2013年10月28日
人を成長させるもの
昼休みが終わってすぐ、先輩からこんなことを頼まれた。
「ExcelでCSVファイルを作ったんやけど、相手さんから文字コードはUTF-8でって言われてん。Excelで文字コードってどうやっていじるの?」
まあExcelでCSV弄るなとか突っ込みたくなったが、渡されたCSVファイルをエディタに突っ込んで変換してはい終わり。
先輩は「一瞬かよ、すげー」って言っていたが、おそらくExcelを使っている時間が長いのは先輩のほうだろう。私にはExcelを使わなければいけない仕事は来ないのに対して、先輩にはExcelで処理しなければいけない仕事がかなりの頻度で発生しているようだ。渡される紙の資料も明らかにExcelで作ったものだった。先輩が文字コードなどに疎いわけでもない。大学ではプログラミングをやっていたようだし、それなりの知識はあるだろう。
じゃあなぜ違いが生まれたのだろうか。
違いが生まれた理由は好奇心の差だと思う。興味とも言う。
先輩はPCで仕事をしているが、PCにそれほど興味があるわけでもない。ただ仕事で必要だったから使っていて、仕事で経験値を積んできただけだ。大学でのプログラミング経験もただやっただけだろう。
人を成長させる原動力は好奇心だ。他にもいろいろあるが、一番はやっぱり好奇心だ。
例えば車のMT免許。車に興味が無い人が仕事で使うからとか男はMTだという義務感でMT免許を取るのと、車が好きでMT免許を取る人では上達速度が大小はあれど違うと思う。
MT車は車の仕組みをわかっていると扱いやすい。車に対しての好奇心の差が車の仕組みの理解度に多かれ少なかれ影響するのではないだろうか。
他にも車のメンテナンスについても、車に対して好奇心がある人のほうがマメにエンジンオイルなどをチェックしたり洗車したりするだろう。逆に車に好奇心が無ければエンジンルームを見たことないなんて人が多いのではないだろうか。
また小学校でこんな経験は無いだろうか。ゲームのアイテムや攻略法なんかはすぐに覚えられるのに、勉強になると全然覚えられない。算数の公式や社会の用語を覚えられないなんてことは無いだろうか。
ゲームに対しては好奇心が大きいからすぐに覚えられるし上達も早い。でも勉強となると好奇心が無くなってしまい覚えられなくなってしまう。
こういうことは先生は少しだけわかっている。だから生徒に「勉強に興味を持て」と言う。ばかばかしい。興味を持ってもらえるような授業をしていないほうが悪い。生徒に興味を持てと命令したところで持てるわけがないのだ。好奇心や興味というものは持とうと思って直ぐに持てるものではない。何かきっかけがあって生まれてくるものだ。
例えば私が車に興味を持ったのはグランツーリスモ5だった。このゲームが無ければみんカラでブログなんて書いていなかっただろうし、知っている車もマークⅡとスープラとスカイラインとパジェロミニZR-2の4つだけだっただろう。
先輩もPCに関する好奇心があれば自分で調べて解決していただろう。もしかしたら既に知っていたかもしれない。
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Posted at
2013/10/28 15:23:50
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