
アレをアレしてコレをコレして100psを110psにしたり、ギア比をクロスしたり、ワイパーを1本化したり、LEDをアレしたりするため朝からとあるところに預けたら、代車でオーリスが出てきました。
オーリスは3ナンバーボディなので家のガレージに入りません。ですので一日中走らせてみました。
グレードは150Xという廉価グレード。簡単に言いますと1.5 Ti マイロードのようなものです。
□走行性能
1.5Lの1NZ-FEにSuper CVT-iの組み合わせは約1.2㌧のボディに対しては厳しい感じ。1NZ-FEエンジンはなかなか優秀ですが、やはり登り坂やエアコンを強めにかけるとアクセルの踏み込み量が多くなり燃費も悪化します。
それ以外の平坦路では必要十分。日常使用ではアクセルペダルの半分くらいまでで大丈夫です。CVTの制御も特に扱いにくさは感じません。全開加速では約100km/h程度まではギア比固定、それ以降は最大パワーが出る6000rpmで回転を固定する制御です。シーケンシャルを使うよりもDレンジのほうが加速は良好です。
パワーステアリングの感触はややクイック気味。山坂道を走らせれば自然とアクセルを踏み込んでしまいます。今回はとある山坂道に持ち込みましたが、ひらりひらりとコーナーを駆け抜けていくことができ、アドレナリンが口の中で弾けました。
150Xのリアサスはトーションビームなのですが、それによるネガはあまり感じませんでした。
ブレーキフィーリングは効き始めが穏やかなタイプ。ちょっと制動力の上がり方がきつめかな。

7速シーケンシャル付きですが、シフトダウンでのエンジンブレーキ以外では使う意味なし。

サイドターンできます!

シートはややホールド性高め。もう少しシートバックの腰をしっかりしてほしい。

前方および左右視界。ややAピラーが太い。

斜め後方視界

メーターの文字盤、針は白で視認性良好。

2NR-FKEの登場で立場が危うい1NZ-FE
音はスペイドとほぼ同じ
□乗り心地
乗り心地はややしたたかな印象。荒れた路面ではそれなりに揺れます。正直あまりよろしくない。
試乗車はガラスルーフのメーカーオプションを装着していたのでボディは標準より弱くなっているのですが、それが影響して突き上げが強いと感じたのかもしれません。
静粛性はもう少し欲しいかなと。またガラスルーフ装着によりきしみ音がほぼ常時聞こえます。

開放感は素晴らしいのですが、きしみ音やボディ剛性への影響を考えると悩みます。
□燃費
この車を約120km走らせました。内訳は山坂道、市街地の渋滞、幹線道路、高速道路です。

高速道路での全開加速テスト前の数値ですが、山坂道をちょっと飛ばし気味に走ったりしたことを考えるとかなり良好な数値ではないかと思います。
□積載性

ボディの大きさに比例してそれなりに積み込めます。シートは6:4分割可能。
□良いところ
・ハンドリング
正直言うとデミオよりもこちらのほうがいい
・加速
1.5L + 1200kgにしてはかなりいい感じ
□悪いところ
・登り坂やエアコン使用時の非力さ
これを考えると1.8Lのほうがオススメできるかな
・アイドリングストップの洗練さ
アクセルを踏むタイミングが早いとトルコン締結と相まってショックがあります。新型は改善されたのかな。
・ボディ剛性の弱さ
ガラスルーフ装着者だから仕方がないっちゃ仕方がない。屋根以外、特にフロントの剛性は高いと感じました。
・乗り心地
まあ良いとは言えないわなあ
タイヤのせいかもしれないですが、まあ良いとは言えないわなあ
□総評
代車での試乗ということでスペイドの時のように乗り回しました。
乗り心地はちょっとアレですしガラスルーフ装着によってきしみ音が気になりますし、内装を見渡せばいろいろ言いたいことは出てきますが、ハンドリングは秀逸です。山坂道でニヤニヤしながら走らせてました(笑)
後期型では150Xでもダブルウィッシュボーンの足回りが与えられ、いろいろ進化していると思いますのでそちらを選ぶ方がいいかと思います。
Posted at 2015/04/11 21:54:03 | |
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試乗記 | クルマ