こんばんは、きょうこさんです。
本日は映画レビューで、作品はスタジオジブリの「風立ちぬ」です。
さあレビューを、と思ったのですが、「堀辰雄と堀越二郎に敬意を表して」という作品だけに、純文学的な感じを受けた126分でした。
「飛行機を夢見る少年」が、やがて「飛行機の設計家になることを夢見る少年」となり、実際の「飛行機の設計家」となり、零戦の開発に携わっていく、というのが全体の流れでした。
その、飛行機設計家としての半生を縦軸に、関東大震災以降、世界恐慌、革命、ファシズム、そして戦争へと至る時代を横軸に進むストーリーです。
「夢を形にしていく」という点では、主人公の堀越二郎の声を、庵野秀明監督が充てたというのは一番理に適っているところでした。
もとは、宮崎駿監督が、趣味で考えていた漫画を、鈴木Pが映像化しようとしたところから始まった企画らしいので(パンフレットにあります)、大衆向けではなく、宮崎監督が「自分の本当に作りたいものを映像化し、その中に自らの主張を組み込んだ」ものかな、と思います。
戦う主役となる人たちではなく、一見脇役的な人たちにスポットを当て、「戦争とは何か」「人が生きること」「人間の希望と絶望」という宮崎作品のテーマを扱ったもの、とも言えそうです。
「風の谷のナウシカ」の漫画版を読んでから、宮崎作品=生命讃歌、というテーマを(勝手に)想像するようになった自分にとっては、今回の「風立ちぬ」は異色作なのかな、と感じました。
※ 劇場内にあったチラシ
1.「劇場版 中二病でも恋がしたい!」(9/14公開)

「闇の力、解放」どんだけ厨二なのでしょうか・・・ 六花VS黒猫、果たして勝者は?(という話なら余計食いつきますが)
2.「劇場版 空の境界」(9月/28公開)

今BSでやっている「空の境界」を見て、劇場へ、というところですね。
まあ、9月28日なので、それまでの予習はばっちり出来そうです。
「ガルパン」劇場版、清水に来ないかなぁ・・・
Posted at 2013/07/25 23:55:44 | |
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