ダム遠征2日目。
前日の見学会終了後、小里川ダム管理所から大垣市に移動。
駅前のビジネスホテルに宿泊しました。
本日は揖斐川上流を徳山ダムまで行き、そこから福井県に入るルートになります。
ホテルを7時に出発、まずは南宮大社に立ち寄り旅の無事を祈願です。
その後、時間調整を兼ねて周辺のダムを見て回りました。
不破北部防災ダム。岐阜県管理の洪水調節用アースダム。
堤高 42.5m、堤長 142.0m。
天端は自動車で通行可能。
ダム湖名は明神湖。
非常用洪水吐はダムサイズにしては大きめかな?
近くに2つアースダムが並んでるところがあったので、そちらにも行ってみた。
平尾2号溜池。岐阜県不破郡北部土地改良区管理のかんがい用アースダム。
堤高 25.0m、堤長 107.9m。
天端は自動車で通行可能。
ダム湖名は不明、前日からの雨で満水でした。
非常用洪水吐より勢いよく越流していました。
隣に1号溜池もあったのだが、道がひどくぬかるんでいる様子だったのでパス。
まあ1号溜池のCPはなぜか2号溜池の天端を移動中に取れたんで良しとします。
(1号も2号も大して変わらないよね)
あんまりゆっくりもしてられないので先に進みます。
といいつつもう一か所行きます。(笑)
国道417号線を揖斐川町方面に進んでいき、県道32号線を左折、しばらく進むと揖斐川の支流、高橋谷川に行き着きます。
高橋谷川に沿って細い道を進むと古い発電用ダムがあるらしい。
しかしいくら進んでもダムらしいものがない!
2kmほど進んで、こりゃーおかしいと思い引き返します。
引き返していったらようやくダムを見つけました。
高橋谷ダム。中部電力(株)管理の発電用重力式コンクリートダム。
堤高 18.5m、堤長 67.5m。
1919年完成の非常に古いダムです。
何で来るときに見つけられなかったかというと、昨夜からの雨で越流してるその姿は
どうみても砂防ダムにしか見えなかったんですよ!(笑)
これじゃないよなと通り過ぎてました。
天端は通行止め。でも簡単に入れそうだ!(^^)
発電用取水口らしい。
ダム湖は堆砂でほとんど川にしか見えないですね。まあ取水できれば問題ないんだろうけど・・・
さて来た道を戻り、揖斐川沿いの国道303号線を上流に向かって進んでいきます。
途中発電用ダムがいくつかありました。
西平ダム。中部電力(株)管理の発電用重力式コンクリートダム。
堤高 31.5m、堤長 144.4m。
久瀬ダム。中部電力(株)管理の発電用重力式コンクリートダム。
堤高 34.0m、堤長 103.3m。
久瀬ダムのちょっと先にもダムがあるので立ち寄ってみました。
横山ダム。国土交通省・中部地方建設局管理のかんがい・洪水調節・発電用中空重力式コンクリートダム。
堤高 80.8m、堤長 220.0m。
天端は徒歩で通行可能。奥いび湖大橋が出来るまでは国道303号線が通過してたらしいが、現在は車での通行はできません。
管理所でダムカードを貰いました。本日1枚目のカード、ゲットです。(^^)
ダム湖名は奥いび湖。
ダム湖に掛かってる橋が奥いび大橋、手前にインクライン(?)と曝気装置らしきものが見える。
この先で道は国道303号線と417号線に分岐しているが、自分は417号線に進みました。
奥いび湖沿いにしばらく走っていると巨大なロックフィルダムが現れました。
徳山ダム。水資源機構管理の洪水調節・工業用水・河川維持・発電・上水道 用ロックフィルダム。
堤高 161.0m、堤長 427.1m。
画像じゃ伝わらないけど、とにかくデカいダムです。
堤高では黒部ダム、高瀬ダムに次ぐ高さ、総貯水容量6億6千万立法メートルは奥只見ダムを抜き、日本一の貯水量を誇ります。
洪水吐ゲート部。ダムも大きいが洪水吐もでかい!
非常用洪水吐にラジアルゲート4門、常用洪水吐にラジアルゲート2門装備。
徳山ダムでもダムカード配布してるので管理所で貰ってきました。
天端は徒歩でのみ通行可能。
ダム湖名は徳山湖。
さてここより県道270号線を本巣市方面に進み、国道157号線と交差するので福井方面に向かいます。県境の温見峠を越え、しばらくすると発電用ダムが見えてきます。
雲川ダム。北陸電力(株)管理の発電用アーチ式コンクリートダム。
堤高 39.0m、堤長 95.0m。
正面からだと分かりづらいが、アーチダムです。
さてこのまま157号を進んでいくと真名川ダムがあるが、その手前に県道230号線と交差するので、そちらに進むともうひとつダムがあります。
笹生川ダム。福井県管理の洪水調節・河川維持・発電・上水道用重力式コンクリートダム。
堤高 76.0m、堤長 209.8m。
常用洪水吐にローラーゲート3門を装備。
天端は通行止め。(TT)
放流してたので上から見てみたかったっす!
ダム湖名は笹生川ダム湖。満水らしかった。
このダムの特徴として、堤体のゲートの他に放流ゲートを持つことが挙げられます。
これがそれです。
堤体から離れた場所に設置されたローラーゲート2門。
これは昭和40年9月の「奥越豪雨」の際、1,000m³/sの大洪水が発生、堤体越流し、ダム本体が決壊するかもしれないような事態に陥りました。
その経験から洪水調整機能を改善するためにトンネル式洪水吐が新設されました。
ダムの管理所は新設されたゲートのそばにありましたが、あいにく職員が不在でした。
ただダムカードは入口のところに箱に入れて置いてあったので、無事貰うことが出来ました。
ちょっと分かりづらいが、ゲートから入った水はこのトンネルを経由して下流域に流されます。
この洪水吐の増設及び通信・観測機器の改良、下流域に真名川ダムも完成したため真名川の洪水調整機能は改善され、平成16年7月の「福井豪雨」の際には威力を発揮したとのことです。
というわけで、次は真名川ダムに向かいます。
真名川ダム。国土交通省・近畿地方建設局管理の洪水調節・河川維持・発電用アーチ式コンクリートダム。
堤高 127.5m、堤長 357.0m。
天端は自動車での通行可能。
ダム湖名は麻那姫湖。
真名川ダムでもダムカードを配布しているので、管理所にて貰ってきました。
さてここより福井県池田町に向かいます。
池田町では町を流れる足羽川沿いに新しいダムが建設されることになり、ダムカード(建設中)が配布されているとの情報を得たためです。
池田町にある「こってこていけだ」。ここで足羽川ダムのダムカードが配布されてます。
ポスターも貼ってありました。
無事にカードをゲットしたので、今度は福井市の永平寺に向かいました。
永平寺はハイドラの福井県名所CPになってるので外せませんね。
永平寺。
總持寺と並ぶ日本曹洞宗の中心寺院だそうです。
到着したのが17時前だったので、中には入れませんでしたが、バッジはゲットしたので良しとします。(16時半で締め切りらしい)
実はここに来たのは永平寺の裏手の山にダムがあるので、そっちを見に来たというのが真相だったりします。(^^;
というわけで永平寺ダムに行ってみました。
永平寺ダム。福井県管理の洪水調節・河川維持・上水道用重力式コンクリートダム。
堤高 55.0m、堤長 177.0m。
ダム堤体左岸側にインクラインが設置されてます。
このダムは永平寺の歴史と自然にふさわしい景観を意識して設計された(?)とのこと。
ダム直下から見上げると、クレストゲート上の天端部分が妙に膨らんでいるのが分かります。
天端は通行可能。
ダム湖名は大佛湖。
ここはダムカードを配布しているが、配布場所がちょっと離れた場所にある「龍ヶ鼻ダム」の管理所なので、明日回収することにして、本日の行程は終了。
予約していた福井駅前のビジネスホテルに向かいました。
本日の宿、ホテルエコノ・福井駅前店。
夕食がまだだったので駅前の福井市地域交流プラザ「アオッサ」の食堂街で食事。
カニ丼が食べたかったが無かったのでイクラ丼を食べました。
本日貰ったダムカードは5枚でした。
明日は九頭竜川沿いに走り、再び岐阜県方面に戻り、中央道で帰宅予定です。