2014年01月29日
グランツーリスモ6 1.04アップデート
昨日、グランツーリスモ6にアップデートパッチが配信された。
前作のグランツーリスモ5を超える数の不具合が確認されているグランツーリスモ6。今回もあらかじめ決まっていたであろうリアルとのコラボ企画での新規車種追加がメインだが、様々な不具合の修正が入ってる。
前回のアップデートは適用しようとするとPS3がフリーズすると言う致命的なバグを発生させユーザーを落胆させた。今回のver1.04はどうだったかというと「増えるバグ、役に立たない改善点」といったところだった。リアルとのコラボイベントはずらせないためスケジュールが圧迫されて満足に作業できていないのだろうか。
アップデート前にNSXのタイムトライアルイベントをプレイしていたので、ver1.04の検証にもNSXで同じコースを走った。セッティングはNSXの純正セッティングを調べて数値を放り込んでいる。
コースはアスカリ レースリゾート、タイヤはコンフォートソフト、一応イベントでは2分35秒533を出していたが、アップデート後に走ってみると同じタイムは出せそうになかった。
1日経ってしまったため私の調子が悪かっただけなのかもしれないのが、そうとは言い切れない問題点がいくつか見つかった。
ver1.04アップデートでは「タイヤモデルの変更」「タイヤのスキール音の変更」「ブレーキシミュレーションの変更」が含まれている。こいつらが厄介だ。
ver1.03まではタイヤモデルに何ら不具合は見つからなかった。少し粘るようなグリップ特性で微妙に滑らせた状態でのコントロール幅が広い特性を持っていた。NSXが持つミッドエンジンという利点を生かして少し滑らせながらアクセルを開けていくことで斜め前に進みながらリアのヨーを収束させていくことが出来た。
ver1.04ではどうなったか。基本的に粘るような特性なのは変わらないが、少しだけ滑らせている状態でのコントロール幅が狭くなった。粘りが少なくなったような感触だったがこれはそれほど問題じゃない。問題なのはタイヤのスキール音だ。
ver1.03まではタイヤのスキール音でタイヤのグリップレベルを容易に推測できた。5.1chのサラウンドヘッドホンを使えば4輪のうちどれがどのような状態なのか正確に把握できるレベルだった。それに合わせてハンドルコントローラーから伝わってくるFFBの感触も正確で、フロントのグリップがスリップし反力が無くなる瞬間が正確に伝わってきたほどだ。
ver1.04では少し滑らせた状態でもスキール音が非常に大きくなり、正確にグリップレベルを把握することが困難になったばかりかエンジン音までかき消してしまい気が付いたらスピン挙動に入っていた。スキール音がエンジン音をかき消す現象は突然起こるが条件は不明とこれまた厄介な代物。FFBの感触も弱くなっていて正確に状態を把握できない。
他にもシロッコやカルディナなどで検証してみたのだが、GT5の時のような気持ち悪いアンダーステアの出方が復活していた。気持ち悪いアンダーステアの出方というのは一度曲がる姿勢を作った後に突然跳ね返されるようにアウト側へ吹っ飛ぶ挙動のこと。足回り全体が捻じれているかのような気持ち悪い動きをする。GT6ではこの挙動は消えていて、よほどのことが無い限り曲がる姿勢からいきなりアンダーステアが出ることはなかったのだが……。
まだ2~3周での検証のため、もしかしたらタイヤが冷えている状態での挙動が変更されたのかもしれない。
ブログ一覧 |
GT6 | 趣味
Posted at
2014/01/29 09:57:17
タグ
今、あなたにおすすめ