
スーパー耐久シリーズ 2007の第3戦「第14回十勝24時間レース」が、7月15日(日)~16日(月・祝)に北海道の十勝インターナショナルスピードウェイで開催された。今大会にはクラス1~4ならびにシリーズ対象外のGT、TP-1、TP-2クラスに総勢36台が参加。クラス2には6台が参加し、シリーズエントリーの吉田寿博選手組(スバル・インプレッサ)の欠場により三菱ランサーエボリューションが全車を占めた。
15日(日)は朝から霧雨が断続的に降る不順な天候。しかし降雨量は殆どなく、ほぼドライコンディションのもとで定刻の午後3時に決勝のローリングスタートが切られた。木下隆之選手組三菱ランサーはオープニングラップで直前の車両がスピンを喫し、これを避けるためにクラス4番手まで順位を落としたが、1時間を経過してクラストップに復帰。その後スタートから1時間半を過ぎて雨脚が強まりウエットコンディションとなる中、フルタイム4WDの優れた安定性を発揮してST-1クラスに分け入る総合6番手に浮上。一時は総合4番手を走る快走を見せるとともに、序盤のハブトラブルで後退した阪口良平(CMSC山形)選手組三菱ランサーに代わってクラス2位に浮上した和田久選手組三菱ランサーとの差をじわじわと拡大した。その後9時間を経過して和田久選手組はターボトラブルで後退。代わって堀田誠(CMSC山形)選手組三菱ランサーがクラス2位にポジションを上げた。その間も安定してクラス1位を堅持した木下隆之選手組は、12時間経過時点もクラストップで通過し、規定により5点の大会ボーナスポイントを獲得した。その後夜が明けると雨も止んだが、午前8時過ぎには堀田誠選手組がクラッシュにより後退。代わってターボトラブルにより大きく後退していた和田久選手組が再びクラス2位に浮上し、安定したペースで着々と総合順位を上げていった。一方、木下隆之選手組はライバル勢が次々とトラブルに見舞われる中、ブレーキローターやパッドといった消耗品の交換も含めて完全なノートラブルでクラストップ/総合5番手を走行。そのまま午後3時にチェッカーを受けた。これで木下隆之選手組は見事開幕以来負けなしのST-2クラス3連勝を達成。シリーズポイントランキング首位の座を堅持した。また、総合10位まで浮上した和田久選手組がクラス2位、燃料系トラブルで序盤に大きく後退した三好正己選手組三菱ランサーエボリューションワゴンが健闘してクラス3位に入賞。レース終盤にトランスミッション交換を行った堀田誠(CMSC山形)選手組がクラス4位、阪口良平選手(CMSC山形)組がクラス5位、岩月辰文選手組がクラス6位と、三菱ランサーは参加した6台全車が完走した。なお、総合優勝は飯田章選手組のトヨタ・スープラ (GTクラス)であった
~ラリーアートより引用~
Posted at 2007/07/19 02:07:58 | |
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