塗って装着しますが
あのグリスには意味がありそれをしなかったが為に鳴きに繋がる事があります。
パッドのプレッシャープレート(パッドの裏金)は金属で出来ていて
またキャリパーのピストンも金属で出来ています。
ブレーキを踏むとブレーキの摩擦により振動が発生してその振動が
プレッシャプレートを伝いキャリパーを共振。
そこから音が出てローターのベンチ部分で共鳴増幅され、
さらにタイヤハウスでさらに増幅。
それが不快な音となり聞こえる。といった感じです。
それをパッドグリスは音を吸収してくれる役目を持っています。
また、これはあくまで説なのですが、
パッドグリスのように保湿性を持った物をプレッシャプレートに
塗っておくだけで水分が共鳴をおさえるのではないか?と
大手メーカーでは言われているみたいです。
キー音の原理をたとえで説明する場合黒板とチョークが例に出されます。
チョークを黒板に書く時確かに「キー」と言う音がします。
その音は黒板とチョークがこすれる時に摩擦の音でこれは微小ではないのですが
黒板から跳ね返って大きい音として反響するのです。

原理はこんなものですが対策はどーすればよいかと言うと、
ブレーキの摩擦係数を下げると言うのは究極ですが、
1、ローターの状態を良くする(研磨をする)
2、ブレーキグリスを良く塗ったりなき止めシムを装着をして振動のショックを軽減させる
3、しっかりした取り付けをする。(取り付け不十分だと鳴く可能性大)
4、ステージに合わせたパッドをチョイスする。(御利用は計画的に)

こんなとこですかな。
悩んでたら一度自分に相談してみて下さい。

以上今日はここまで。
読みにくくてすんません。
Posted at 2007/02/02 18:32:39 | コメント(6) | トラックバック(0) | ブレーキうんちく | 日記
2007年02月02日 イイね!

気分転換に

最近ネタに乏しいので禁じ手としていた

ブレーキのうんちくをネタにしようかと

思うんだけどあまりマニアックだと引かれる可能性が

あるので意見を募集中。

どないでっしゃろ?
Posted at 2007/02/02 16:30:09 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記

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何でも楽しくがモットーです。 車に関しては楽しければ何でもOK!! 好き嫌いせずにどのカテゴリーも 勉強したいので教えて下さい。 ペコm(_ _;m)三...
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