前回の富士登山ブログ、大したドラマもなく、登ってしまったので、去年の富士登山で私が体験した人生最大のピンチについて書いてみようと思う。
去年、私は富士登山で最も不人気ルートである御殿場ルートを登っていた。
何故不人気なのか?いろいろ理由はあるが、初心者には向かない超ロングコースなのが一番の理由だろう。
まぁ、そんなコースを登った訳です。このルートは、山小屋の数も四軒と極端に少ない。スタートして10分程で最初の山小屋が現れる…早っ!この時点の標高が、約1550mくらいで、次の山小屋が、約3100m時間にして、約6~7時間かかるのである!
この日は、山頂での御来光を見るために、七合五勺の山小屋に半泊するので、かなりチンタラ登っていた。
登り始めて3時間半程経ったころ、「うっ、腹痛ぇ」…そう、来てしまったのです。急降下爆撃が!!(||゜Д゜)ヒィィィ!
ヤバイ!どうする!?
誰でも5回や10回は経験あるだろう、あのケツに力入れて立つ、あの立ち方かたで…
次の山小屋まで、どう考えても2時間はかかる…降りるにしても~ッ!
そうこうしてる間に肛門は決壊寸前!!このコースは広大な砂礫が広がっていて、隠れる所など、どこにもない!いくら不人気コースとは言え、人は上にも下にも、それなりに
いる。
もう私は、漏らすか、ケツを出すかの二者択一を迫られていた!!
このまま漏らす…嫌だ(泣)人前でケツ出して登山道でブリブリ~…ありえない…(激泣)アァ~どうしたらいいんだ~(ToT)
あなたなら、どうする!?
一瞬、漏らす事も考えて、下山も考えたが、一度降りたら、今回のアタックはもうない…私は、このまま登ることを決意した!
ケツに力を入れたままの妙な歩き方で、ヒョコヒョコと一歩ずつ次の山小屋に向かって…
この時の精神力は、もはや神の領域に達していたかもしれない。
30分程登ったら、閉鎖された山小屋が見えてきた!しめた!あの山小屋の陰なら、何とか出せるかも!?と、気も緩みかけて近づくと、山小屋の陰から、四本の脚が出ている…カップル登山者が休憩中だった(T^T)「クソがでる~!どっか行けーッ!」なんて言える訳もなく、緩みかけた気を締め直して、
また歩き出した。
やっとのことで、山小屋に到着。しかし、その頃には、不思議と便意は
消えていた。それから、夜中に起きた時も便意はなく、頂上に着いても便意はなく、下山しても便意はなく、温泉に入り、高速入って三木SAまで戻った所で、やっと出た!\(^o^)/
いや~あれは、ホントに今までの人生で経験したことのないピンチでした。今年はちゃんと、下痢止め薬持って行きましたよ(笑)
写真は全部今年のです。駐車場は、こんな感じ。
御来光。六合目から
頂上付近
頂上。選手と登山客で、ごった返してます。
オマケの360
Posted at 2013/08/06 23:13:05 | |
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