天井の穴から蝙蝠が出てきました。穴をふさがなければいけない。
FRセダン × 6MTという謳い文句でマークX GRMNが発表されました。100台限定で2015年3月から注文を受け付けるらしい。
デザインはなかなか良いんじゃないですかね。個人的にGRS130後期顔はギラギラしていて安っぽさを感じるので好きじゃないんですよね。

リア周りもすっきりしていい感じ。
価格は540万円とか。オプションがどうなっているのかわかりませんが、乗り出しは570~580くらいかな。カリーナGTが10台買えるで。
6MTという部分だけが注目されていますが、専用エアロに専用サスペンション、専用VSC、専用エンジンチューニング、専用CFRPルーフ、専用ブレーキ、専用19インチアルミホイール、専用マフラー、専用剛性アップパーツと専用品が目白押し。タイヤは前後異径でポテンザ RE050Aとかタイヤ代だけでとんでもないことになりそう。
割高感がどうしてもでてしまいますが、そもそもベース車の350S自体に割高感が。乗り出し400超えますからね。見積もりシミュレーションでも売れ筋は廉価グレードの250Gと250G Fパッケージです。
おそらくこの6MTは欧州仕様のIS,IS Cに搭載されているRA62ミッションだと思います。たぶんGRエンジンにつくMTってこれくらいしかない。もしかしたらRA63かもしれない。とりあえずここではRA62ということで。
品番は33030-53280で、お値段は約28万円。IS220d用は33030-53301と品番が違います。
GRMNは専用ギア比ということなのでギア比を比較してみました。

マークX 250G Fパッケージに6MTを載せ換えたと仮定し、ファイナルギアはGRMNと同じ、タイヤサイズはFパッケージ純正の215/60R16で計算しました。
可もなく不可もなく。ややクロス気味で6速は高速巡航用です。1速はもう少しハイギヤードでもいいかもしれない。

これがGRMNのギア比です。
2速がややハイギヤードに、6速がローギアードになっています。日本の交通状況を考えると元の6速ギアでは使い切れないと判断されたのだと思います。100km/h巡航時の回転数は約100rpmほどしか違わないので燃費への影響はほとんどないかと。
2速のギア比変更は2-3速のつながりを重視したのではないかと。サーキットでは一番よく使うギアだと思います。ただ1-2が離れすぎてしまいます。3.5Lのトルクでカバーできるということでしょうか。
トムスのIS220d用6MT換装キットで100万くらいだったはずなので、6MTにするだけなら250Gの乗りだし300万 + 100万の400万で可能ですね。ただ専用品をそろえると450~500くらいはいくだろうなと。
個人的にはMTは排気量が小さめでパワーバンドが高回転寄りのエンジンのほうが楽しめると思います。下が無さ過ぎるのは厳しいですが、回転数とギアを自由に選ぶことが出来るという強みを最大限に味わうには高回転型NA(レブリミットの回転数が高いと言う意味ではありません)が一番なのではないかと。逆に大排気量NAやターボではATのほうが有利だと思います。
100台限定と言うことなので、トヨタのマーケティングでは日本には100人くらい物好きな金持ちはいるだろうという結果が出たんでしょうね。私もちょっと欲しいなと思ったのでその物好きの一人ということなのでしょう。ただ金持ちではありませんが。
初代IS Fが月産40台とか聞いたので、以外に物好きな金持ちは多いのかもしれません。
さらに過激なものが欲しいと言う方は、トヨタ モデリスタからGRS130マークX 350S/プレミアムのスーパーチャージャー仕様がでています。たしか560万円。これにRA62ミッション換装というのもなかなか面白いかと。できるかどうかは置いといて。
Posted at 2014/12/19 10:54:14 | |
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