
LEXUS RX350用
スルガスピードマフラー・フロント等長パイプ・ロアアームバー完成しました。
完成品の雑誌取材もあり、良い経験も出来ました。
雑誌の編集長さん、カメラマンさん、ジャーナリストさんが揃っての本格的な取材で、日頃できない経験をさせて頂き、話もいろいろ聞かせていただきました。
■画像上部
センターフルデュアルサウンドマフラー(片ダブル出し)
■画像下部
センターフルデュアルサウンドマフラー
下記はボクの感想です。
参考になるかは分かりませんが(汗)
■デザイン
純正マフラーは、マフラーエンドが見えない形状になっています。
これはエレガントさを意識してか?排ガスのイメージを少しでも減らすためか?は分かりませんが、スポーツ系が好きな私としては少々物足りなさを感じます。
もちろん、それはそれで良いのですが、せっかく走りの良いSUVなので、スポーティイメージにしたいと思っていました。
某Nさん(笑)から紹介頂いた、スルガスピード様とお打ち合わせをさせていただき、RX用マフラーの開発が始まりました。
と言っても、私は自分の意見だけを伝えて、あとはスルガスピードさんのノウハウとセンスにすべてお任せ。
完成したのが、"センターフルデュアルサウンドマフラー"と"センターフルデュアルサウンドマフラー(片ダブル出し)"になります。
RXのリアバンパー下部には整流板が装着されております。
整流板の役目は、走行時の整流とリアバンパーの補強と思われます。
純正マフラーと基本的に同じレイアウトにすれば、整流板の加工無しで社外マフラーを装着することが可能です。
それで誕生したのが、センターフルデュアルサウンドマフラー(片ダブル出し)です。
キラリとステンレスが自己主張しとてもエレガントな仕上がりになってます。
純正のイメージを崩さずさりげないオシャレかと思われます。
もう少しスポーティにと言うことで開発されたのが、センターフルデュアルサウンドマフラーになります。
ただ、両側出しマフラーを装着するには、整流板の取り外しか加工が必要となります。
整流板を取り外すのはちょっと抵抗があったので、その旨をスルガスピードさんにお伝えしました。
パイプレイアウトをキレイにまとめつつ、整流板の加工を最低限に抑えていただけ、とても満足した仕上がりとなりました。
これは過去のノウハウと、商品作りに前向きなスルガスピードさんだからこそ、この短期間で仕上げられたのだと思います。
テール形状も、バンパーの角度や曲がりに合わせたマフラーエンドとなっており、センスの良さが感じられます。
何より、ユーザーの声をきちんと考慮して下さるところがすばらしいと感じました。
■サウンド
エンジン始動時は、3.5Lエンジンの目覚めと言った感じの、やや低音のスタートとなります。
純正に比べ、ほんの少し大きい程度なので、住宅地でも問題ありません。
アイドリング時・発進時は、純正とほぼ同じ音量になります。
ただ、純正時に発生していたドロドロ音は多少低減されます。
アイドリング時で一番低減されたのは、振動だと思います。
純正では小刻みな振動が伝わってきたのですが、かなり低減されます。
排ガスがスムーズに流れることにより振動が低減されたのだと思います。
音量は、もう少し大きくても良いかな?とも思いましたが、スポーツ系のクルマではなく、家族で乗る機会が多いクルマなので、通常走行時は静かならば閑かなほど良いと思っていたので、満足です。
アクセルを踏み込むと、2,300rpmくらいから純正の音よりやや高めの音となり、さらにアクセルを開けたくなります(笑)
3,000rpmを超えるとさらに音が高くなり、気持ちよいサウンドが楽しめます。
これがスルガサウンドなんですね~♪
街中の走行では、純正と同じ音量で走行でき、いざアクセルを踏み込むとスポーティサウンドが楽しめるすばらしいマフラーです。
サウンドは、実際の音量・音質を数値化しただけでは分からず、自分の好みや感覚の問題なので実際の音量は分かりませんが(笑)
一度聞いて頂ければその良さは分かって頂けるかと思います。
■加速と吹け上がり
排気量が3.5Lあっても、車重が2tを超えるため、クルマの重さは感じます。
社外マフラーにすることで、吹け上がりが良くなるのと引き替えに、低速トルクが減ってしまう場合があります。
場合によっては、街中走行が使いにくくなり、本来の性能より劣ったような感じがするマフラーもあるかと思います。
その辺を考慮し、仮マフラーで走行してみました。
試作品マフラー1では、ECOインジゲーターを表示させたとき、ECOラインと超えることが多くなってしまいました。
低速トルクが細くなり、アクセル開度が大きくなったためだと思われます。
その旨を伝え、試作品マフラー2を製作して頂き、装着したところ純正レベルになりました。
結果、低速・低回転を犠牲にせず、高回転まで楽しめるマフラーが出来ました。
実際に2,500rpmからの吹け上がりはとてもスムーズで気持ちよい加速が味わえます。
一般道、高速道と走行テストを行いましたが、一般道では純正レベルで!高速道では純正以上で!といった仕上がりとなっているかと思います。
アクセルを踏んで気持ちよく感じるのは、純正ではキックダウンしてしまう緩やかな上り坂や追い越し時にそのままのシフトポジションで、スーっと加速するからだと思います。
この吹け上がりのスムーズさがサウンドにも貢献しているんですね~
■フロントパイプ
マフラーと同時に開発して頂いたのが、フロントパイプになります。
V6横置きエンジンなので、エンジンの前3気筒と後3気筒の排ガスパイプを等長にするが目的です。
フロントパイプが等長になることにより、前3気筒と後3気筒の排ガスがスムーズに流れるようになり、アイドリング時のドロドロ音・振動の低減、エンジンをスムーズに回すのに貢献します。
問題は、エンジンから触媒までの距離が短いのと、スペースが狭いので、フロントパイプのレイアウトが難しかったとのことです。
等長フロントパイプ試作1では、純正と比べ場所を取ってしまい、結果低くなり最低地上高が減ってしまいました。
しかし、さすがはスルガスピード。試作2ではそれを改善し、純正に近い高さを確保することに成功。
完成品では、さらにレイアウトを煮詰め、きれいなパイプラインとなりました。
■まとめ
マフラー、フロントパイプともに、ステンレスの輝きと美しいパイプラインで、リフトアップするのが楽しみになりました。
下部から覗いたときもステンレスがチラ見えして満足度が高まります。
肝心の性能も、低速・街乗時は純正レベルを確保し高速・高回転ではスムーズな吹け上がりとサウンドを奏でる仕上がりとなりました。
一般的にありがちな、社外マフラーにしたことによる、家族からのクレームも一切ないと思われます。
スルガスピードさんの、ユーザーの立場に立って開発して下さる姿勢と、過去のノウハウと新しい事へのチャレンジに感激です。
今後もより良い製品作りをされることを楽しみにしております。
今まで以上にスルガスピードファンになりました(^_^)v
ご協力いただいた皆様、ありがとうございましたm(_ _)m