2016年11月15日
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言葉って便利だな、と思う
自分の気持ちを表せるから
しかしそれは
姿、目の前にしてもなお
時に誤解を生み
わだかまりをつくりあげる
心の中に
渦巻いている気持ちは
自分の伝えたいように
果たして伝わるだろうか
軽く発した言葉でさえ
心のどこかに突き刺さる
いつもの調子のつもりだった
線香花火は
打上花火に化けた
そんなつもりじゃなかった
わかってるつもりだった
心の扉を閉ざされて
やっぱり「つもり」であって
独りよがりだったんだと
思い知らされる
苦しんでいるもどかしさ
その波動は
なぜかちゃんと伝わってきて
どうにかしたいと模索する
真意を伝えたいと深く願う
けれどその扉は
固く閉ざされ微動だにせず
なすすべのない状況に
ただただ
泣き崩れるしかない
その涙は
やがて扉を錆びさせて
月の光のひとすじを
届けることが
できるだろうか
眩しくも暖かい陽の光に
心地好さを
感じてもらえるだろうか
そしてそれを
味わい続けたいと
思ってもらえるだろうか
日々の終わりに
伝えたい言葉がある
想いのつまったあの言葉
未来へ繋げるあの言葉
「また明日」
今日も
明日も
明後日も
そのまた明日も明後日も
ずっとずっと繰り返そう
ずっとずっと伝え合おう
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Posted at 2016/11/15 00:29:48 | |
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