キーレスユニットの飛距離アップ

買ったときから異常にキーレスの反応が悪いので、改良を試みます。

まずは、キーから出ている電波の強さを自作の電界強度計で測定。タッパに入っているので怪しいですが（＾＾；
なぜこんな物があるかというと、アマチュア無線で自作アンテナで日本全国・ロシアまで交信して遊んでいた経験があるもので。(7MHz、10MHz)
正確には電波の出力はアンテナの同軸にＳＷＲ計とかパワーメーターを挿入して計るのですが、この電界強度計は
主にインターフェアという電波障害を追跡するのに使っていました。
木造住宅で100Wも出すといろいろ電波障害が起きますんで（＾＾；


ちなみに、車のキーは電波法的には微弱電波の範疇ですね。
改造が禁止されているわけではなくて、出力の上限が決まっているだけです。改造即違法ではありません。
よく見かける、細いワイヤーを基盤に接続する方法ですが、3レガ後期の基盤ではグランドの強化程度のような感じでしょうか。
出力は2割位増えるかな？程度でした。

受信側の改良です。

グローブボックスを外すと左上にキーレスユニットがあります。分解した中身です。

短い針金アンテナが入っているので、それを除去して、なるべく正規の長さに近くしてあげます。

下のコードが針金アンテナを除去して替わりにつけたアンテナコードです。

上のコードは基盤裏のマイナス側につないだ接地用コードです。

キーレスはたいてい315MHzあたりなので、下のアンテナワイヤーは23cm位にします。
送信するわけではないから、アンテナの整合を考えないで電波の波長を超える長さでも使えますけどね。
その場合は波長の1/2の倍数だけ避ければいいと思います。

あと重要なのは、接地（グランド）です。
キーレスユニットはちょうど頑丈な金属部分に留められているので、ここに基盤のマイナスへ接続したコードを共締めします。

テストした結果、６０ｍ位先から操作できました。
こんなに飛ぶ必要はないけどｗ
微弱電波の理論値に近い距離ですね。