2022年10月09日
旅の答え合わせ フェリー編
2022年9月九州の旅で特徴的だったのが、大阪から九州までフェリーに乗るという選択だったように思う。九州への行程を考えたとき、最も頭を悩ませたのが千葉から九州までの道のりだった。日田往還の入り口、大分県別府付近をゴールとすると千葉からはおよそ1200km。
九州の旅を円滑に、そして最大限に楽しむには2日目の午前中には九州を走っていることがマストと考え行程を考えはじめたのである。
■■ALL クルマ案■■
文字通り、全ての行程を車で行くとした場合の案。これには2パターンあった。
①九州まで1度も高速降りないパターン
木曜夜(0日目)に出発し、休憩や仮眠を挟みながらずっと高速を走り続け九州を目指すというパターン。これは自信がなかった。これまで自身の1日最長運転距離は1000km。15年ほど前に千葉から伊勢神宮を1日で往復して、その全てを運転した。17時間くらいかかったと思う。ただその4年後、全く同じ区間を目指して走り出したが、渋滞が多く、運転開始から18時間くらい経った復路の静岡付近で力尽き、同乗者に運転を代わってもらった経緯がある。1000kmを走りきれなかった事は、九州まで届かない計算だ。あれから年も重ね体力は落ちる一方。今回の1日目~3日目は3連休にあたり各地で渋滞が予想される。深夜に出ようがどこかで必ず渋滞に巻き込まれて運転をしていくことを考えたら早々にこのパターンは消えた。
②途中で高速を降り、しっかり睡眠を取るパターン
木曜夜(0日目)に出発し、日付が変わりそうな浜松あたりで1泊。翌8時くらいから再度走り始め九州を目指すパターン。問題は1日目に900km走るというところだ。今の自分の体力では1日600kmくらいが目安かなと感じていたので、それを上回る距離になる。しかも3連休、浜松を出てから亀山、草津あたりで大渋滞が予想される。シミュレーションをすると広島あたりが精一杯で2日目の午前中に九州を走るのは難しそうだ。このパターンも消えた。
■■フェリー案■■
ALLクルマが難しいとなると、フェリーの利用を考えはじめる。これにも2つのパターンがあった。
①東京九州フェリー利用パターン
木曜夜(0日目)に出発し、横須賀を目指しそこから東京九州フェリーに乗船、1日目の夜に新門司、2日目の朝に別府を走るのに無理はない。ただ問題が2つあった。1つめは木曜夜の便に確実に乗れるという保障がなかった。基本在宅ワークだが、定時に上がれる保障がなく、なにか必要が生じてしまったら残業になり、フェリーを逃す可能性があった。また、出社が必要な事態が生じてしまったら、絶対に乗れない。こういう状況では選択しづらいのが正直なところだ。2つめの問題として、自身が初めてのフェリー乗船になり、船酔いの心配があった。横須賀から四国沖の太平洋を辿る航路になるが、天候によっては大きく揺れることもある。ボロボロになって九州に到着して、2日目の朝から元気に走れるか、自信を持ちきれなかったのだ。
②関西からフェリー利用パターン
そこで浮上したのが関西からフェリーに乗るパターン。木曜夜(0日目)に出発し、一晩中走り続け、日が昇る前にフェリーターミナルに到着し仮眠という今回採用した行程。深夜であれば亀山や草津での渋滞はなし。また、揺れの少ない瀬戸内海航路であれば初心者の自分にもぴったりだと思う。結論、渋滞にはまることもなく、船酔いもすることなく、無事に2日目の朝に九州を走ることができた。
マストとして考えていた2日目の朝に九州を走るということ。この判断は非常に大きかった。というのも1番見たかった阿蘇が晴れていたのが2日目と3日目のみだったのである。お金はかかったけれど、睡眠時間と天気を買ったと思えば少しは救われる。そんなフェリーの選択だったように思う。
最後に、確実に定時に上がれて、船酔いの心配がなければ間違いなく東京九州フェリーを使う。なんだかんだ言っても千葉大阪間の運転は大変だった。それに往路では和泉市に12時間滞在したことは効率が良いとは言えない。よりフレッシュな状態で九州を走るには東京九州フェリー1択のように思える。いつか挑戦したい。
ブログ一覧 |
九州地方の旅 | 日記
Posted at
2022/10/09 18:09:47
今、あなたにおすすめ