カリーナのすべてを購入しました。この本の裏表紙にはこう書かれています。
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NEW CARINA 誕生 THE SPORTY HEART
この走りが好きだ。
ステアリングを握ることが、なにより楽しかったあのとき、どこかへ行くためでなく、ただ走り、駆けることがうれしかったあの頃に、もどれるクルマがあります。
カリーナの冴えた走りの、ザ・スポーティ・ハート、あなたのもとへ、いま走り出す。
アイ・ラヴ・ラン
I love to run forever.
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この本で取り扱っているのは前期型のカリーナですが、後期型のカリーナもこの言葉通りの車です。見た目からは想像できないほどに心を熱くさせてくれる車です。
掲載されているカタログの廉価グレードの写真には「ハイパフォーマンス・ベーシック、高い走行性能と安全性、カリーナの基本です」とあります。上級グレードだけがいい走りをするのではなく、基本となる廉価グレードもしっかり磨いて基礎からいい車に仕上げる。このころのトヨタ車はそういう車づくりでした。
今のトヨタ車にも想像以上に走る車はあります。たとえばカローラフィールダーの1.8L上級グレード、カローラの名前からは想像できないほどスポーティです。でも1.5Lの廉価グレードは出来はいいけど退屈な80点カローラです。
例えば86。上級グレードのGT、GTリミテッドにはデジタルメーターがありますが、廉価グレードのGにはありません。シートやペダルも違います。86のアナログメーターは目盛りが細かくお世辞にも見やすいとは言えません。デジタルメーターは全グレード標準装備とするべきではないでしょうか。BRZはちゃんと全グレード標準装備です。シートやペダルも色違いでもいいので同じものが欲しいですよね。スポーツカーにとって大事な部分ですから。
廉価グレードでのコストダウンで浮いたお金で上級グレードを仕立てる。廉価グレードは上級グレードの引き立て役のようなもの。同じ名前の車なのに基礎が違う。本当にこれでいいのでしょうか。
Posted at 2013/11/13 23:39:25 | |
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