イカの血は銅タンパク質であるヘモシアニンを含むために青色である(ほとんどの脊椎動物血液中に含まれる鉄タンパク質のヘモグロビンは赤色)。コウイカ目・ダンゴイカ目・トグロコウイカ目では触腕は第3腕と第4腕との間にある「ポケット」に収めることができ、普段は8本脚に見える。閉眼目・開眼目では長さを縮めることはできるが完全に収めることはできない。閉眼目・開眼目では有機質の薄膜で、軟甲と呼ばれる。
漏斗からの噴水と外套膜の収縮・ひれを使って前後に自在に泳ぐ。特定のイカにある“えぐみ”はこのためである(特にダイオウイカなどは辛臭くて食えたものではないという報告もある)。皮膚には色素細胞がたくさん並んでおり、精神状態や周囲の環境によって体色を自在に変化させる。調理に際して、両目の間にある神経系の基部を刺してしめると、ただちに体色が白濁する。
体内には貝殻を持つが、種によって組成や形状が大きく異なる。神経系や筋肉がよく発達していて、たいていの種類は夜に行動する。この触腕を伸縮させて魚類や甲殻類を捕食するが、釣りの時に触腕を欠いて逃げることや、テカギイカの仲間では成長に伴い触腕を欠くことから、必ずしも必要というわけではないようである。コウイカ科では石灰質の船形で、イカの甲またはイカの骨と呼ばれる。
10本の腕は筋肉質でしなやかに伸縮し、腕の内側にはキチン質の吸盤が並んでいる。イカは本来の心臓の他に、2つの鰓(えら)心臓を持っている。鰓心臓は鰓に血液を急送する働きを担っている。
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2013/07/01 12:02:35