皆さん。こんばんは。軍曹です。今夜のお話は私が小学六年の時のお話です。では…これは私、二等軍曹が実際に体験した話です。『一緒に遊んでよ』私のアパートに小学四年と二年生の兄弟のいる一家が越してきた。面倒見がてら、よく一緒にあそんでいた。そんなある日、私が「自転車で二人乗りしようぜ」と言うと、二人共先に乗りたい~となったが、二人乗りなんで、いっぺんに三人は乗れない。で、私は弟の方を先に乗せてやろうと思って、目で乗れ乗れって合図をした後、前を向いた。すると弟は後ろに乗ってきて、私の横腹の服を掴む。「よっしゃ~行くで~!」私は自転車を漕ぎ出し、すぐ先の角を曲がった所で、弟に「上手くいったのう」と後ろを向くと、誰も乗ってない!うわっ!っと驚いて止まった所へ二人が私の後を追ってきた。「お前乗ったんじゃないんか!?」二人に聞くと、いきなり私がよっしゃ~と走り出した…らしい。あの時確かに人が乗って来た重さと、何より私の横腹を掴んだ感触…間違いなく乗せたはずなのだが…あの二人の隣に子供の霊がいて、一緒に遊んで欲しかったのだろうか…