2016年11月09日
(この前の記事『イベントポリシー』について書いています。)
というわけで・・・
イベントポリシーについてはあんな感じです。
よくよく読んでみると、特に参加車両規定なんかは思ったより門戸の広い感じなので、ごくごく一般的な線引きよりかは全然厳密になっていません。
え?そこまでOKなの?!と逆に驚かれた方もいるのではないでしょうか。
むしろウェルカムな方向に振っていますし、もとより敷居を下げる事はあっても上げる事はしたくないので、気兼ねなくご参加頂けるという趣旨もご理解して頂き易いと思っています。
ただ決して誤解して欲しくないのは、ロータリー旧車乗りしか来てはいけないなんて事では決してないという事です。
そういう意味での線引きなんかでは決してありません。
前述した通り、ロータリー旧車が好きなら誰でも『参加者』とさせてもらいます。
どんどん来て下さい。
電車とバス乗り継いで来ようが、どんなクルマで来ようが、好きで見にいらした方々に失礼のないよう、出来る限りの努力は惜しみません。
楽しんで欲しい、良き1日になって欲しい、ORAスタッフ一同は心からそういう気持ちでやっています。
あわよくばその参加者の中から『この前あのイベントで見かけたあのロータリー旧車が好きになっちゃったから、思わずおれも買っちゃったよ!』なんて人が一人でもいたら、それ以上の喜びはありません。
だからこそそのような『交流の場』としてありたいからこそ、誰でもが自由に楽しめる『イベント』として開催しているのです。
だからこそ私共は『排除する』のではなく『受け入れる』気持ちでやっています。
願わくばご来場頂いたロータリー旧車オーナーの方々にも、寛大な気持ちでロータリー旧車以外のクルマのオーナー方々に対して、否定的な観念で捉えずいつまでも『受け入れる』気持ちでいて欲しいなあとも思っているくらいなんですよ。
ただ来てくれたクルマ全部が全部をあれもこれもと関係車としてしまうと今度は数が多すぎて開催自体が出来なくなっちゃうから、ギャラリーの方々についてはやむなく人とクルマを分けて考えて、人は参加者クルマは一般とするしかイベントを開催する方法はないんですよという苦肉の策なんですね。
本来なら「その人あってこそのクルマ」、まさに「人車一体」とは思うんだけど、イベントが開催出来なくなったらそれこそ本末転倒なので、そこだけは分けて考えさせてもらいますね、クルマは別になっちゃったけど気持ちは同じですよねという気持ちの部分を最大限フォローしつつの苦渋の決断です。
小難しく書いてますが、まあ要は特段今までとは何ら変わりなく遊びに来てもらえるよと。
ただちょっと混乱を防ぐために線引きさせてもらいますね~、というだけのことです。
ご理解とご協力承れますよう、改めてよろしくお願いいたします!
PS:
スタッフ足りねー・・・(汗)
誰か手伝って~!随時募集してます。
Posted at 2016/11/09 19:29:03 | |
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2016年11月09日
イベントポリシーの制定にあたって~その経緯
『ロータリー旧車ミーティング』も回数を重ねていくうちに、皆様のアツい想いに支えられて盛況の度合いも年々と増してくることとなり、遊びに来てくれる人も増えてくると同時に、その車両台数も当初の予想を大幅に上回ってくることとなりました。
とても喜ばしい事と感じております。
それと同時にここに来て新たな改善すべき問題も明るみになってまいりました。
今まではこじんまりと本当にロータリー旧車が好きな人やロータリー旧車に興味を持っている人だけしかご来場されていなかったので、車両台数的にもスタッフの人員的にも、かろうじてイベントをご来場頂いた皆様がその場を共有できるよう努めて来ることが出来ましたが、近年の傾向を見た上で今後の動向を推測すると、このままのペースでいくと数年後には『ロータリー旧車ミーティング』が『ロータリーミーティング』と化してしまう程の台数が集まってしまうのではないかと感じるところもありました。
今まではこじんまりとしたイベントだったので、ご来場頂いた全ての皆様の気持ちを汲んでロータリー旧車ではなくてもロータリー旧車と変わらない扱いをさせて頂いた上で、スタッフもイベントをまわしていく事ができましたが、人員的なキャパシティを遥かに越えるようでは運営もままならなくなり、本来の趣旨に沿うべくロータリー旧車にお乗り頂いてご来場下さっている方々に多分にご迷惑をおかけすることになりかねないと考え、私共ORAはイベントポリシーを制定しその考えに基づいてイベントを運営していく事となりました。
そもそも私共ORAが淡路ハイウェイオアシスでイベントを行う上で淡路ハイウェイオアシス管理会社様にイベントの申請を届け出る際、認められている台数は50台程でしかなく、この台数は申請出来うる限界の台数です。
旧車でかつロータリーであるという事に限定されているクルマは、それ自体の絶対数が今となっては少ないのですから、申請をする上でも十二分であると考えておりました。
しかし申請する台数が100台や200台などという事では社会的、倫理的観点からこの申請自体が受理されず、イベントの開催自体が不可能なのです。
即ちこの限界の台数を越える部分については、私共ORAの取り扱い範囲外としなければなりません。
人についてではなく、せめて車両のみに関しては、このような苦渋の措置が今後イベントを開催する上で必要になってくるのです。
それでは何をもってしてイベントの趣旨に見合った車両とするのか、どういう基準で申請台数の枠組みに入れるのか、そのようなボーダーラインがどうしても今後必要不可欠になってくるのです。
私共ORAはこの基準を独自で定め、イベントポリシーに取り込む事で、より親しみやすいイベントがより永く続くよう、そしてなによりまず第一に『ロータリー旧車のための場を守る』よう努めて参ります。
皆様方におかれましては、このイベントポリシーを十分にご理解を頂いた上で今後もご来場下さいますよう、心よりよろしくお願い申し上げます。
イベントポリシー
私共ORAは『ロータリー旧車ミーティング』というイベントを開催する上で、ロータリー旧車とロータリー旧車が好きな人が集まる場を永く守っていくために、イベントポリシー(イベント保護方針)を定めます。
まずはそもそものイベントの趣旨をご理解して頂く必要があります。
イベントの【開催概要】等をご参照下さい。
私共ORAが考えるこのイベントを保護する方針、つまり〈ロータリー旧車の場を守るということについての具体的記述〉は下記の通りとなりますので、趣旨をご理解頂いた上でご一読の程よろしくお願いします。
ep:1
『ロータリー旧車ミーティング』はロータリー旧車にお乗りの方だけではなく、ロータリー旧車に興味のある方、見て楽しんでもらえる方等全ての方々が、ご自由に楽しんでもらえるイベントです。見学の方にもエントランスフリー・無料・申込み不要で見て頂く事が出来ます。あくまでもフリーでオープンなイベントです。
ep:2
『ロータリー旧車ミーティング』として申請した枠内に駐車する事の出来る車両は、ORAが認めた参加車両規定を満たしている車両のみとします。(詳しくは下記参照)
又、その車両についてはスタッフが誘導した際はご協力よろしくお願いします。
ep:3
参加車両規定を満たしていない見学にお越しいただいた方々につきましては、車両の駐車に関してはパーキング利用の一般の方々と同様とします。イベント開催場所以外については私共ORAの関与しない場所ですので、その他エリアにご自由に駐車して頂いて構いません。
ただし他の一般車の方々にご迷惑をかける行為、著しくマナーが悪い行為等が発覚した場合は、当イベントへのご来場そのものをお断りさせていただく場合がございますので、ご了承下さい。
ep:4
フォトブック、その他記念品等につきましては、あくまでもロータリー旧車ミーティングとしての趣旨に沿った物ですので、基本的にはロータリー旧車のみを対象とさせて頂きます。
ep:5
雑誌等メディアへの投稿をはじめ、個人的なブログへの投稿等に至るまで、写真や動画を投稿する際は可能な限りロータリー旧車オーナーのプライバシーを守り、ナンバーや顔を処理したものにしていただけますようご協力よろしくお願い致します。
*ep=eventpolicyの略
*以後その都度追加、訂正等あるかもしれませんので、この限りではありません。
イベントポリシーに伴う定義と捕捉
【 「参加者」と「参加車」の違い 】
○参加者
参加者とはイベントに遊びに来てくれる全ての『人』。どんなクルマに乗っていようがそれがロータリー旧車であろうがなかろうが、一切関係ありません。人のみを指します。
イベントに興味を持って遊びに来てくれる全ての人みんなが参加してくれている事で支えられていると思っていますので、そこにいる全ての人が参加者です。
○参加車(参加車両)
イベントの趣旨に乗っ取ったロータリー旧車のみを参加車両と呼ぶことにします。『クルマ』のみを指します。
『者』と『車』が紛らわしいので、以後下のような表現も用います。
○ギャラリー
ロータリー旧車以外のクルマで遊びに来てくれる参加者の方々。
○ギャラリー車両
ギャラリーの方々のクルマ
○ロータリー旧車オーナー
ロータリー旧車のオーナー
ということで、
参加者 = ロータリー旧車オーナー + ギャラリー
となりますね。
即ち遊びに来てくれる『人』はみんな当イベントの参加者とみなします。ただし『イベントとして扱うクルマ』は、ロータリー旧車のみとします。
『イベントとして扱うクルマがロータリー旧車のみ』という意味は、前述にもありますが、ORAがイベントを行う上で淡路ハイウェイオアシスに届け出を申請し、受理された、イベントとして使用出来うる範囲の駐車エリア内に、ORAの誘導のもと、駐車する事の出来る車両であり、端的にはイベントスペース内に駐車するのはORAの見解に基づくロータリー旧車のみとさせて頂きますよという意味です。なのでロータリー旧車のみを参加車両という表現にしております。
『クルマ』を停める場所については、ロータリー旧車とギャラリー車両の駐車スペースは、今後は別にしましょうねという事になります。
でも停める場所は違っても、遊びに来てくれた『人』はみんな参加者、好きな者同士分け隔てなくどんどん見に来て下さいね、ということなんです。
【 参加車両規定~ロータリー旧車とは 】
旧車の定義も様々あり、これと言う絶対的な区分けは存在しません。
個人的にはおおよそ純正フェンダーミラー車を旧車と呼んでよいのではと思っています。
しかしロータリー車のみを考えた場合、ラインナップ的に一部その区分けは絶対的なものにならないと考え、私共ORAでは独自の見解のもとにロータリー旧車の定義付けを行い、それに基づいて当ミーティングへの参加車両規定といたします。
あくまでORA独自の見解ですので一般的な見解とは異なる部分もあるかとは思いますが、ご周知の程よろしくお願い致します。
〈1〉
ロータリー旧車とは、『旧車でありロータリーエンジンを搭載している車両であること』を指します。
『旧車』という条件と『ロータリー車』という条件を『2つ同時に満たしている』必要があり、そのためのイベントです。
基本的に昭和に生産された車両のみとします。その中でもデビューが昭和でも平成まで生産されていた車種は旧車としては扱いません。ただし一部車種には例外もあります(下記参照)。
〈2〉
NA or ターボ、キャブ or インジェクションによる枠付けは行ないません。
これは旧車が現役だった頃、ご存知の通りレースカーでは既にインジェクションターボが走っていたからです。
メカニカル的には旧車かどうかの判断基準にはなり得ないとORAは考えています。
〈3〉
RX-7はSA22C後期型までを『旧車』として取り扱う。FC3S/3Cについては前期の昭和に生産されているモデルについても『80's』もしくは『ネオヒストリック』扱いとし、旧車としては扱わないものとします。
まあFCが旧車ではないのは明らかですが、SAについては後期ターボまでを旧車として扱いますよという事です。
〈4〉
コスモはHB系まで、ルーチェはHC系までを旧車枠で取り扱います。これはこの車種をシリーズとして最初期モデルから通して見た場合に、その歴史を知る上で非常に有益であり、特にルーチェはHC系で完結するため、ネオヒスながらも旧車と同じ枠組で捉える事でより一層一つのシリーズ系としての理解度が深まるためという考え方による特例的措置です。
その後のHDプラットフォーム以降の車両は、当然ながら年代的にも該当外と致します。
〈5〉
マツダ車以外の旧車にロータリースワップが施された車両については、旧車かどうかの判断基準は一般的な見解に基づくものとし、マツダ車以外のロータリー旧車(旧車かつロータリースワップ)は準参加車両に属するものとする。(準参加車両については下記参照)
(例)
KP改RE → 旧車+RE → 準参加車両
86改RE → ネオヒス+RE → ギャラリー車両
同じように考えると、いくらマツダ車でもロードスター改REはギャラリー車両となりますね。
マツダ車であるかないかという事よりも、それがいかに『旧車』でかつ『ロータリー』かという事の方を重視しています。
【 準参加車両及び特例 】
ロータリー旧車以外でも準参加車両として認められる特例があります。
準参加車両とは、マツダ車でなかったり純粋なロータリー旧車ではなくても、ORAが特例として認めた参加車両の枠です。
ロータリー旧車である条件を一部満たしていなくても、イベントではロータリー旧車と同等の扱いをするという特例です。
現在その特例として認めているのは、以下の車両についてのみです。
1 ロータリー旧車と同型車のレシプロモデル
2 マツダ車以外のロータリー旧車
3 第一回台風MTG参加車両
4 スタッフ車両
ー捕捉ー
*1について
例えば、ファミリアについてはBDは完全なレシプロモデルなので昭和生産ながらロータリーの条件を満たせないためギャラリー車両に該当、ただし808ファミリアについてはサバンナとの同型レシプロであるとみなし、特例として準参加車両となります。
508ファミリア改ロータリーは通常のロータリー旧車としての参加車両扱い条件を満たしているものとし、ロータリースワップの施されていない通常の508ファミリアは、508に同型ロータリーがもともと存在しないのでギャラリー車両となります。
コスモやルーチェのロータリーモデルとレシプロモデルが混在する同型車種については、むしろレシプロモデルの方が今となっては逆にレアな場合が多く、ロータリーモデルのオーナーの方々もよりレアなレシプロモデルも見てみたいのではないかという考えから、特例として私共の考えるロータリー旧車の同型レシプロモデルについては、ロータリーではなくても準参加車両として扱います。
*2について
2については上で例をあげて書いてある通りです。
*3について
一部少数ながら該当します。
この年の参加者がいたからこそ私共はその熱意に支えられてここまでやってこれました。その方々がいなければ、このイベントはもうなかったとも思う程です。その経緯の詳細についてはこちらでは省略させて頂きますが、その熱意に心からの敬意を表して気持ちで応えたいという思いから、あえて特例という枠になりました。イベントのシンボル、熱意の象徴としての特例です。
*4について
スタッフがいないと始まらないので、スタッフ車両は車両規定の除外対象になります。
ORAは以上をイベントポリシーと定めます。
皆々様のご理解とご協力承れますよう、心よりよろしくお願い申し上げます。
Posted at 2016/11/09 18:22:33 | |
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