ユーザーの知識は低いレベルで停滞する
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学習というのはたいへんな作業なので、ユーザーのやりたいことではない。その結果、彼らはユーザーインタフェースの探索をすることもなく、ほとんどの機能について知らないままだ。
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この記事を読んで「ああ、そういうことか」と納得した。コンテンツ作る仕事している人は読むべき。
ユーザーは現時点にしか意識がいかない
この言葉の通り。私も最初はそうだった。
PCを初めて触ったのは小学2年のとき。勉強のソフトを買ってもらってやっていた。その時の私は「現時点にしか意識が行かないユーザー」だった。
ベネッセの英語教材をやり始めると、私はインターネットを使うようになった。英語の勉強の傍らでブラウザゲームをよくやっていた。その時にshockwave.comとwebgame.co.jpを知った。ブロードバンドなんて言葉が無い時代で、ADSLはあったが私の家はダイヤルアップだった。PCのスペックも低かった。この時点でも現時点にしか意識が行かないユーザーだった。PCでやることは限られていたし、画面に見えるものしか知らなかった。父親がDドライブに私の専用フォルダを作ってくれたが、私はそこにどうやったらアクセスできるのかわからなかった。
当時、私の家には2台のPCがあった。どちらもOSを動かす最低限のスペックしかなかった。少しずつPCの使用時間が増え、ある時からPCについて詳しく調べるようになった。このころからPCについての知識が増えだした。
私は海外製のソフトも良く使う。初めて使うソフトはとりあえず設定画面を開いてどういう機能があるかをチェックする。使ってみていいなと感じたものは友人にも勧めていたが、ほとんどは「使い方が分からない」という答えが返ってきた。
企業製のソフトというのはよく考えているなあと感心する。画面上にあるボタンを順番にクリックするだけでいい。細かい設定などは考えなくてもいい。細かく設定できなくてもターゲットとしているユーザーから不満は出てこない。なぜなら知らないから。知らないものは探さないと言うセリフが攻殻機動隊であったが、まさにその通りだ。
PCのプリインストールソフトというのも良く考えている。PCに慣れたユーザーからすればデスクトップにずらりと並ぶ「インターネット接続はこちら!」なんていうアイコンは邪魔なだけなのだが、初めてPCを買った人にとっては渡りに船というものなのだ。
Posted at 2013/11/26 08:40:45 | |
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