L175S標準MOVE 光軸のいじり方
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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L175S標準MOVEの光軸調整の仕方ではなく、あくまで光軸のいじり方、そして注意点です。
いじり方は画像を見て頂ければ一目瞭然ですが、ヘッドライト裏側のネジ2か所を右回り、左回りへ回すことで光軸を任意の方向へ向けることが可能です。
青○には支点のピンがはまっています。
左右調整ネジは締めること(右回り)でリフレクターが引き寄せられて内側を向き、緩めること(左回り)でリフレクターが押し出されて外側を向きます。
上下調整ネジは締めることで(右回り)でリフレクターが引き寄せられて下へ、緩めること(左回り)でリフレクターが押し出されて上へ向きます。
画像は外した状態なので真後ろから見ていますが↓
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実際にいじる際には上から見下ろす形になるのでこのような見え方になります。
見る角度が変わることで、どっちに回せばネジが締まって(緩んで)光軸がどっち向きになるのかこんがらがってしまわないようにしてください。
ネジをどっちに回すとリフレクターがどう動くのか、光軸が動く原理を理解して頭でイメージしながら行いましょう。
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基本的にはこのようにプラスドライバーを使って、ドライバーにギヤを噛み合わせてネジを回転させて調整します。
ですがドライバーは通常使用頻度が高い2番のドライバーではやや空回りするため、3番の大きなドライバー使用が良いかもしれません。
上部にある左右調整ネジは10mmのメガネレンチで、下部にある上下調整ネジは8mmのメガネレンチでも一応調整は可能です。
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さて、光軸をいじる上での注意点ですが、闇雲に調整すると画像のようにリフレクターの固定部が割れてしまうことがあります。
光軸ネジの締めすぎには注意してください。
固定部が割れると支点も外れてしまうので、レンズ内でリフレクターが外れてしまいます。
レベライザーも機能しなくなり、光軸も一番下を向いてしまいます
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割ってしまってもヘッドライトが使い物にならなくなるわけではないので安心してください。
画像のようにナットをはめ込むだけでまた光軸調整できるようになります。
上部が欠けて固定が3点になりますが、なんの問題も無く調整できます。
・・・と、簡単に言いましたが、修理にヘッドライトのカラ割り必須です。
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もし調整中にいきなり光軸がガクンと下がり、それ以降ネジをいくら回しても光軸に変化が無い場合は、締めすぎて固定部が割れたか、緩めすぎて固定部からネジが外れていますから、ヘッドライトを外してバルブ差込み口から光軸ネジがどうなっているか確認しましょう。
固定部が割れて、ネジにナットがくっついていたらカラ割りして補修。
単に外れていただけならそのまま締め込めば、また光軸調整可能です。
【ネジを締めるには右回り】
【ネジを緩めるには左回り】
ですので、いじる際は自分がどっちに回しているのかを把握し、光軸の移動を確認しながら行ってください。
車高を変えると光軸の高さも変わるので、その際にちょこっといじるくらいは良いと思いますが、あんまり軽い気持ちで適当に光軸をいじると微妙な変化に気付かず、かえって狂う結果となり、執着しすぎるとリフレクターを割ってしまう可能性がありますのでご注意ください。
以上で光軸のいじり方&注意点は終了です。
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参考画像
リフレクター裏側
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ハウジング内側
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