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2019年09月26日

非ハイブリッドのフリード

非ハイブリッドのフリード
レビュー情報
乗車形式試乗
メーカー/モデル名ホンダ / フリード G・ホンダセンシング_6人乗り(CVT_1.5) (2016年)
乗車人数1人
使用目的通勤通学
おすすめ度★★
走行性能
私のフィットの12ヵ月点検の時に代車として1日借りました。

平成31年2月登録でグレードはG・ホンダセンシング 6人乗りになります。


搭載されるエンジンは先日クルマレビューで上げたヴェゼルと同じ1.5リッターの4気筒の直噴エンジン、L15Bです。
最高出力はヴェゼルと同じ131馬力。最大トルクは15.8kg・m。
ハイブリッドシステムは搭載されてません。


1.5リッター直噴エンジンから生み出されたパワーはヴェゼルと同じギヤ比のCVTで調律され、ヴェゼルより160kg重い1350kgのボディを前輪駆動で転がします。


そんなフリードの走行性能ですが……、ぶっちゃけ「どうにかならぬか」と呆れるくらい遅いと感じました。

3列シートで6名(もしくは7名)乗れる便利のいいクルマですが、ECONボタンを切らないと1名乗車でも周囲の流れに乗った加速をしてくれません。


それもそのはず……、

1350kgというフリードの体重はトヨタ プリウスの標準体重と全く同じなので、1500cc自然吸気エンジンで走るにははっきり言って重すぎです。



じゃあ非ハイブリッドのフリードではなく、フリードハイブリッドの方を買えば動力性能で不満を感じることなく走れるかというと…、正直それも不安が残ります。

フリードハイブリッド G・ホンダセンシング 6人乗りの体重は1410kg。

同じパワーユニットを積むフィットハイブリッド L・ホンダセンシングはフリードハイブリッドよりも260kgも軽い1150kgです。

またまたプリウスと比較すると、3列シート7人乗りのプリウスαはあの大きなボディにも関わらず体重が1460kgなので、フリードハイブリッドと50kgしか変わりません。



もう少しダイエット出来なかったのか……



コンパクト3列シートミニバン市場は、扱いやすいボディサイズと、普段は2列・盆と正月は3列みたいな使い方をする家庭を中心によく繁盛しています。


特にホンダ フリードやトヨタ シエンタは、5ナンバー8人乗りの2000ccミニバンが買えない層が仕方なく手を出す消極的な選択肢ではなく、積極的に指名するお客さんが増えてきたと私も感じています。


子供の送迎やショッピングなどで、制限速度50km/hくらいの道をテケテケと走る使い方なら、今のパワーユニットでもギリギリ交通の流れを乱すことなく走れるでしょうけど、大人4名乗車や急な登り坂、高速道路の合流などの負荷が高いシーンでは、セレクトレバーをSレンジに叩き込み頭の中を加速重視モードに切り替えないと、仲間との楽しいドライブが冷や汗タラタラのスリルドライブになってしまうことを肝に命じて乗る必要があると言えますね。
乗り心地


前回のヴェゼルのクルマレビューで取り上げたホイールベーストレッド比を用いて、このフリードを斬ってみます。


ホイールベーストレッド比とは、ホイールベースをトレッドで割った数字で、1.000に近いと回頭性が良いけど直進安定性が悪く、2.000に近いと回頭性は悪いが直進安定性が良いという指標になります。

●EF8型 ホンダ CR-X SiR ⇒ 1.597

●SW20型 トヨタ MR2 GT(Ⅰ型) ⇒1.655

●ホンダ フィット 13G・F ⇒ 1.697

●ホンダ ヴェゼル X・ホンダセンシング ⇒1.700

●S15型 シルビア スペックR ⇒ 1.729

☆ホンダ フリード G・ホンダセンシング ⇒1.851

●CB5型 ホンダ アコードインスパイア AG-i ⇒1.914

●トヨタ エスクァイア ハイブリッドXi ⇒1.925

●ホンダ N-BOX G・ホンダセンシング ⇒1.931


…N-BOXやエスクァイアは背が高く、回頭性を求めると横転の危険があるため、ホイールベーストレッド比は2.000に近い数字で設計されていることが分かります。




じゃあフリードはどうなのか……?





家庭の事情でやむを得ずフリードを買わされる(元)走り屋のご主人には申し上げにくい話ですが、私はこのホイールベーストレッド比が示す通り、フリードの足回りにドライビングの愉しさを何も感じることが出来ませんでした。



ドライビングしていてまず気づくのは前輪と後輪の一体感のなさです。


コーナーリングの初期の段階では、コーナー入り口でしっかり減速を済ませてステアリングをニュルって入れると、フロントタイヤは正直に反応するものの、リヤタイヤは頑固に車体を真っ直ぐ進ませようとする勢いがまだ残っていて、コーナーリングの姿勢を作ることが出来ませんでした。


フリードはそんなクルマじゃないと言われるとそれまでですが、「駆け抜ける歓び」を忘れたくないオトナが1名乗車で毎日の通勤で使用するには、ちょっとストレスの溜まるフットワークだと思います。
満足している点


今回のフリード試乗記は1泊2日の代車で借りただけなので、1名乗車の通勤だけで終わってしまいました。


2列目や3列目に座ったり、あちこちお出かけしたりすると見方も変わってくると思いますが、今のところは交差点ひとつ曲がるだけでストレスが溜まるくらいガマンの連続だったので、フリードの良いところを見つけることはできませんでした。
不満な点
このフリードには運転支援システムとして「ホンダセンシング」が搭載されています。

その「ホンダセンシング」にまつわる不満話です。



私の通勤ルートの地図です。

上記の地図で川に掛かっている橋を右から左に渡り、その先のキツ目の左コーナーを曲がって自宅に戻ります。



そのキツ目の左コーナーをストリートビューで見るとこんな感じです。


仕事帰りはいつも画面手前から奥にめがけて、キツ目の左コーナーを攻略しています。



この日も代車のフリードでいつも通りのルーティンワークで橋を渡り、左コーナーの入り口で減速を済ませてコーナーに差し掛かろうとしました。


……その時です!




夕方のラッシュ時なので対向車が連なって向かってきましたが、その車列をフリードの「ホンダセンシング」が対向車との衝突の恐れと勘違いし、音とメーター内の表示、さらにステアリングをブルッとさせながらドライバーに知らせてきたんです。


つまりこれは、衝突軽減ブレーキの誤作動です(#゚Д゚)オイ

警告だけで済み、自動でブレーキがかからなくて良かったです。



……ディーラーの敷地にクルマの絵が描かれたダミーバルーンを置いて、衝突軽減ブレーキのプレゼンが全国あちこちで展開されるようになってからもうじき10年が経ちます。

10年経っても衝突軽減ブレーキの性能はまだまだこんなもんなんだなと思わせるような瞬間でした。



ホンダセンシングの「センシング」という言葉の意味を私の手元の四角いハコで調べると、センサーなどを通して入力される様々な情報を計測・数値化する技術の総称と教えてくれました。


早い話、レーダーやカメラ、タイヤの回転速度など入力された様々な情報を整理して、「アウト!セーフ!ヨヨイのヨイ♪」って勢いでブレーキやアクセル・ハンドルをコンピューターが判断して自動操作するしくみなんですよね。


教習所で習う「認知・判断・動作」をコンピューターが行うことが「センシング」って言葉の意味なんでしょうけど、事故った時に責任を取らされるユーザーとしては、臆病なコンピューターがピュンピュンピュンピュン当てずっぽうに自動でブレーキ掛けられても困りますし、荒波をかき分けて進む蒸気船のようなイケイケドンドンな性格のコンピューターでも困ります。


とはいえ、何気ない赤信号の停車中でも、自分が気づかないうちに脇見運転の後続車がホンダセンシングのおかげで停止してくれて、自車との追突を回避してくれたシーンもあったかもしれません。


運転に自信が無いヤツは乗るな!と言えばそれまでですが、各自動車メーカーが張り切って開発を進める運転支援システムは、まだまだ発展途上なんだなぁと思いました。
総評


軽自動車の新車販売ランキングを見ても、上位の6台(デイズはルークスも含む、ムーヴはキャンバスを含む)がいずれも両側スライドドアを備えた背高ワゴンです。



普通車の新車販売ランキングを見ても、トップ3こそスイングドアの乗用車タイプとなってますが、トヨタのヴォクシーとノアとエスクァイアを足すと99273台。

トヨタのルーミーとタンクとダイハツのトール(スバル ジャスティは台数不明)を足すと98483台。

他にも新車販売ランキングのトップ20の中には、日産 セレナやトヨタ アルファード/ヴェルファイア、トヨタ シエンタやホンダ フリード、ホンダ ステップワゴンやスズキ ソリオも含まれていて、世界中の誰がどう見てもニッポンの新車トレンドは両側スライドドアの背高ワゴンに集中しています。


そりゃ東京モーターショーに海外の自動車メーカーが相次いで参加を見送るワケですし、カローラも3ナンバーになりますわww


我が国は年々少子高齢化が進み、単身世帯や夫婦2人世帯も増えてきています。


ちなみに最近の炊飯器のトレンドは、そんな日本の家族構成の変化をキャッチして、少人数向けの小さな炊飯器がヒットしています。

それなのに我がニッポンの自動車選びだけは、どこもかしこもビッグダディな家庭ダラケなのかどうかは国勢調査でもしないと分かりませんが、BIG BAGのポテトチップス並みに大容量の1BOXカーばかり売れています。


もう、ニッポンの自動車市場はみんなが気づかないうちにガラパゴス化が進んでいるんでしょうね~



話をフリードに戻しますが、結局このクルマレビューで私がフリードの走る・曲がる・止まるに関していくら苦言を呈しても、このガラパゴス化したニッポンの自動車市場ではおそらく誰も拾ってくれません(^-^;


私がもし自動車メーカーのトップに立っていたら、たぶんスバルのトラヴィックみたいなミニバンを世に送り出して、会社の経営を一気に傾けさせてしまうこと間違いなしです(笑)



私が気にしすぎなのか……、

それとも私がこだわりすぎなのか……、


このクルマレビューが、私と同じ人種の方の参考になればと思います。
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Posted at 2019/09/26 08:01:04

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この記事へのコメント

2019/09/26 20:33:56
こんばんは♪

様々なレビューお疲れ様でした( ´ω` )/
次回はフリード モデューロXをお願いします(笑)

ところでセンシングですが、ウチのRPも同じような反応をします…(・_・;)
担当に聞いたら、やはりセンシング搭載車はそのような警告灯が出るそうなw
私のみん友さんも同じ事を書いてました…

今では慣れたもので、左コーナー時に対向車が来たら「さぁ、反応しなさい」と心の中で思ってます(笑)
センシングの今後の課題ってトコでしょうか?
後はまぁ、満足な機能が多いかなと…

久しぶりにマジコメしました (・∀・)ゞ
コメントへの返答
2019/09/26 22:51:48
こんばんは(=゚ω゚)ノ

フリード モデューロXは私の会社のツレも購入予定ですわ。
そいつ、元ビート乗りだったのですが、走りと家族サービスの両方を取った形になりました。

ワタシならRPのスパーダのブラックスタイルにしますけどね(笑)
あのVTECターボがフリードに載るとなると私の評価はガラッと変わります。

ホンダセンシングは全国的に左コーナーで大騒ぎするんですね(^-^;
追従クルコンとかはとても便利そうなんですが、この先もトライ&エラーを繰り返してより精度の高いホンダセンシングになることを願うばかりです。
2019/09/27 02:18:48
こんばんは フリードの非ハイブリッド車、実は私の支店でも4人が乗ってますので私もよく同行で横に乗りますが、横や後ろに乗っている分には室内、特に頭上スペースも広くて比較的ラクですよ。 小さな子供がいる社員はけっこう好んで乗ってます。 確かに動力性能的には1300kgオーバーの車重に130馬力ソコソコでは苦しいかも? ですが、先代の118馬力から比べると格段に進歩しています。 そして、このL15Bは、シビックのターボ無し、そして私の前車グレイスと同じエンジンですので、チョット弄ると(スロコン、吸気系 等)メーカーが燃費優先の為にワザとデチューンしている点を改善すれば(グレイスの場合は車重も1100kg位だったので)下手なスポーツカー顔負けの走りができました。更に燃費も良いので、私は現行のL15Bはかなり評価出来るエンジンだと思います。
ディーラー代車はド・ノーマルが前提ですので、パワー不足を感じても仕方ないですよね。 私もグレイス、シビック両車とも新車乗り出し時のド・ノーマル状態の時はパワー不足を感じていました。 但し、両車とも、色々弄ると、とんでもない事になりますので、エンジン本来のポテンシャルはかなり高いところにあると思います。 特にフリードはその車重ゆえパワー、トルクの設定がフィトRSやグレイスなどとは違うのでパワー不足を感じたのかも知れないですね。


コメントへの返答
2019/09/27 07:53:19
おはようございます☀️

確かに室内スペースは天地方向にスカッと広くてとてもゆとりがありますよね~
ひとりで真面目にインプレッションしていたので、室内の広さをレビューで伝えることを忘れていました(^^;

改めて先代フリードのスペックを確認したら、GE8と同じL15Aだったんですね。
確かにモデルチェンジでパワーアップを果たしています♪
ノーマルだと眠ったままのL15Bも、Sレンジでカチ回すと上の方でフィットRSっぽい底力が見えていました。

色々弄ってとんでもない事になったL15Bを積んだフリードを、モデューロXとして販売して欲しいです(*^-^)
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