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あぶさんHVのブログ一覧

2013年09月24日 イイね!

二つの訃報

つい先日、私の尊敬する人の訃報を2人同時に知りました。
1人はテレビのニュースでも取り上げられたので知っている人が多いと思います。任天堂の前社長である山内溥氏です。ゲームプログラマーを目指していた私にとって、いくら尊敬してもしたりないほどの人物です。

もう1人はほとんどニュースで取り上げられず、自動車関連の2chまとめサイトでも取り上げているのはほんの一部でした。
その人物はトヨタ自動車株式会社元社長 豊田英二氏です。9月12日に100歳の誕生日を迎えられ、17日に心不全のために亡くなられました。
豊田喜一郎氏や豊田章男氏がトヨタの社長としては有名だと思います。トヨタ生産方式を確立させ、ものづくりに力を入れトヨタが世界一の自動車メーカーになるための基礎を作り上げたのが豊田英二氏です。そして創業期のトヨタを知る最後の人です。

豊田英二氏はトヨタ創業者の豊田佐吉氏の甥として生まれ、戦前に豊田自動織機の自動車部に入社。後にトヨタ自動車工業へと移り昭和42~57年に社長、57~平成4年にトヨタ自動車の会長を務めた。国産技術主義に徹し、初代クラウン、初代カローラを作り、トヨタ生産方式と呼ばれるカンバン方式を確立した。
昭和50年から続いた排ガス規制では国会の参考人喚問でのやりとりがメディアに技術開発の遅れ、後ろ向きの対応と叩かれながらも乗り越え、日本はもちろん北米やアジアでのトヨタの地位確立でも活躍した。
GMとの提携後はアメリカにトヨタ生産方式を根付かせ、その高い品質はGM側から称賛されトヨタはビッグスリーと肩を並べ追い越し、世界一の自動車メーカーへと成長することになります。

豊田英二氏は豊田喜一郎氏が「喜一郎さん」と呼ばれ慕われたのと同じように、社員から「英二さんと」呼ばれ慕われていました。喜一郎氏と同じくものづくりや現場が好きな技術や人間だったからか、特に技術職から慕われていたそうです。靴にはいつも金属の切粉が付き「三度の飯より工場が好きだった」と言われるほどです。
東富士の研究所に立ち寄った際も、会議室ではなくエンジンの開発室や実験室に足を運び、開発中のエンジンを搭載した試作車を試乗するなど現場好きとしての話が多く残っています。担当エンジニアの口下手な説明にも熱心に耳を傾け、エンジニアがギクッとするような鋭い質問を返したそうです。エンジニアの中には英二氏の話を聞くために仕事そっちのけでついて回った人もいたそうです。

初代MR2開発のきっかけになったのも英二氏の言葉です。
1979年のある日、企画室の主査たちを集めてこういいました。「常識では考えられないようなクルマが、トヨタにはあってもよいのではないか」
この言葉を受けて吉田明夫主査が企画・提案したのが「ミッドシップが大前提」「複数台保有時代の自分専用車」「個性的で斬新なスタイル」「高性能志向で高い操縦安定性」、そして「乗る楽しみを与える車」です。この企画を実現するために730Bという試作車が作られMR2は誕生します。
MR2の完成車をテストコースで走らせた際には、「思ったより良く走るじゃないか、これはいいぞ」と言ったそうです。セントラル自動車でのラインオフ式では英二氏自らテープカットを行いました。

英二氏はあるエンジニアに『若いエンジニアの話は、眠くなっても、我慢をしてでも、じっくりと、途中に茶々をいれずに聴くこと。そうしなければ、だんだん本当のことを伝えてくれなくなる』と教えたそうです。そのエンジニアは後に役員になりましたが、ずっとこの教えを実行していたそうです。
この他にもものづくりや開発についていくつか言葉が残っています。一部ですが引用したいと思います。

考える力
『最近は技術のことでも経営のことでも調べようと思うと多くの情報が得られる。まさに情報の洪水といってもよい。便利なことには違いないが、下手をすると自分で努力して考える力を失うのではないかと思います。問題を解決するのは最後は自分自身であることを常に忘れてはなりません。(途中省略)道具と言えばせいぜい紙と鉛筆、算盤、計算尺であった時代でも、現在でも、観察力とか洞察力とかが最後の決め手になることには変わりはなりと信じます。エンジンやキャブレターに一部の調子を良くする必要があったとき、早速オシロスコープやストレンゲージをそこにつなぐことを考える前にエンジン全体とか自動車全体をもう一度よく観察して、次に部分の対策検討をするのが望ましい態度だと思います』 

物を見る目
『技術者は物を良く見るということが大切だ。特に若い人達にとっては重要なことです。また実験をやるにしても現象をよく見ることが必要です。予想通りいくかどうかを見るだけでなく、先入観にとらわれずに現象そのものをよく見ることが必要です。』

モノづくり
『モノづくりは価値を創造し、文明を創造する原点です。モノづくりは「技術」の発展と深いかかわりをもっています。言い換えれば、技術の進歩はモノづくりがあってこそ初めて生まれてくるのです。モノづくりは常に、それにたずさわっている「人」と「ノウハウ」の蓄積によってなされるものです。』

人づくり
『人間がモノをつくるのだから、人をつくらねば仕事も始まらない。』

-----引用終わり-----

この言葉はトヨタのものづくりやクルマづくりのDNAとして受け継がれています。英二氏がトヨタにいた昭和42年から平成4年まで、トヨタではこの言葉を反映したかのような魅力のある車が多かったと思います。もちろん英二氏の言葉だけでなく、中村健也主査や長谷川龍雄主査の言葉、特に主査十ヶ条が非常に大きな存在としてトヨタのものづくり、クルマづくりを支えて来ました。
最近は「この主査は主査十ヶ条を知らないのか?」「中村健也の言葉を知らないのか?」と疑問に思宇ことが多くなり、魅力的な車も無くなっていっています。
創業期を知る最後の一人が亡くなった今、豊田章男社長がどこまでトヨタのDNAを進化させられるか、また喜一郎氏や英二氏のように「章男さん」と呼ばれているのだろうか、呼ばれるようになるのだろうかと気になって仕方がないです。

最後に、こころよりご冥福をお祈り申し上げます。
Posted at 2013/09/24 17:30:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2013年09月24日 イイね!

PCにも暖気運転を

暖気と言えば車。特にキャブレターが使われている旧車乗りの方にとっては身近なものだと思います。私の車は電子制御のEFIですが、水温計が中立付近になるまで暖気運転をしています。
今回は車じゃなくてPCの暖気についてです。

PCは熱にだけ弱いと思われがちですが、実は寒さにも弱い機械です。夏の熱対策についてはよく知っていても、冬場の対策を怠りがちです。
冬の朝起きてすぐにPCの電源を入れようとしても入らないなんてことが起こります。PC内部が冷えすぎていて電源が正しく動かず電圧が下がってしまうためです。何回も電源を押すとコンデンサが充電され起動しますが、HDDが何度も緊急停止動作をするため寿命を縮めてしまいます。最悪の場合は不良クラスタが発生してしまうことも。
PC内部が冷えていて起動しない場合は、暖房を入れて部屋が暖まってから電源を入れます。これがPCの暖気です。冬の日は電源を入れる前に暖房を入れて暖気しましょう。

PC内部が冷えることによって電源、HDD、マザーボードへダメージが入りやすくなってしまいます。
HDDは適切な稼働温度があり35℃~45℃と言われています。これ以上でも以下でも寿命を縮めてしまいます。5℃で稼働するHDDは25℃で稼働するHDDに比べて寿命が6分の1になるというデータもあります。車のエンジンをオーバークール状態で長い時間動かすのと同じです。

電源ユニットには電解コンデンサが使われています。電解コンデンサには低温特性というものがあり温度が低いと容量が低下します。それにより温度が低い状態では出力不足になってしまい起動できなくなります。

最後にマザーボードですが、これも電源と同じく電解コンデンサの低温特性によって動かなくなる場合があります。マザーボードが原因になることは稀です。

解決方法は部屋を暖めてPC内部を適温にする以外にありません。上に書いたように電源を何度もON/OFFしても起動する場合がありますが、負荷が高いのでやらないでください。
Posted at 2013/09/24 14:14:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC関連 | パソコン/インターネット
2013年09月24日 イイね!

安いお茶

コンビニなどで売られている80円~100円くらいのお茶。ローソンならローソンセレクト、ミニストップならトップバリューブランドで売られていて、コンビニ独自の商品を売り出すことでブランド価値を高めて客を呼び込もうとしているのだろう。
自社製品ということで価格を抑えている部分もあるが、コストカットのしわ寄せはやはり味に来る。有名ブランドの綾鷹や伊右衛門、ぞっこんなどには明らかに味が劣っている。
私が良く利用するのはミニストップとローソン、100円のお茶に限ればサンガリアの素晴らしいお茶も良く飲む。

トップバリュー 緑茶
3つの中では一番だと思う。飲みやすく癖のない味というキャッチコピー通り、ごくごくと飲めてしまう。綾鷹などに比べて味が薄いが、水っぽいと言うわけでもなく適度に渋さも残されている。飲んだことのあるコンビニブランド商品では一番いい。

ローソンセレクト 緑茶
渋みは無いが水っぽく味も薄目。薄味が好みならおすすめ。

サンガリア 素晴らしいお茶
何が素晴らしいのか疑問符がつく。味が薄く水っぽさが酷い。サンガリアらしいお茶。
Posted at 2013/09/24 13:25:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2013年09月24日 イイね!

オフ会三昧

オフ会三昧日曜、月曜とオフ会三昧の日々です。
このままオフ会マニアになってしまいそう。オフ会マニアで思い出したけど「あしたまにあーな」ってあったよね。明日マニアの意味だと思ってたらスペイン語でHasta Manana(アスタマニャーナ)、また明日という意味らしいです。


ビバホーム寝屋川でオフ会。BB6プレリュード、AT212カリーナ、FD1シビックという組み合わせ。ちなみにFD1シビックはATでAT212カリーナはMT。
プレリュードとシビックを運転させてもらいましたが、エンジン始動時の音から5A-FEとは全然違う。あと久しぶりのAT車は怖かった。


途中からアコードも加わって4人でオフ会。アコードかっこよすぎ。手振れは仕様です。
Posted at 2013/09/24 09:54:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | オフ会 | クルマ

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