今月8日の夜、新潟から夜行バスに乗り大阪で乗り換えて翌日の午後、広島駅前に着き電車に乗り換えてスズキアリーナ庚午へツインHVを取りに行ってきました。走行距離が3500kmとほとんど走っていない車両でしたが、錆がそれなりに出ていたということでクランクプーリーの交換やゴム製のブーツ類の交換。それ以外にも新潟まで安心して走れる整備をしてくれていました。また、HV用バッテリーも新品に交換してあるということでほぼ新車に近くかなり理想に近い個体が手に入りました。
せっかく広島に来たので牡蠣小屋で大好きな牡蠣を食べたかったのですが、道路が混んでいたこともあり龍明丸という目的の店に着いたときは残念ながらその日の営業は終了していました。
気を取り直して次の途中目的地の神戸ルミナリエ会場を目指しました。会場入り口となるJR元町駅から2駅手前の駐車場に車を止めて電車で向かいましたが、元町駅に着いたのは消灯30分前でした。土曜日の夜ということもあり、その時間でもまだ入場規制がある状態で少しの時間ですが順路入り口で待たされました。神戸ルミナリエは開催されている意味も理解した上で以前から一度は見に行きたいと思っていましたが期待通りの綺麗さでした。
広島から神戸までほぼ全開で走らせましたが5MTに較べると最高速度は5~10km/h低い状況でした。それでも車両重量が170kg重くなって高速走行に安定感があるのは良いところです。そして最高速度付近でもフルスロットルではモーターのアシストが数十秒間続きますがそのあたりではモータートルクが低くアシストを実感できません。モータートルクを感じられるのは発進加速時と低速走行からアクセルを踏み込んだときくらいですが噂通りその加速力は重量増と相殺されるので5MTと比較して走行性能は低めのようです。まあそのあたりは分かっていたことなので不満はないのですが、普通のガソリンモデルよりも燃費の悪いHVって??と思ってしまいます。スズキでは以前に燃費逆偽装がありましたが、5MTのモード燃費は実際より悪く公表されてHVのほうは実際より良い数値に偽装されていたというか、販売車とは異なる、バッテリー寿命を考えない充放電条件でHVモーターをフル活用した時の燃費数値だったのではないかと疑ってしまいます。通勤でしばらく乗っていますが、HVのアイドリングストップ時間が極端に長くない限りどう見ても5MTのほうの燃費がいいのは間違いありません。
HV用バッテリーはFT7C-HEVという専用バッテリーが搭載されていてメーカーのテクニカルニュースの内容を見ると、通常のシールドバッテリーに較べてHV用としてかなり性能は高くなっていますが、それでもバッテリー寿命を考慮した使い方ではツインに搭載されているモーターの性能を充分に発揮させることができていないと思われます。これを出力密度の高いリチウムイオンバッテリーに交換した上で回生&アシスト制御を変更するとバッテリー重量の軽減とモーター駆動範囲の拡大が同時にできて走行性能、燃費性能ともに向上させることができそうです。
もうご老体のガソリンA(左)とまだピチピチのハイブリッドB(右)だけど年式的には前者が新しい。
Posted at 2017/12/18 02:58:11 | |
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