オーディオと言っても車のオーディオではありません。というよりも現在の私のカリーナはETC車載器の音声以外は聞くことができません。
今回はちょっとPCのオーディオ周りを弄ってみました。
私はオーディオをPCで聞きます。一時期はメディアサーバーを利用してPS3で聞いていたのですが今は全てPCで聞いています。当初は三菱電機のRDT231WM液晶ディスプレイのスピーカーで聞いていました。3.0Wずつなので非常に情けない音でしたが聞けないレベルではなかったです。でもある日からノイズが酷くなりONKYOのスピーカーを購入しました。その時からちょっと手のこんだことをやっています。
私の用途ではPCで音楽を聞く、ゲームをする、Skypeをするの3つを同時にやることがあります。なのでそれぞれ別々に音を鳴らしていたらダメなんです。PS3を直接スピーカーとつないで聞いたらPCで音楽聞けないですし、Skypeで通話している相手の声も聞こえません。
というわけでUSBキャプチャでPS3とPCをつなぎ、PCからすべての音を出すことで解決しました。それが下の図です。

青がRCAケーブル、黄色がUSB、赤は光デジタルケーブルです。
PS3とXbox360はPCを介して音が出ます。それに対してPS4は光デジタルでスピーカー直結です。すごく音がいいです。PS4でコンポジット出力が無くなったのでこうしました。こうなる前はディスプレイからイヤホンジャックで出力してPCのライン入力へ、ステレオミキサー使ってそれを再生するという力技を使っていました。ディスプレイでの劣化、ライン入力時のノイズ、ステレオミキサーでの劣化でとんでもないことになってました。そこでPS4はSkypeとの併用を諦めて光デジタルにしました。
PCでの再生ソフトはWinampやSound player Lilith、uLilith、The KMPlayerなどを経て、最終的にfoobar2000に落ち着きました。音質的にはトップクラスではありませんがかなり高音質です。また動作が軽く安定していてシンプルで簡単に扱えるというのが大きなポイント。
長らくこの体制が続いたわけですが、ある日「WASAPI」という単語を耳にします。WASAPIとはWindows Vistaから実装されたWindowsで音を鳴らすための仕組みです。これまではWindowsのカーネルと呼ばれる基幹部分に音を鳴らすための仕組みがあり、Windows上で再生されるすべての音はそこを通していました。これをオーディオエンジンと言います。詳しい仕組みは調べてください。
WASAPIでもオーディオエンジンを通して再生します。このオーディオエンジンが曲者でして、いろんな音をミックスさせる都合上、どうしても音質が劣化します。XP時代のカーネルミキサーに比べればマシですが……。透明感がなくなり広がりがなくなり、一部の音は消えてしまうこともあります。WASAPIにはこれを回避する手段が用意されました。それが排他モードです。
排他モードではカーネルミキサーを通さず、アプリケーションから直接サウンドカードにデータを流しこむことができます。こうすることでカーネルミキサーでの音質劣化が発生せず、レイテンシも最小限に抑えられます。早速foobar2000にWASAPI排他モードを使うための設定を行いました。
うん、全然違いますわ。再生中に切り替えてみるとVTECに入ったような感覚です。こりゃすごい。
デメリットもありまして、排他モードでは他の音が一切なりません。そりゃそうだ。
でもなにか物足りない。まだどこか引っかかっている部分がある気がする。もしかしてケーブルかなと。そういえばPS3を光デジタルでつないだときはかなり音質が良かった覚えが。
ということで光デジタルケーブル3本と切替器を買ってきました。

光デジタルで全部出力できるようになりました。WASAPI排他モードにしたときのような変化はありませんが、音質の変化は実感できます。音源によってはほぼ変わらずですが……。
オーディオは底なし沼だという意味がちょっと理解出来ました。
Posted at 2014/11/26 15:55:51 | |
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