橋の記念館なども見て、予定外に時間を費やした後、次の目的地である丸亀城に向かいました。相変わらずナビの示す経路は怪しげなので、iPadミニのなびすけでもルートを確認します。
丸亀城は、昼間なら瀬戸内海を航行する船からもその姿が見える高台にあります。いちおう上り坂の下まで行きましたが、さらに10分ほどかかるというので、上まで上がるのは断念、下から見るだけになりました。
【丸亀城、ここから上り坂】
続いて、観音寺(かんおんじ)に向かいます。12年ぶりに是非再訪したいうどん屋さんがあったからです。分かりやすいのは、国道11号を走って、観音寺市に入ったところで右折して市街に入る行程ですが、一般道を指定してあるナビは、細い道に入りたくて仕方ないようで、無視して11号を走り続けると、すれ違いも難しそうな道に入るように指示したりします。観音寺近くなって少し渋滞気味になったので、ナビどおりに曲がってみたら、本当に細い道で大変でした。知らない土地はなるべく幹線を走るのが正解と思われます。
目的のうどん屋さん「きたの」は道の駅ことひきの前という分かりやすい場所にあります。道の駅に車を止めて、店に向かうと・・・様子が変・・・のれんが店内にしまわれたまま、なんと臨時休業の張り紙がしてありました。立地が立地だけに、週末に休むということは頭になく、ただ、時間が遅くなってうどんが売り切れるのが心配だったのに・・・。
【お休みだった「きたの」】
【12年前の「きたの」とお目当ての「小海老天うどん」】
写真のかき揚げの海老は、おかみさんのお話によれば、観音寺港に上がるものを生きたうちに豆腐のパックに小分けして冷凍しておくそうです。死ぬと黒くなり、臭みが出て駄目なんだそう。また、ここのダシは特産のイリコだけではなく、7種類をブレンドして作っているそうで、うどん県、うどんは美味しいけれどダシがねぇ、と思っていた私も納得のダシでした。再訪は難しいと思われ、何とも残念でなりません。
結局、道の駅で一番近い讃岐うどんを聞いて、そこで食べましたが、家で加ト吉(観音寺で創業、現テーブルマーク)の冷凍うどんを食べるほうがマシという代物で、二重に残念でした。ただ、そこで観音寺沖の伊吹島特産イリコの入手方法を尋ねると、家庭用なら普通にスーパーで売っているというのです。そして、スーパーの場所も聞いて行ってみると、本当に普通に売っていました。食べるイリコという小さいイリコのほうが食べやすそうな感じでしたが、中サイズのイリコをそのままボリボリ食べるほうが美味でした。さすが、伊吹島産です。贈答用の上等イリコは多分、駅前の海産物問屋さんにあると思います。
【左、伊吹島産と表記された中サイズのイリコ、右、瀬戸内産と表記された食べるイリコ】
帰りはまずナビを高速経由で早島ICに設定しますが、一番近いさぬき豊中ICに向かっているように見えません。またまたiPadで確認すると、すでに高速入り口を通り過ぎています。なんと当てにならないナビでしょう。ようやく高速に乗れて、しばらく走ると正面に形の綺麗な山が見えてきました。後で調べるとさぬき富士と呼ばれているようです。
この後は来た道を逆にたどって、時間も遅くなってきたので、日生(ひなせ)でかきおこを食べて帰ることにしました。iPadでかきおこマップを調べ、とにかく駐車場のあるお店ということで探しましたが、日生を東西に貫く国道250号でさえ狭いのに、脇道に入ったらどうなるか不安で、なかなか駐車場に入れません。結局、見つけた駐車場をいったん通り過ぎ、Uターンして、ようやく「桜」というお店の駐車場に入れることができました。ここは本来スナックのところ、店の奥に小さい鉄板を置いてかきおこをやっているようで、お店の選択としてはちょっと失敗かなぁ、と思っていたら、ママさんはきさくだし、プリプリの大きなカキ数個の入ったかきおこはとても美味しかったし、食に恵まれなかった今回の旅もようやく日生で当りを引き当てたと思いました。一味唐辛子をかけて食べると美味しいことも教えていただきました。
【カキの片面を焼いてからお好み焼きに乗せます。右はカキオコではありません。】
遅くなりすぎて、姫路の播州ハムと明石の魚ん棚には寄れなくなってしまったこと、そして「きたの」がお休みだったことは本当に残念でしたが、お天気もよくて、楽しいドライブができました。
Posted at 2014/02/23 23:33:13 | |
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