FUNな車 - 595 （ハッチバック）

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アバルト / 595 （ハッチバック）
アバルト595 コンペティツィオーネ_RHD(ATモード付シーケンシャル_1.4) (2017年)
- レビュー日：2018年7月2日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：4
走行性能：4
乗り心地：2
積載性：3
燃費：4
価格：3

満足している点: とにかく乗るのが楽しい車です。
以前乗っていた89’の930カレラを思い出させる今風でない古典的な味がある車なのに、快適装備はそれなりについていて、最低限ではあるものの実用性も備えています。
最初は戸惑った、標準状態でも草レースに出られそうな足回りや、深夜のエンジン始動には気を使うほどの排気音も、１年たった今では素敵なキャラだと感じています。
不満な点: 車に対して”良さ”を求めると不満が多いでしょうが、一般的な”良い車”が”好きな車”ではないことが良くわかりました。
逆に「この車で長距離はきつそうだ」と思っていたのに意外と大丈夫な上、工業製品としての品質も予想以上に良くてDe　TOMASO　MINIの時代とは大違い。
従って不満点はないと言っていいたいところですが、小回りがもう少し効けば満点でした。
総評: とにかく気になる車ではありましたが、最初に試乗した瞬間は「なんて下品で硬い車だ！」と驚きました。
しかし走り出して３分もすると、以前乗っていた930カレラと同じような感触が感じられ（もちろん個人の感想です）「コリャ面白れぇ！」
しかも２ペダルでACもちゃんと効きますし、２DINナビもつけられる。
日本車には新車でこんな非常識な車はありませんし、輸入車でも直接バッティングする車はないでしょう。これ以上を求めるなら、スーパーセブンなど実用性をかなり犠牲にしなければいけない車になりそうです。
超個性的でそこそこ実用性もあり、ゆっくり走っていても楽しくて、怖さを感じる寸前の踏み切れるパワー感が丁度よい。
アラカン夫婦２人で笑いながら走れる車です！

デザイン: 4; 一目でそれとわかる個性的なフォルム。オリジナルはRRで一種のパイクカーですが、理屈抜きに愛らしい。
走行性能: 4; 動力性能は私にとって必要十分です。踏み切っても怖くないのが丁度よい。
ノーマルモードではレスポンスがはっきり悪いと言えますが、SPORTに切り替えればいい話ですし、慣れてしまえば街乗りならノーマルの方が走りやすい。スロコンもサブコンもつける予定はありません。

★2020/09
と言いつつ最近になってサブコンに手を出してしまいました。
乗り心地: 2; 足ははっきり硬いと言えます。この車に乗った後どんな車に乗ってもソフトに感じます。
クラブスポーツのショックを組んだ930と同程度かやや硬い感じです。
従って後から手を入れる必要性は個人的にはほぼゼロです。ストロークも十分にあり、ローダウンして良さを殺したくありません。フロントヘビーではありますが、コーナリングも自在です。
積載性: 3; 後席にも何とか座ることができるので、930カレラやRX-7よりは積載性は良いでしょう。
日常ユースなら全く問題ないです。
燃費: 4; 別に燃費志向のターボではないのでクラスで考えればよいとは言えませんが、条件が悪くても11キロは走るし、条件が良ければ15キロ以上走るので十分です
価格: 3; 趣味性の高いジャンルなので、実用性を重視すると割高感は否めません。
故障経験: 納車後1年では何もありません。
イタ車といえど現代の車ですからこんなものなのでしょう。数年たつとエラーは出てくるようです。