増税によってガソリンが値上げされ、関東などではとんでもない金額になっているようです。ということで燃費についてちょっと書いてみます。
私の車はMT車でワイヤースロットルです。小細工されていないので基本的にエンジン回転数とスロットル開度をドライバーが自由に決められます。

私のカリーナの性能曲線
出来れば熱効率に関するグラフが欲しいのですが、手に入りませんでした。
エンジンの回転数は基本的に低いほうが燃料消費率を抑えられます。1秒あたりの点火回数が増えるので当たり前ですね。回転数を上げるとエンジン内部の部品の摩擦や摺動抵抗も増えてしまい損失が多くなってしまいます。
スロットル開度はどうなるかというと、大きすぎても小さすぎても燃料消費率は悪化します。
スロットル開度が小さいと排気側圧力が吸気側圧力を上回ってしまうためポンピングロスが増えてしまい燃費が悪化します。ポンピングロスはエンジンの抵抗のうち30%を占めていますから、ポンピングロスを低減するのは燃費向上では重要です。ちなみに、出力調整にスロットルを使用しないディーゼルエンジンはポンピングロスがレシプロエンジンに比べると非常に小さくなります。逆に高級車などの大排気量の大トルクエンジンでは、スロットルを絞った状態での運転が多くなってしまうためポンピングロスが増えて燃費が悪化してしまうわけです。
スロットル開度が大きいと、ECUが空燃比を濃くする燃料増量制御が入ります。殆どの場合でスロットル開度90%以上で増量制御が入ります。より多く燃料を噴射してパワーを出しているわけです。
エンジンの回転数が2000~3500rpm、スロットル開度は50%~90%の範囲で運転すると燃費が向上するわけです。今の車だともう少し回転数を落としたほうが良い結果を得られると思います。
一番は燃費を考えて運転することを楽しめるようになることが燃費向上の秘訣だと思います。他の車に迷惑にならない範囲で行うのが鉄則ですけどね。
また、燃費運転だけでなく、たまにはアクセルを踏み込んで安全と速度違反はある程度気にしながらも車としての走りを楽しむことも大事です。
Posted at 2014/04/03 08:20:53 | |
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