
うちの子どもたちが通う小学校は食育に力を入れており、小学校の裏庭を畑にして野菜や米をつくり、それを地元の産直市で販売しています。その売上で肉を買い、全校で給食づくりをしたり、地元の方にお手伝いいただき味噌やとうふをつくったりしています。
今回はその一環で5、6年生が弁当づくりに挑戦しました。
・当日お家の人に手伝ってもらったり、助言をもらってはいけない
・冷凍食品はもちろん使ってはいけない
・家族との事前の練習、レクチャーはOK
というルール。
うちの息子も今朝4時に起きて弁当をつくりました。
私は下のキッチンから聞こえてくる「トントントン」という包丁の音や「ジュー」というフライパンの音を聞きながら布団でウトウト。
作り始めてから1時間。
見事手作り弁当が完成しました。
盛り付けもばっちり
命名「がっつりしょうが焼き弁当」(弁当箱は私(父親)のなのでデカいです)
メニュー
・豚のしょうが焼き(しょうがは包丁でみじん切り)
・にんじんとピーマンのしょう油炒め(私はにんじんの細切りなんて最近やっとできるようになった)
・スクランブルエッグ(息子は「バターたまご」と言っている)
・ソーセージ
・ミニトマト
・ブロッコリー
・ごはん
・食べるラー油のふりかけ(大好物)
・キウイ
・みかん
・パイナップル(みかんで隠れている)
事前にお母さん(妻)と練習をしていたので、当日は何も見ずにスムーズに作れたようです。
後片付けもやっていて素晴らしいー。
ついでに私の分のお弁当も作ってくれました。
もったいなくて食べられないなーと思いながらもさっきペロッと食べてしまいました。
お母さんの弁当に負けないくらい美味しかったです。
今回、息子はお母さんの大変さが少しわかったようです。
うちの子どもたちは近所の子たちと集団登校しているのですが、その中に5、6年の姉妹がいます。
その子たちに「台所は2人でどうやって使うの?」と聞いたら、2人でうまく使うとのこと。
「じゃあ弁当の中身は同じなの?」と聞くと「ううん、違うよ」と返事。それぞれ考えたお弁当を作ったんだね、失礼しました。
自分で作ったお弁当は格別でしょう。みんなそれぞれどんな思いでお弁当を食べたのかな?
小学校の教室で子どもたち同士が「お弁当に何入れた?」とか「どうやって作った?」「○○がうまくいったよ」なんて会話が飛び交うのってすごいと思いませんか?
食糧自給率40%の日本。フードマイレージがたくさんの食材を使った食べ物が簡単に手に入り、それを食べ残してしまうという日本。片や今日一日をどうやって生き延びようか苦労している人がいる世の中。
野菜はお店で簡単に買えますが、その野菜を実際に植え、育て、どうやったら虫が来ないようにできるか考える。食べるって本当はとても大変なことなんですよね。だからありがたくおいしくいただけるんですよね。校長先生は本当は小学校で家畜を飼ってそれが肉になるまでを教えたいと言っておられましたが、さすがにそれはいろいろと難しいのでやっておられませんが、われわれ人間は命をいただいて成長している、だから「いただきます」って言うんだよ、命は大切なんだよということを子どもたちに伝えたいのでしょう。
本当はそれぞれの家庭で教え、伝えないといけないことなのですが、小学校の先生方に本当に感謝です。
弁当づくり、次回は3学期にあるそうで、その時は大好物のえびフライ弁当にチャレンジするそうです。
我が子たちよガンバレー。未来は明るいぞー。 われわれ大人もコンビニばっかり行ってないでガンバレー。
Posted at 2012/11/27 13:05:10 |
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