タイトル通りの釣りネタなので、興味のない方はスルーしてねm(_ _)m
今回ちょっと長いよ(;^_^A
これは私、二等軍曹とサクラマスとの闘いの記録である(大袈裟)
先ずはじめに、私がこの勝率の悪い釣りを始めたきっかけを簡単に説明しよう。
今から15年ほど前、島根県瑞穂町に西日本最大級と謳う管理釣り場(今ではエリアフィッシングと呼ぶのが一般的)瑞穂フィッシングエリアがオープンした。エリアフィッシングは主に鮭、鱒族をルアーとフライでのみ釣りをする所です。
釣り雑誌でその情報を知った会社の先輩(今の上司)から行ってみようや~と誘われた。ルアーフィッシング(バス釣り)に心得のあった私があれこれタックルを指示して会社の者数人でいったのよ。昔から釣りが好きで、中学の時に担任から「お前は釣りキチ三吉じゃ!」と命名される程の釣りキチでした。三平だとまんまだからなぁ(笑)
で、細かい事書くと長くなるんで結果を言うと、一匹も釣れなかったんです。我々メンバー誰一人。周りの人はバンバン釣ってるのに…
のちに私の選んだタックルに問題があったのが分かったのだが、もはや私の釣りキチのプライドはボロボロ… 悔しかった。
これがきっかけで、トラウトの釣りにドップリはまったのでした。私と上司とその同期の通称あ兄(現在行方不明)の三人が特に。
あの時、普通に釣れていたらここまでハマることはなかっただろう。
エリアフィッシングは本当は簡単です。女性や子供でも割と簡単につれます。車で言えば教習所みたいなもんです。それに比べればサクラマス・サツキマス釣りはサーキットってとこですね。
そんなわけで、いつまでも教習所で釣ってても飽きてくる。だんだん上を目指すようになって今日に至る訳です。
さて、ここからが今回の話です。
今回は3泊4日の釣行。実際まともに釣りが出来るのは2日目と3日目だけ。
初日20日 朝6時過ぎ上司が迎えに来た。早っ!っと思ったら、実家に忘れ物が…「取ってきたら?ワシまだかかるし」 実家なら往復30分は堅いな。録画してたハンター×ハンター観ながらモゾモゾ着替えてコタツでボケ~っとしてたら戻って来た。30分遅れで出発。昨日からの雨は止みかけてる。向こうはどうかな?山陽道を東へ。雨は止むどころかますます強くなってくる。北陸道に入って北上しても小降りにはなったが、福井に着いても止むことはなかった。いつもの釣具屋で遊漁券を買う。14時30分雨の中でスタート。雨も降ってるので、終了は17時予定にする。ま、今日は肩慣らしと様子見。しかし、近年始まった河川工事で、年々川がコンクリートで固められていく。悲しい事にだんだん川ではなく用水路になっていく。ハッキリ言って必要のない工事。ただ業者を食わす為、役人は業者からリベートを取って私服を肥やす為の工事。聖地と呼ばれる九頭竜川がこんな事になるとは…
初日は予想どおり何もなく終了~。
夜は居酒屋で飲んだくれる。これも楽しみの一つ(´V`)♪
21日 二日目。今日の天気は一日中雨か雪となっている。朝5時起き6時にホテルを出る。ハッキリ言ってこの釣りでは出遅れの時間である。早い者では4時には釣り場に着いて場所取り合戦が始まるのがサクラマスフィッシングである。魚との前に釣り人との戦いがあるのです。以前は私もその戦いに加わってました。特に遠征組の私の気合いは半端ではなく大抵希望の釣り座は確保出来てました。毎週来れる近県の奴らとは気合いが違うのだよ! まあ、釣り人の心情としては、釣れても釣れなくても自分が今日はここから始めたいって思ってる所から始められたら気分がイイじゃないですか。 しかし、場所取りに失敗して次の場へ…あぁ、ここも取られてる…こうなったらスタートダッシュ失敗。釣り座難民となって釣り座を求めてあっちへウロウロこっちでウロウロする羽目に…
正直それに疲れて、もう空いとる所でええやぁ~となりました。それでも一応ポイントは決めてるので、そこへ向かう。通称、水道局前。行ってみると、すでに車が4台止まってる。もうダメかな?昨日の雨で少しばかり増水してるし、濁りも入ってるが、釣りにならない程ではない。
戦闘服に着替えていざ!

しかし、寒い。最高気温も5°とか言ってたな~。
川をみると、やはり狙っていたポイントには人が…あそこにも…
入る所ないじゃん!
仕方ないので、少し下流の福井大橋へ行ってみたが、ここも入る所ない… 増水で橋の下流には渡れそうもない。仕方ないのでまた水道局前に戻ってみる。その途中パラパラと
何か降ってくる。雪か?違うな霰か?にしてはデカイ。直径3~7ミリくらいある。雹じゃ!初めて見たよ。しかし痛いです。ピョン吉で来てたら、ボコボコのイボガエルになってたかも!?(笑)

こんなのが30分おきに降ったり止んだりの一日でした。
しばらくすると水道局前下流の中洲が空いたので入る。釣れんし寒いし
痛いし…(>.<)
雨にも雪にも降られたことはあるが、かつてこれほど厳しい釣りを強いられた事があっただろうか!
もう、疲れた~
結局この日も何事もなく終了となりました。
本日の晩飯はホテル近くのここへ。
セブンイレブンのカップラーメンでもお馴染みですね。山頭火です。

チャーシュー丼も頂きました。
で、味なんですけどねぇ。
ハッキリ言っちゃっていいんですかねぇ…
こっちの方が美味いっス!

本物はなんかしょぼくれた味。だけど、カップメンのが美味く感じるのは化調で味が濃くなってるからだろう。
22日 三日目。今日は晴れの予報。
水量も濁りも落ち着いて、まさにベストコンディション!これで出なかったらウソだろ~って状況。
今日も水道局前からスタートするも、やはり入れず。また福井大橋下流の中洲へ行ってみると、私のお気に入りポイント、あの剥製のサクラを釣った場所に誰かいる。あれは、有名アングラーM名人。しばらくネチっこく攻めた後、M名人が移動。少し場を休めた後、私も攻めるも名人がやって出なかったのに私如きが攻めた所で出るはずもなく。
また水道局前に戻る。
空いてるポイントを攻めた後、上流の福松橋へ向かう。上に下にウロウロ…釣りやってるより歩いてる時間の方が長いんじゃね?
その後、また福井大橋下流に戻って竿を出す。この時、ビデオカメラをセットして自分の釣りを撮影。この釣りではジンクスになりつつある事があって、ビデオ撮影してる時は釣れない。上司と私が目視出来る距離で釣ってる時は釣れないとゆうジンクス。
30分程経った頃、違う場所で釣ってた上司から電話が。「釣れたんか?」と聞くと、「腹減ったけ飯行かんか?」私は「食っとる余裕はないわ!腹も減ってないけ行かん」と言って釣りに戻る。
その11分後、コツって当たりと同時に瞬間的に合わせる!
ドスンと重さが伝わると同時にサクラマスはイヤーってばかりにヘッドシェイクで暴れ出す! おっ、お嬢さん落ち着いて~!何とか耐えてると、竿先から生命感が消える。パツン…とサクラマスと私を結ぶ赤い糸ならぬ婚約ラインが切れた。
瞬間ロッドを何度も水面に叩きつけて暴れる私… 私は別れたくなかったんだけど、相手が全身全霊の命懸けでイヤだって言うんだから仕方ないじゃん…(T_T)
わずか13秒のスピード離婚。去年に続きまた情けない映像が撮れてしまった(T_T)
ラインブレイクは想定外。ラインは新品に替えたばかりだし、テトラ周りを攻めた時に傷が付いていたのか、サクラマスの歯で切れたのか分からないが、千載一遇のチャンスを逃してしまった…
結局これ以降なにも起こらず三日目も終了~
23日 最終日。この日の納竿は12時
。早く帰らないと、名神の大渋滞に巻き込まれるので。
前日の情報で最下流ポイント高屋橋近辺で釣果が集中。新しい群れが入って来たようだ。この情報は瞬く間に広がるので、明日は人が集まるだろう。しかし、私はこの場所での釣りが好きではない。10㍍おきにズラーッと並んで釣るのが面白くない。まるで管釣り状態。確かにスレてない魚は釣りやすいだろう。でも、それで釣っても面白くない。自分の好きなポイントで納得のいく釣りがしたいのよ。
要は何故ポルシェに乗ってるのか?と似たような話。何でもいいから釣れればいい=軽・小型自動車。
こだわっていくと、釣り場=ブランド。サクラマス=商品。ロケーション=性能。みたいな感じ?これを満たしていくと、ポルシェであり、納得の釣りになるわけです。
前日の作戦会議で高屋絡みはやりたくないが、魚は下流に居る。協議の結果。高屋橋から2㎞ほど上流の中角橋下流左岸で意見が一致。ここは、去年上司が釣り上げたポイントである。かつては名ポイントだったのだが、右岸がコンクリート化されてサッパリになった所。
しかし、左岸にも工事の魔の手が…
ここは去年までジャングルだったのだが…
ここはいざという時、キジ撃ち出来る数少ない場所だったのに……
鋼鉄の魔獣がその凶悪な鉄の爪で密林を蹂躙してこうなっちゃいました。来年きた時には左岸もコンクリートで固められてるだろう。そういや、ここはホントにキジが多くいたのだが、どこに行ったんだろう…
えちぜん鉄道。通称えち鉄。
ここで2時間ほどやってみたが、ダラっとした流れに我慢出来なくなってきた私は「釣れんでもええけぇ上に戻ろうや」 どうせ死ぬなら、病院じゃなくて、家で死にたい…ってやつです。
福井大橋下流に戻って、最後まで粘ってみたが、ドラマは起こらず終了~(T_T)
サクラ戦士敗れる。
第二回遠征に望みをつなごう。
昼飯食って帰ろう。福井に来たら必ず一度は寄る【ふくしん】へ。
見よ!これが【ふくしん】のかつ丼(大)だ!
心は満たされなかったが、腹は満たされた。
次回は何とか釣りたいね~
ではでは~