2013年09月29日
カローラ新大阪中央店で86GT(AT)を試乗してきました。画像はありません。
○座った感じ
まず着座位置が非常に低い。プレリュードのように低いけど低さを感じないような低さではなく、低いということを意識させる。コックピットは包まれ感を感じるようにインパネが設計されているようで、タイトな印象を受ける。ダッシュボードは水平基調でロール量が分かりやすい。
小径のステアリングは一般的な乗用車のように斜めになっておらず、ほぼ垂直に近い。メーターも視認性がいいが、スピードメーターは細かすぎて確認が難しい。そのためデジタルでスピードが表示されるようになっている。
シフトレバーも本革巻きだが、軽い力で操作できるようになっていて力を入れて引く必要はない。
内装はさすが300万円の車らしく高級感が結構ある。材質だけでなくデザインもこだわっているようで、自室の机のように扱いやすい。
○動かした感じ
プッシュ式のボタンを押してエンジンを始動すると、メーターが光ってタコメーターが7000rpmまで振れるオープニングセレモニーが始まる。水温計や燃料計も同様にスパッスパッと動いて一瞬で正確な位置を指す。計器類や電気系統のチェックのようでロボット好きとしては好印象。
ATのシフトレバーは本革巻き。Dレンジのほかにマニュアルレンジもあり、そこに入れるとパドルシフトでの操作も可能。今回の試乗ではDレンジのみを使用した。
FFのフロントが沈み込みながらつんのめる様に曲がる感覚に慣れていたため、FRの水平に極めてニュートラルに曲がる感覚に驚いた。最初に乗ったFR車であるコンフォートの感覚を思い出し比較してみたが、コンフォートよりも反応が早くなおかつ安定している。コンフォートでもFR的な乗り味が楽しめたが、86はそれとは一線を画すほどの乗り味だった。
乗り心地は路面の凹凸をよく拾うのでゴトゴトと揺れるが、突き上げは少なく揺れが続くこともない。路面状態が比較的いい状態ならフラットな乗り心地を楽しめる。
最初は径が小さいこともあって重いと感じたステアリングだが、慣れると路面からのインフォメーションが感じやすいし、FRだからある程度小回りが利くので意外と苦にならない。
今回は全開加速などは試していないが、営業マンの計らいでスポーツモード + VSCオフでの走行をさせてもらった。スロットルレスポンスが敏感になり、同じようにアクセルを踏んでも加速が鋭くなる。思いっきりアクセルを踏み込めば容易にテールスライドを誘発できるだろう。
Posted at 2013/09/29 23:26:41 | |
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試乗記 | クルマ