あの夏の出来事から、約1ヵ月半、ようやくMPVが我が手元に戻ってきました。戻ってきたといっても、ナンバーも中身も別物。まったくの新車です。
気になっていたのは、旧車との違い。たかが半年程度の違いですが、新車デビューから半年も経てば、そこかしこにランニングチェンジが入ることはちょっと車に詳しい人ならご存知でしょう。
というわけで、初期ロット(に限りなく近い3月納車)と9月7日発注ロットとの違いをご報告です。
◆ステアリング
意外なことに、一番大きな違いはステアリングでした。初期ロットをはじめて操ったときの感覚は「軽っ!」。車体の大きさを感じさせない軽快感に好感は持てたものの、プレマシーの重厚かつシャープなハンドリングを知る身としては、若干の肩透かしを食ったのも事実。
ところが、今回納車されたMPVのステアリングを切ると、これまでにないしっかり感=重さが伝わってきました。明らかに違います。軽やかさを少し薄め、リニアリティ重視のセッティングに振っています。簡単に言えばプレマシー風です。うちの奥さんは、「ギターで言えば、各弦のチューニングがぴたっと合ってる感じ」となかなか絶妙な比ゆを使っていました。
アクセラのハンドリングでマツダに惚れ込んだ身としては、うれしい誤算でした。今のマツダ車のラインアップ全体を見渡してもバランスが取れたと思いますし、MPVの車格にふさわしい重厚感が備わったようにも思います。
道の凹凸を拾って過剰反応するパワステもかなり改善していました。この点も個人的には◎です。
◆足回り
これは私の個人的な印象ですので、100%確かかどうかは分かりません。しかし、なんとなく硬めの味付けに変わっている感じがします。重めのステアリングとあいまって、スポーティ感が増している、と感じました。私自身、初期ロットに対しては他のマツダ車に比べると「全体的にマツダ車としては軽め&やわらかめで、ちとト○タ車っぽいかも」という印象がありましたから、同じようなユーザーフィードバックが多々あったのではないかと想像します。マツダ車を選ぶ人の層を考えると、これで正解だと思います。
◆MOPナビ
これまたちょっとしたことですが、MOPナビに装備してあるモニターが自動的に切り替わる速度が変更されていました。以前は時速10kmも出すとカメラビューからナビ画面に切り替わっていました。これが20km程度まで引き上げられています。この差は意外に大きく、駐車場や狭い路地などの使い勝手がかなり向上しています。
こういった地道な部分でもしっかりアップデートを行っている点は好感を持ちました。
◆パワースライドドア
初代ではパワースライドドアのトラブルに見舞われたのですが、この点も少し改善しているようです。開閉の音がより静かになっています。実際にはもう少し様子を見なくてはいけませんが、おそらくパーツを換えていると思います。
◆バッテリー周り
ここでも指摘されているように、初期ロットにはいかにも間に合わせ的な処置が見られたのだが、この点もきれいに直っていました。
◆まとめ
というわけで、6か月分のランニングチェンジは予想以上に大きなものでした。自分としては、「あと少しこうだったら…」というポイントがすべて押さえられていたので、かなり驚きです。逆に、初期ロットからここまで変わってしまうなら、やはり新車購入はデビュー後少し時間を置いたほうがいいかなとも思いました。
残念な事件でマツダに対する気持ちもずいぶん萎えましたが、それでも再納車されたMPVにエンジニアの良心を感じることができました。その分、セールス&サービスに携わるスタッフのレベル向上が望まれます。関○マツダ、しっかり頼むよ、今度こそ。
Posted at 2006/10/02 22:31:03 | |
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