目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
いきなり切れてますが(笑)
スピーカーグリルの網の所を更新します。
私のスピーカーはインナーバッフルで固定している状態ですが、前に突き出しているので純正のドアの内張りのプラのアミアミの状態だと干渉します。思い切ってぶった斬り露出している状態です。
ほぼツライチなのでフロート型のアウターといったところでしょうか。
ただ、見た目の問題もありますし、「スピーカーの保護の機能を有すること」がコンテストの安全性の項目に有ったりしますのでアクリルの化粧パネル(厚み10mm)を作成して取り付けてました。
以前のアクリル製のマウントに汎用のグリルをポコっと付けていましたが、足で蹴られてグリルが折れましたm(__)m
グリルは完全に一体にしてしまっていたので作りなおすことに。。。
今回はレザー貼りでなおかつ張り出しを抑えたいので薄い化粧パネル程度に抑えようと思います。あくまで化粧パネルです。アウターパネルとは違うので勘違いなきよう^^;
パネルの作り方は、マスキングテープなどで型を作ってMDF等の木材に転写、カットするだけです。
今回は以前よりも大きめにカットします。(写真にある穴開けの丸と干渉している線が以前のアクリルパネルのサイズ)
2
丸穴は糸のこでも使えばMDFなら切れます。
今は糸のこの刃が片刃じゃなくてワイヤーに刃が全周入っているようなどの方向でも切れる便利なタイプが有りますから、このくらいなら自在錐の出番はないです(*^_^*)
3
左右とも切れたら、2枚を重ねあわせた状態でマスキングテープなどで固定して同時にヤスリがけします。
これを1枚ずつ行うと微妙に左右の形がずれます。薄い板は必ず左右一緒に削りましょう(*^_^*)
4
綺麗にパネルの素地が出来ました。
中の丸はグリルが入ります。
今回はレザーを張るので生地の厚み分丸を大きくしておきます。
(ですのでこの時点ではグリルはスカスカになります)
レザーの厚み分を「大丈夫だろう」と計算に入れずにやると絶対に失敗します。合皮レザーは厚みが裏地なしでも1mm程度あり、丸などは全周なのでそれだけで2mmも変わります。
生地分減らしておかないと全然入らない。ってことになりますので要注意ポイントです(・∀・)
5
レザーはシンコールレザーを使います。
色みを見て気に入った濃いチャコールグレーを使います。
ただ、地味に平面からの曲線があって折り返しが難しい今回のパネルに関してはレザーの裏生地があると困難を極めます。
伸びがほしい時、厚みを抑えたいときはこの裏地を外します。
接着されていますが、根気よく手で剥がしていけば分離できます。
面積が大きいとかなり萎える作業で私はすごく嫌いな作業なのですが、これもきれいな仕上がりのため。我慢してチマチマ剥がします。
はがすとすごくレザー伸びますよ。お試しあれ♪
6
接着は私の場合、通常G20スプレーボンドを使用しますが、手元になかったのでG17を使いました。
DIYレベルのレザー張りに使うボンドは塗った後10分ぐらい貼り合わせず放置した後に粘着性を持つタイプが好ましいです。しばらくやり直しが効くので修正しやすい。
個人的にはG17は粘着から実用強度までの時間が短いので好きじゃないんですよね。もう少し長いほうが「一気に貼れる」感じがあって良いので・・・
今回は面の部分を一気に貼って、折り返しはポイントごとに分けながらすこじづつ貼っていきました。
7
片側終わり。10分位置いて実用強度に近くなってきたタイミングで浮いている所を押さえ直せば折り返し部分の浮きもなく綺麗に仕上がります。
レザー張りのポイントは
・ボンドを薄く均一に(ヘラに残らない位に)
・塗ったらすぐに貼らずに放置
・両面テープみたいな粘着になったら一気に貼る!
・伸ばすところは局所的にではなく、手前から大きく伸ばす(柄が伸びたように見えたらNG。シワになるし素材感が失われる)
・貼った後 粘着→実用強度 に達する時に押さえ直せば浮きも無くなる
こんな感じ。ピラーとかはむずかしいけど、チャレンジしてみると思いのほか簡単に感じるかも♪
8
グリルはオーディソンのAUDISON AV GR6.5 Voceシリーズ16.5cm用 ウーファーグリルです。グリル単体で売っていてデザインもかっこよく、網の部分も付いてきます。
今回は網は未使用でグリルのみ使います。
・・・グリルに「audison」のロゴが入っているので後日別のエンブレムを奢りますが、それ以外は満足な仕上がりです♪
スピーカーの純正アミアミの部分をくりぬいちゃった人にはおすすめできるレベルの作業が出来たかな、と思います♪
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